小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

みおしへ

2015-12-23 02:48:02 | Weblog

 以前、ふと、おみくじを引いたら、こんなことが書いてあった。


 木馬嘶く(いななく)べからず。
 石牛奔る(はしる)べからず。
 吉田松陰


 その意味といえば、、、

 木の馬や石の牛は、すがたは馬や牛でも、鳴くことも走ることもできない。
 人間でも、自覚もなければ、意思もなく、努力もないものは、かたちは人間でも、木偶の坊(でくのぼう)だ。
 人間なら、心があり、魂があり、血もあり、涙もある。理解もあれば、思いやりもある。美しいものを美しいと感じ、正しいものを正しいと思い、手を取り合って共に喜び、共に悲しむ。大事なことには、私を忘れて献身する。
 いかに発達したロボットでも、そのようなものは存在しない。


 それを読んで、大きく、うなづいた。

 これが、生きることそのものや仕事の神髄だ。