クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

曲がたくさん

2013-10-21 | 上の娘ごと

またまた久しぶりの更新になってしまいました。

すみません。

土曜日、上の娘は午後からK先生のレッスンが入っていました。

後期実技試験で弾く予定の曲、サン・サーンスのコンチェルト3番第1楽章と

前期実技試験で第1楽章のみ弾いたシベリウスのコンチェルトの第2楽章を、

なんとかギリギリ譜読みを終えた時点で持っていきました。

まだまだ先生に見ていただけるレベルではなかったので、

「レッスンが憂鬱すぎるー」

「行きたくないー」

「せめて、もう一日あったらよかったのにー」

と、うだうだ愚痴をこぼしながら出かけました。

現在、文化祭で披露する予定で、友達と組んでいる室内楽が4曲、

室内楽の授業で練習中の曲が1曲、

オーケストラの授業で練習中の曲が2曲。

抱えている曲が多いので、レッスン日程、授業日程、合わせ練習日程を踏まえた上で、

しっかり計画立てて練習しないと、混乱してしまったり、間に合わなかったりします。

実に大変そうだ。

さらに、ピアノ科・ピアノ演奏家コースの生徒達が選択する「伴奏法」の授業で、

ヴァイオリンを弾いてほしいと、先生からお願いされているとか。

1回の授業だけかと思いきや、後期分の全授業だそうで、

毎回80分間、ピアノ伴奏の練習のために何度も弾き続けるらしい。

「それって、めちゃくちゃ大変じゃない!」

と私は言ったのですが、本人は引き受けるつもりのようです。

まあ、娘にとっても勉強になることは多いでしょうし、

大切なつながりができるのも確かですけどね。

でも、大変なことのほうが多くないか?

あ、そうそう、ヴァイオリンのコンディションが悪かった件ですが、

結局、コンクールの本選が終わった翌週の日曜日に、修理をお願いしました。

「魂柱」を交換してもらうことになりました。

名前からわかるように、非常に重要な部分なのです。

ヴァイオリンの音を左右しているといっても過言ではない心臓部分。

明らかに音が出なくなっていたのは、ここの不具合から来ていました。

実技試験やコンクール前に修理できればよかったのですが、

楽器を預けなければならないので、そうそう簡単にはいかないのです。

今も入院中で、明日引取りに行く予定です。

預けなければいけない状態の時は、工房のTさんの楽器をお借りします。

今回は、イタリア・クレモナ製の楽器。

王道です。

が、オールドではなく、比較的新しいものだそうです。

とはいえ、300万円!ということなので、非常に恐ろしいです。

高校生に、さくっと貸すレベルのものではないですよね。

ああ、本当に恐ろしい。

普通に毎日背中に背負って、学校に持って行ってます。

どうか、無事にお返しすることができますように。


えーと、今日はなんか途中から話がずれてしまったわ。

書こうと思っていたことが書けなかった。

うーん、明日書くかもしれないし、書かないかもしれないし、

全く別のことになるかもしれないし。




ヨーカドーに買い物に行ったら、こんなのがあった。

菓子パン好きとしては買うしかないよね。












カボチャ&ディズニーシリーズ



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コンクール本選結果 その2

2013-10-17 | 上の娘ごと

台風26号、大きな爪跡を残しましたね。

皆さんがお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか。

私が住む地域はわりあい平穏だったように思うのですが、どうだったんだろう。

マンション住まいなので、風や雨の音はほとんど聞こえず、

カーテンを閉めて寝てしまえば、いつも通りの静かな夜でした。

翌朝6時前に起きて、窓を開けたら、

雨は止んでおり、風だけがやたら強く吹いていました。

娘たちが通う高校からは、前日午後には早々に臨時休校のメールが届いていました。

夫はいつものように6時40分ごろ家を出ましたが、

問題なくスムーズに会社に到着したそうです。

が、神奈川、千葉方面から通勤してくる同僚はこぞって大遅刻だったようです。


さて、気持ちが浮上しないまま、コンクール本選当日を迎えた上の娘。

実技試験からちょうど1週間が経っていましたが、

この1週間は残念ながら無為に過ごしてしまいました。

練習は続けていたものの、いまひとつ身が入らず。

最後の追い込みも出来ず仕舞い。

そうなると、もう結果は見えていましたが、

案の定、本選で撃沈。

全国大会進出は成りませんでした。

まあ、当然の結果です。

そもそも、K先生はこのコンクール参加をあまり快く思っていらっしゃらなかったですし。

K先生は、権威あるコンクールを1年がかりで準備して挑戦すべきというお考え。

そのお考えはもっともです。

が、娘の場合、だらけがちな2ヶ月に渡る長い夏休み、

モチベーションを高く保つためにも、このコンクール挑戦は大きな意味がありました。

実際、夏休み中に行われた予選は、それを目標に頑張れたので、

かなり意義があったと思います。

今回、シベリウスのコンチェルトという身の丈以上の難曲に挑戦して、

たくさんのことを学べたし、たくさんのことを反省することができました。

また、初めて、「悔しい」という思いを体験することもできました。

きっと、この先の成長に繋がることと思います。

早くも後期実技試験の曲も決まりました。

サン・サーンスのヴァイオリンコンチェルト3番。

昨年、K先生門下発表会で、サン・サーンスのヴァイオリンコンチェルト1番を弾きました。

こちらは、K先生はお好きなようなのですが、日本ではかなりマイナー。

3番は王道です。

今年9月末に出版販売されたばかり、出来立てほやほやの、K先生編集の楽譜を

10月初めにK先生ご本人から手渡されました。

早速練習を開始しました。



コージー、ハロウィン限定、えびすかぼちゃのシュークリーム。






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コンクール本選結果

2013-10-15 | 上の娘ごと

8月に上の娘が参加した某クラシック音楽コンクール。

その東京本選が、5日土曜日に行われました。

娘の出番は、午前の部の最後。

今回はもちろんドレスを持参しましたよ。

予選の時は、制服で参加してしまい、ちょっと浮いていましたからね。

予選同様、ロビー受付に演奏順の表が貼り出されていましたが、

今回も名前は明記せず、番号、学年、曲目のみ。

このコンクールとほぼ同時期に行われている、

学生向けとしては日本で最も権威ある難関のクラシック音楽コンクールがあるのですが

(ちなみに、Sくん2位入賞のコンクールは一般向けで、学生向けよりもさらに上の最難関)、

その高校生の部 第2次予選の課題曲が、「サラサーテ カルメン幻想曲」。

今回、この曲を弾く子が6人もいました。

その6人は確実にかなり上手いはず。

勝ち目はないわー

娘が弾く曲は、シベリウスのコンチェルト。

先日の実技試験と同じ曲です。

実はもう、試験結果が出た時点で、娘のモチベーションはすっかり下がっていました。

自分の今の実力では、シベリウスのコンチェルトを弾くことはできても、

決して弾きこなすことはできない。

完璧を要求されるコンクールで、この難曲を弾くのはそもそも無謀というもの。

実際、このコンクールで弾くために選んだ曲ではないですし。

だからもう、本選数日前から、ほとんどやる気が感じられなかった。

戦意喪失。

私も娘の姿勢を見て、あー、これはもう、全然だめだわーと思いました。

でも、最善は尽くしてほしい。

今のできる限りを出してほしい。

が、さらに娘の気持ちを激しくダウンさせる問題が発生。

ヴァイオリンの調子が悪くなってしまったのです。

実技試験の1週間前に、いつもお世話になっているヴァイオリン工房で、

ナット部分の不具合を修理してもらったのですが、

その時に、非常に大切な部位であり、音色を左右する

「魂柱」がかなり危ない状態だと言われました。

修理するにはヴァイオリンを預けないといけないので、

試験直前だったその時は無理だったのです。

その頃からすでに、音に陰りが見えてきましたが、

それが進み、コンクール前には明らかに悪くなっていました。

弾いていても、いつもの音が出ないから、余計にやる気を無くすというループ。

結局、気持ちが浮上することなく、そのまま本番を迎えました。


続きはまた明日書きます。




スーパーに行くと、必ず菓子パンのチェックをしてしまう私。









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実技試験の結果 その2

2013-10-11 | 上の娘ごと

さて、上の娘の方です。

実は3年生の実技試験の結果は、他学年よりも少し早めに出ていました。

推薦試験における校長面談との兼ね合いがあったからのようです。

何を聞かれるんだろうと娘もドキドキして臨んだ校長面談でしたが、

音大進学の意思の確認をすると、

後はもう、どうでもいいような世間話をして早々に終了だったとか。

娘、拍子抜け。

そんなんで校長面談の意味はあったのかしら?

成績の悪かった生徒は、厳しくお仕置きされて、

面談時間も長かったというから、まあ、大丈夫だろうとは思うけど。

それよりも、娘にとって重要なのは、実技試験の点数!

成績表よりも先に、実技試験の結果を受け取った日、

娘はショックを受けて、悔し涙を流しました。

娘が泣くのは珍しいことです。

帰りの電車の中で、私とLINE。

思っていたよりも点数が伸びなかったことを告げて来ました。

何回かやり取りをしているうちに、沸々と悔しさがこみ上げて、

電車の中であるにもかかわらず、涙、涙

娘にしてみれば、身の丈以上の難曲に挑戦して、

悩み苦しみながら頑張ってきたという自負があり、

実際、少しずつ着実に技術的にも音楽的にも上達しているという手応えも感じていました。

私もそれは認めるところです。

試験本番でも、大きな失敗はしなかったし、それなりに力を出せたと言っていました。

でも、点数に反映されなかった。

決して悪い点ではないけれど、期待していた点ではなかった。

これまで、挫折なしで、とんとんと階段を上ってきた娘の初めての悔し涙。

家に帰ってきてからも、再度泣きました。

少し落ち着いてから、お2人の先生にもメールしました。

お2人とも揃って、「点数は気にするな。」と。

K先生に至っては、「試験の点数は運だから。」と。

今回、お2人とも審査員にいらっしゃいませんでした。

審査の内情をよくご存知のお2人ですから、そんな風におっしゃるのかもしれません。

涙した翌日には、娘は冷静に試験当日の自分の演奏を振り返ることができました。

「やっぱり、あの曲を弾きこなすにはいろいろ足りていなかった。

 全体の完成度も、細かい部分も、まだまだ全然足りていなかった。

 だけど、やらなければ良かった・・・という後悔はない。

 あの曲に挑戦したことで、すごく頑張れたし、上達したことがたくさんあった。

 また2年後くらいに挑戦して、その時には絶対弾きこなせるようになりたい。」

そうよ、そうよ、その通り。

あの「シベリウスのヴァイオリンコンチェルト」ですもん!

そんな簡単に弾きこなせるわけがない。

何度でも挑戦すればいいと思うわ。

・・・というわけで、落ち込んだのは結果を受け取ったその日のみ。

翌日にはすっかり吹っ切れて、

前日の、あのかつてなかった激しい悔しがり具合はいったいなんだったんだろう??

ってくらいの晴れやかさ。

立ち直り早いわー

でも、いつも温和な上の娘が今回あれだけ悔しがることができたのは、

良かったなと思います。

そういう気持ちも大切。

きっと次に繋がると思います。

頑張れ!上の娘!



娘と同級生で、

例の日本で最も権威あるクラシック音楽コンクールに高校2年生にして2位入賞のSくん。

彼は着々と大きな演奏活動をこなしていますが、

先日は本場ロシアにて、チャイコフスキーのコンチェルトを演奏してきたらしい。

もはや雲の上の人。

その彼のロシア土産。



紙袋に自筆で、○○○ちゃん(うちの子の名前ね)と書いてあったのが微笑ましいわ。



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実技試験の結果

2013-10-09 | 下の娘ごと

昨日は、娘たち、揃って成績表を持ち帰ってきました。

2人とも、一般教科、音楽教科、担任所見、共にまずまずといったところ。

上の娘にとっては、今回の成績は大学推薦を決める重要なものでしたが、

ヴァイオリンに直接関わる、専攻実技、オーケストラ、室内楽、

この3つの評定をきっちり押さえていたのでホッとしました。


さて、まずは下の娘の方。

音大付属高校に入学して初めての実技試験。

緊張から早いパッセージで指が転んでしまい、

尚且つ、いつもE先生から言われている「自分の音を聴く」という大切なことができず、

失敗に終わった・・・と落ち込んでいました。

にもかかわらず、昨日は晴れやかな顔で帰ってきました。

「先生に褒められた!」

・・・なるほど、そのパターンですか

そんな気もちょっとしてたわ。

試験直前のレッスンで、

「そんなんじゃ50点よ!」と先生から叫ばれたのがプチトラウマになっていた娘。

本当に50点だったらどうしよう

と半ば本気で心配していました。

大きなミスはしてないんだから、その点数になることはないと思うよー

とは言っておきましたが、

本人、ダメだった感からなかなか浮上できず。

ところが、ふたを開けたら、決して悪い点数ではなかった。

むしろ、良かった。

昨日はちょうど、E先生のレッスンが入っていました。

なので、E先生の前で、点数を伝えることができました。

この時点ではすでに先生もご存知だったと思うのですが、

いずれにしろ、生徒の方から先生に結果や点数を伝えるのは礼儀です。

E先生、

「あら、良かったじゃない!」

と笑顔。

「やっぱり音が良かったのよ。」

これこれ、これなんです。

この「音」。

これがよくわからない。

試験を受けた生徒は全員、試験会場に設置してある同じピアノで弾いたわけです。

ヴァイオリンのように、自分の大切な楽器で弾いたわけじゃない。

まあ、仮にヴァイオリンの試験も、全員同じヴァイオリンで弾いたとして、

その場合も、ヴァイオリン自体弾く人を選ぶので、

素晴らしい音を出せる人もいれば、残念な音になる人もいる。

ヴァイオリンは、素人の私にもある程度わかるのです、音の違いが。

娘達と一緒にずっと関わってきたからかな。

だけど、ピアノの音の差はよくわからない。

E先生は最初の頃から、娘の音を褒めてくださっていましたが、

どうもピンと来ない。

受験の時、E先生のお隣にいらした審査員の先生も、娘の音を褒めていらしたと、

後から伺ってびっくりしました。

今回の試験でも、指が転んでしまったという明らかなミスがあっても、

この点数を取れたということは、E先生のおっしゃる音の良さによるものなのだと思います。

そしてそれはかなり重要なことで、聴く人が聴けばすぐにわかるというもののようです。

出したくても出せない音でもあるようです。

問題なのは、本人が全く自覚していないということ。

自分の意思とは関係なく、元々持っているものだけで弾いている感じ。

これからどんどん技術を磨いていかないといけないのですが、

大丈夫なのだろうか。

どうにも上昇志向に欠ける。


11月末に行われるE先生門下発表会。

ショパンのワルツを1曲弾く予定で、現在練習中ですが、

「これだけじゃちょっと寂しいわね。もう1曲増やしましょ!」

とE先生。

なんと、ショパンのワルツを2曲弾くことになってしまいました。

娘が萎えているのは言うまでもありません。



近所のパン屋さんの秋の新作、マロンxマロン。





栗あんとマロンクリームがたっぷり。






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