遅ればせながら、11月25日に発表された社人研の第14回出生動向基本調査。
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14_s/doukou14_s.asp
各紙が結婚「しない」から「できない」と報道。経済要因に注目した。
これは、かなり前から私も着目しており、2005年2月 週刊エコノミストの特集で「結婚できない」男の現実(2月15日号)を企画し、若者が雇用の不安定から結婚できない現実を指摘した。シリーズ化した「娘、息子の悲惨な職場」の前夜である。
当時、取材による実感値には確信があったが、なかなかマクロデータがなかった。が、探せばあるもので、慶応大学の樋口美男先生らの研究データがおそらく唯一の、少なくても信頼できるごくまれな調査だった。
何かを言い出す時、ミクロの問題にマクロのデータがないとなかなか説得できない苦労がつきものだが、そうした問題を言い出し、言い続けることは大事だ。やがて必ず世論となる。
そうした、普段感じる素朴な疑問という感覚を大事にしていきたい。
たまには真面目なことをブログに書いてみた。