小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

元気とやま

2007-11-30 20:24:35 | Weblog

 今日は、でがけに大量の鼻血が出て、午前の元気とやまに行けなかった 元気とやまとは、富山県が行っているUターンセミナーで、まだ秋口なのに、たくさん学生が来ていた。去年も行って、そのなかで何人かの学生さんに声をかけて、その後、内定が出たこに取材をして、エコノミストの特集中に記事として出したことがある。(独立後に作った特集「娘、息子の悲惨な職場Part6」にて)

 今回は、午前中が行けなかったものの、午後の部の地元企業が開催した合同会社説明会に顔を出させてもらって、これがまた、面白かった。で、何人かの学生さんに声をかけていったら、なーんと、去年ここにいた子でその後取材した子が見学にきていたのだ!いやー、嬉しい出会い!

 なんか、記者やってて良かった、と思ってしまった。

 先週から死ぬんじゃないかと思うくらい疲労困憊していたが、とっても爽やかな気持ちになった。あぁ、ありがとう、元気とやま。
 おかげで、私も元気になったよ

 今日、気づいたことが。

 そんな気分で駅まで歩いたり、電車に乗ってから、なんとなく、紅葉が綺麗だなーと、つくづく思った。今年の紅葉は綺麗なのだろうか。

 いや、きっと去年も綺麗だったんだろう。しかし、去年の私にはその景色が目に入らなかったのだ。
 去年の今頃は、とてつもなく精神的に疲れていた。
 ちょうど、かなり本格的に会社を辞めようと思っていた時だ。
 当時、特集「娘、息子の悲惨な職場Part5」を作っていた。

 いやー、しかし、仕事の多さや忙しさは全くといっていいほど変わらないか、以前より忙しいくらいなのだが、全てが楽しい!人間、精神的な辛さは耐えられないけど、体力さえあれば物理的な忙しさは楽しむことができる。
 それを今日、紅葉が綺麗だと思った自分を振り返って、改めて感じてしまった。

 取材を通して思うのだが、人間、コツコツと坦々と目の前の仕事をやっていれば、いつか必ず報われる。もし、報われないと思うなら、どこかに内的な原因や外的な原因がある。内的な原因なら、自分に甘えず頑張る。外的原因なら、虎視眈々と転職なり独立を心のなかで念じて、目の前のことに精を出すことだと思ったりする。
 そうやって、ひとつのことに自信がもてるようになると、自信がつくから、強くなれる。すると、負のスパイラルから脱することができるような気がする。

 今日、元気とやまで、たくさんいる学生の顔を見ていて、「あー、この子だったら、企業が欲しいだろうなぁ」っていう子は、ぱっと表情が輝いていて、一生懸命ひとの話を聞いていたり、質問したりしていた。

 目力は、やる気と努力で養われる気がした。


 
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