クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

実技試験の結果

2013-10-09 | 下の娘ごと

昨日は、娘たち、揃って成績表を持ち帰ってきました。

2人とも、一般教科、音楽教科、担任所見、共にまずまずといったところ。

上の娘にとっては、今回の成績は大学推薦を決める重要なものでしたが、

ヴァイオリンに直接関わる、専攻実技、オーケストラ、室内楽、

この3つの評定をきっちり押さえていたのでホッとしました。


さて、まずは下の娘の方。

音大付属高校に入学して初めての実技試験。

緊張から早いパッセージで指が転んでしまい、

尚且つ、いつもE先生から言われている「自分の音を聴く」という大切なことができず、

失敗に終わった・・・と落ち込んでいました。

にもかかわらず、昨日は晴れやかな顔で帰ってきました。

「先生に褒められた!」

・・・なるほど、そのパターンですか

そんな気もちょっとしてたわ。

試験直前のレッスンで、

「そんなんじゃ50点よ!」と先生から叫ばれたのがプチトラウマになっていた娘。

本当に50点だったらどうしよう

と半ば本気で心配していました。

大きなミスはしてないんだから、その点数になることはないと思うよー

とは言っておきましたが、

本人、ダメだった感からなかなか浮上できず。

ところが、ふたを開けたら、決して悪い点数ではなかった。

むしろ、良かった。

昨日はちょうど、E先生のレッスンが入っていました。

なので、E先生の前で、点数を伝えることができました。

この時点ではすでに先生もご存知だったと思うのですが、

いずれにしろ、生徒の方から先生に結果や点数を伝えるのは礼儀です。

E先生、

「あら、良かったじゃない!」

と笑顔。

「やっぱり音が良かったのよ。」

これこれ、これなんです。

この「音」。

これがよくわからない。

試験を受けた生徒は全員、試験会場に設置してある同じピアノで弾いたわけです。

ヴァイオリンのように、自分の大切な楽器で弾いたわけじゃない。

まあ、仮にヴァイオリンの試験も、全員同じヴァイオリンで弾いたとして、

その場合も、ヴァイオリン自体弾く人を選ぶので、

素晴らしい音を出せる人もいれば、残念な音になる人もいる。

ヴァイオリンは、素人の私にもある程度わかるのです、音の違いが。

娘達と一緒にずっと関わってきたからかな。

だけど、ピアノの音の差はよくわからない。

E先生は最初の頃から、娘の音を褒めてくださっていましたが、

どうもピンと来ない。

受験の時、E先生のお隣にいらした審査員の先生も、娘の音を褒めていらしたと、

後から伺ってびっくりしました。

今回の試験でも、指が転んでしまったという明らかなミスがあっても、

この点数を取れたということは、E先生のおっしゃる音の良さによるものなのだと思います。

そしてそれはかなり重要なことで、聴く人が聴けばすぐにわかるというもののようです。

出したくても出せない音でもあるようです。

問題なのは、本人が全く自覚していないということ。

自分の意思とは関係なく、元々持っているものだけで弾いている感じ。

これからどんどん技術を磨いていかないといけないのですが、

大丈夫なのだろうか。

どうにも上昇志向に欠ける。


11月末に行われるE先生門下発表会。

ショパンのワルツを1曲弾く予定で、現在練習中ですが、

「これだけじゃちょっと寂しいわね。もう1曲増やしましょ!」

とE先生。

なんと、ショパンのワルツを2曲弾くことになってしまいました。

娘が萎えているのは言うまでもありません。



近所のパン屋さんの秋の新作、マロンxマロン。





栗あんとマロンクリームがたっぷり。






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