2月に入りました。
2月1日というと、どれだけ歳月が経とうとも
自身の中学受験のことを必ず思い出します。
私は親や塾の先生の「滑り止めも受けなさ
い」という当たり前のアドバイスを、「行き
たい学校はここ1つだけだから受けない」と
振り切り、実際1校しか受験しませんでし
た。
そして合格しました。
よくもそんなことが言えたものだと、当時の
自分に今でもびっくりしますが、12歳の純粋
な目には自分の進む方向が明確に見えていた
のかもしれません。
さて、上の娘のオーディション用録画の続き
です。
表情が暗いことの最たる理由は父親との摩擦
にあると、娘が言いました。
仲が悪いわけではありません。
父親がかれこれ半世紀ヴァイオリンを弾いて
きて、アマチュアではあるもののそれなりの
腕を持ち、一家言あるがため、ついつい娘の
演奏にも口を出してしまうというわけなので
す。
娘ももういい大人ですし、立派な先生にも付
いているので、余計なことは言われたくない
と思うのは当然でしょう。
かくして、3回目の撮影には私も立ち会うこ
ととなりました。
調整役及び娘の精神安定剤代わりといったと
ころです。
当日、2人が先にスタジオ入りし、私が少し
後から入ったのですが、すでに何やら微妙な
空気が流れていました。
「ね、こんな感じになっちゃうの😢」
と、娘が耳打ちしてきました。
なるほど…
この日、私の存在はその場の空気の浄化にだ
いぶ役立ったようです。
モーツァルトのコンチェルトはモーツァルト
らしい音楽に戻ったし、その他の曲もより良
くなりました。
この日撮った録画を一次審査に送りました。
先日結果が出まして、無事通過することが出
来ました。
次は難関の二次審査に挑みます。
夫撮影のカワセミ。

