以前、ふと、おみくじを引いたら、こんなことが書いてあった。
木馬嘶く(いななく)べからず。
石牛奔る(はしる)べからず。
吉田松陰
その意味といえば、、、
木の馬や石の牛は、すがたは馬や牛でも、鳴くことも走ることもできない。
人間でも、自覚もなければ、意思もなく、努力もないものは、かたちは人間でも、木偶の坊(でくのぼう)だ。
人間なら、心があり、魂があり、血もあり、涙もある。理解もあれば、思いやりもある。美しいものを美しいと感じ、正しいものを正しいと思い、手を取り合って共に喜び、共に悲しむ。大事なことには、私を忘れて献身する。
いかに発達したロボットでも、そのようなものは存在しない。
それを読んで、大きく、うなづいた。
これが、生きることそのものや仕事の神髄だ。