小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

政権交代

2009-08-31 03:00:15 | Weblog
 政権が変わった。
 が、なんか、後味がすっきりしない。
 政権交代は起こらなくてはいけない。が、根拠をもって、不安のほうが大きい。
 しかし、これが今の日本のレベルだからしかたないのだろう。
 みなが、厳しい目をもって政治家を育てていかなければいけない。
 
 今回、私は、かなり難しい選挙区で、かげながら心底応援していた尊敬する人が当選したことが嬉しかった。そこは、風が吹いたからではなく、本人の力があってこそ当選したと言える選挙区。次の選挙で淘汰されることはない実力とハートのある人が当選してくれて良かった。

 その人は、人として、政治でも言論でもリーダーシップをとっていこうとする者の「誇り」というものを示唆してくれた恩のある人だ。
 ある人生の岐路にたった時期、その人の助言がなければ、誤った判断をしていたかもしれない。
 また、お世話になっている人柄の優れた人も比例でなく選挙区で当選して、それも良かった。

 どこの選挙区も、そういう「良い玉」が欲しいところだが、そうもいかない。優秀な人材が選挙に出られる仕組みを早急に作らなければならない。
 民主党には、おごることなく謙虚に積極的に頑張ってもらうしかない。

 若い世代の政治への関心が高まったことも、一歩、前進だ。
 しかし、表面的なことに騙されないよう、きちんと、報道していく役割を、これからも担いたい。
 都議選もそうだったが、自民党の落選者は、落ちるべくして落ちているだけだと思う。これまでの政治もあるだろうが、それよりは、ご高齢で世代交代を図らなかったのが敗因だろう。いくら人並みはずれた体力があっても、そろそろ、いいんじゃないかなぁという面々が多いのだ。そして、民主党は風だけで通った人も多いように見えた。これは、小泉チルドレンと同じ末路をたどるだけだから、これから大変だ。思うに、力のなさが露呈するか、本当は国政に出たい身内の党の地方議員の邪魔が入るだろう。(いずれ国政を狙っていた地方議員が多いのに、若い国会議員が落下傘的に当選すると、ポストが空かず、いろいろ面倒なことが起きるという意味)
 実際、よく知る某選挙区をたまたま訪れた時、民主党のスタッフは本人がいないつじ立ちでは、まるでやる気なし。最年少当選した地方議員は、上から目線で演説。道ゆく人は、もらったマニフェストをすぐにゴミ箱に捨てていた。
 候補者が当選したからよかったが、支えるはずのスタッフがひどい有様だと思った。そういう選挙区で立つと、のちのち、苦労する。が、これこそ自己責任。国政を狙う人は、そんなこと気にしない。


 とはいえ、民主党は、委託問題について本気度が高いので、そこは、ガンガンやって欲しい。国の委員会なども、メンバーの総入れ替えが必要だ。御用学者とひも付き企業やNPOなどが一掃されることを非常に期待している。

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