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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

どこまで飛べば防衛圏なのか給油機の必然性

2024-09-15 12:56:35 |  社会の歪みと偏見
『日本に空中給油機売却 9機分、5800億円―米政府』時事通信記事。9機も購入とは日本の飛行機はどこまで飛ばす予定なのだろうか? 日本近郊・近海だけであれば給油機など不必要だと思うのだが。この5800億円の1割でも能登震災地での復興費用に充てれば地域の経済復興なども可能かと思うが。



計算は慣れるしか無い 凄技もある『ずるい計算力』

2024-09-15 08:05:35 | 人生を「生かす」には
@一昔前までは塾といえば「習字」と「そろばん」が盛況だっが現代はPC/計算機のおかげで書くことも計算もしなくなったが、計算はビジネスでも生活でも暗算含めできる方が役に立つ。ここにある「Box暗算」「@変換」など役にたつ
ここにはないがインド式計算方法など覚えていて便利なものがある(例として)
 左数値が同じ数値の場合
・52x58=(1+5x5) / (2x8) =3016
・91x99=(1+9x9)/1x9=9009
・43x47=(1+4x4)/3x7)=2021
・123x127=(1+12x12)/3x7=15621
右側が同じ数値の場合
・56x56=5x5+6/6x6=31/36=3136
・19x99=1x9+9/9x9=18/81=1881
両方とも違う数値の場合
『ずるい計算力』斎藤広達
「概要」飲み会の割り勘の暗算、商談中の「1,200円のもの、1867ケース買ったらいくら?」の暗算、あなたはできますか? 算数・数学……を避けてきた方でも、このややこしい計算が10秒で暗算できるようになります。
ー計算方法を解く書物 
    ・計算力はコミニケーションを円滑にする
    ・計算力は先読みの力になる
ー苦手意識を腐食する最善の方法
    トレーニングで数字に触れる機会を増やし、体験を重ね、積もり積もった苦手を取り除く
    苦手意識:数字の桁数を「@変換」(一人当たり、一個あたりに変化して計算する)
「ざっくり暗算」(2桁の暗算)
    ・25x12=? 
        25x10+25x2=250+50=300
    ・32x22=?
        32x20+32x2=640+64=704
ー多すぎる桁数を攻略
    ・1万x1万=1億 (10000x10000=100000000)
    ・100x10000=?
        100+0000=100万
    ・250x1000=?
        25+0000=25万
「box暗算」
    ・42x34=? 
        40x30=1200
        1200x(40x4)=1200+160=1360
        1360+(30x2)=1360+60=1420
        1420+(4x2)=1428
        (42x30)+(34x2)=1360+68=1428
    ・43x17=? (40+3)x(10+7)
        43x10=430
        43x7=301+430=731
「@変換」
    大きな数値を「自分ごと」に変換「一人当たり、一個当たりなど」
    例:売り上げ8904億円は1億人の人口=8900円、単価@2千円とすると年間@4450
ー「平均値・中央値・偏差値」
    正規分布図(曲線グラフ)で読み取る
    偏差値とは自分の位置を測る計算式(√(サンプル数ー平均)x2+サンプル数値の列記)/サンプル数)
    例;5人の数字での偏差値(10,20,30,40,50とすると平均=30)
    √(10-30)x2+(20-30)x2+(30-30)x2+40-30)x2+(50-30)x2/5=14.1となる


「結婚に対する意識調査」必要性を感じない・賃金格差・男女平等

2024-09-14 07:47:43 | 世界の動きから見えるもの
@わが国の婚姻数は、1970 年代後半から 2000 年頃にかけて、概ね 70 万組台で横ばい 、それ以降は減少傾向にあ り、2023 年にはついに 50 万組を割り込んだ。コロナ禍以降、結婚の前提 となる出会いの場の喪失から 新たな出会いの機会を見出す動きもある。 一方で、結婚に対して慎重になる傾向は明白で、出会いから結婚までの期間の長期化が進んおり、その背景には、経済の長期低迷があり、男女とも経済的な安定を図るために、自らの経済 的地位の確立に時間を要したり、結婚に対して慎重になっており、賃金引き上げや雇用体系における男女格差を解消することが必要だ、と解説(日本総研)している。
今の政治家には実質的、現実的な経済政策が全く無い、所謂、政治家権力保持に精一杯で世界から見ても日本経済力はほとんど低水準になった。





原発事故処理日本は13年で3g vs 米国11年で130トンほぼ回収の実績

2024-09-13 12:51:00 | 世界の動きから見えるもの
『廃炉へ一歩も遠い道のり 福島原発デブリ採取 「協力企業任せ」問われる東電の主体性』産経新聞記事。事故があって既に13年が経っているが僅か3gのデブリすら回収できていない東電、政府の無責任さは改めて浮き彫りとなる。
推計880トンのデブリを政府と東電は令和33年までに全量を取り出す目標があるがまるっきり現実味がない目標だ。それとは逆に米国では、「1979年に起きた米国のスリーマイル原発事故でメルトダウンした1基の原子炉燃料が溶け落ち、約130トンのデブリが発生。米政府と電力会社が取り出しに着手したのは事故から6年後。岩石を砕くボーリング機がデブリの硬い層で破損するなど作業は想定よりも難航したが、90年には総量の99%を取り出したと言う記事から見ても日本のいい加減な発表と体質は閣僚始め東電の役員全員総入れ替えでも始まらない、かも。


「信義」を曲げる権力社会『告発者』

2024-09-12 07:51:00 | ビジネス小説
「信義ね。関口さんは、銀行員にしては珍しい考えの持ち主ですね」と経営者トップの発言。不景気になると融資側に対し銀行は姿勢態度を一変する。「貸し渋り・貸しはがし」と言われた強硬姿勢で自己保守に走り、融資側の立場など考慮しない。この小説はそんな銀行の慣行と頭取のスキャンダルでの広報の役割、銀行を守る為の行動、さらに人としての「信義」を問う、実際に起きた「プライムローン事件」「路チュー事件」を模索したビジネス小説だ。 現実、政治家、大手企業、官庁などに対する「信義」(政治家、上司、会社を守る「嘘」)が問われる事件事故が多い。それによって「嘘・疑惑」ストレスを持ったまま自殺した事件も多く、勇気を持って「告発」すべきだと誰もが思う。「悪いのは自分では無くその悪意を権力で責任を負わせた上司であり、政治家である」ことを自責はないと自覚すべきだ。
『告発者』江上剛
「概要」権謀術数が渦巻く出世争い。欲望、嫉妬、裏切りが引き起こす情報操作――メガバンクが生み出した「合併」の弊害に悩まされる広報部員・裕也のもとに、写真週刊誌が頭取のスキャンダルを入手したという情報が入る。事実確認に追われる彼が掴んだ驚愕の真相とは?密告者の狙いとは?銀行を知り尽くした著者だからこそ物し得た超リアル企業小説。
4社の銀行の統合による出世争いで起こる派閥間争い (内と外)
    実質3社に統合されたが、昔からの社風は変わらず1社が何事も大盤振る舞いで赤字を抱える。そのトップを辞任させ統合させようと画策するなかでスキャンダルがメディアによって公開される。
ー事件事故に対する広報の役割と動き
    広報担当での責任者の行動、1、当事者に直接連絡、2、統合する実質トップの社長に連絡、経営担当者を集合させ対策を練る。
ースキャンダルに対する取り組み
    不倫相手は広報担当・裕也の元恋人で報道記者であることから話が彷徨う。その背景には銀行により貸し渋り・貸し剥がしをされた不動産会社の社長がその不倫相手の兄であり、倒産に追い込まれた兄は自殺未遂、植物人間となってしまう。


上司の貪欲な権限に仕える『冬の蝉』

2024-09-12 07:42:16 | ビジネス小説
@これは、武家時代の「騙す、騙される」「仕う、仕われる」など6編の短編小説である。出世欲から家老・奉行の刺殺を計画、それも出世を望んだ本人ではなく家臣を使いその刺殺計画を果たす。その刺殺する理由の背景には、賄賂、横領と言う嘘の仕掛けを作って、あくまで悪事を暴くような計画をでっち上げ無罪の家老・奉行を刺殺したことだ。 現代社会、企業社会にもある出世欲、もしくは賄賂、横領を隠す為に上司の権限を使い部下を言いなりに動かす事件事故が多い。その背景はいつも「出世・金にまつわる貪欲さ」から善人を巻き込み私欲を稼ぐ世界を描いている。「仁義」(人の善の道徳)を意識し、欲を貪欲にさせない時代だ。
冬の蝉
坂岡真2024年9月
「概要」心の襞を巧みに織り交ぜる、独特の乾いた筆致の著者が、「死に様」をテーマに描いたオリジナル短篇時代小説集。6編ある中の2編を紹介する。
ー「逆月」出世に惑わされ下手人になる
    出世に欲を出した筆頭目付が家臣を騙し、賄賂をしているという次席家老を殺害、家臣はその後殺人罪として逃げまくる。ところがそれはまるで逆で事件後、次席家老になった上司が出世の為に疑惑を持ちかけたことが明る煮になり、再び次席家老を刺殺する。刺殺を計画したのは同胞の二人でその一人の面が割れて追われる事になったが残ったもう一人は出世し逃げた同胞の女性を娶り子も持った。だが、同胞を思う決着は悲しい結果となる。
ー案山子 仲間の裏切り
    横領の罪で腹を切った奉行が実は家老による罠だった。その奉行の仇討に声をかけられ参画する事にした剣の達人の武士。妻には当日まで何も言わないようにしていたが、誘い出した仲間が事前に妻に耳打ちしており、敵討の当日、妻は夫がいない世は生きる甲斐がないと自殺する。覚悟を決め家老を刺殺する場所に出かけるとそこには見せかけの籠と数人の武士しかいない。ましてやこの誘いを促した本人の姿もいない。それは家老を刺殺しようとした仲間を炙り出す家老の罠で、誘った仲間が家老の計画に参画し裏切っていた、事を知る。


新たな日本の良品個人輸出『「越境ECマーケットプレイス」(輸出)』

2024-09-11 07:39:59 | 世界の動きから見えるもの
『帰国後に越境ECで日本の商品を買う訪日外国人が急増』eBayレポート。
「eBay(イーベイ)によると日本の出店者(セラー)の販売動向で、海外の人の利用が増加傾向にありインバインドの増加が影響」と言う。eBayは190カ国に展開するグローバルなマーケット・プレイス日本のセラーの越境ECを支援している。その要因は4つ:
1、帰国後に購買:日本の商品や文化に触れ、帰国後もそれらをECで買う
2、リピートでの購買:日本でのショッピング体験がよかったので、同等のものをECで買う
3、言葉の壁の克服:言葉の心配がないECで日本のものを買う
4、現地で手に入らなかった:時間がないなどで日本滞在中に買いそこなったものを帰国後にECで買う
今後、更なる飛躍するのは日本の良品「越境ECマーケットプレイス」(個人輸出)と言うことか。下記の図はその主な製品群であり近年急進(ランキング1位から3位)

労働環境が最悪である日本への外国人労働者は今後も多難

2024-09-10 12:44:46 |  社会の歪みと偏見
『激化する外国人労働者獲得競争』日本創建調査資料
「現状のままでは、2040 年には約 100 万人の外国人労働者が 不足するとみられ、経済成長が抑制される恐れがある。外国人労働者への依存度を低下させるには、①高齢者・女性の就労促進、②「労働 生産性」の一段の引き上げが欠かせない。そのために、労働市場や社会保障制度、 各種規制の改革、DX推進、成長産業への雇用シフト促進が必須であり、最重要点は所得改善が不可欠である」という解説だ。世界との大きな賃金格差は日本への労働意欲(賃金・待遇)が減退し、今後もこのままでは見込めそうもない。


旅行先・MICEビジネスの重要拠点になったベトナム

2024-09-10 07:42:22 | 世界の動きから見えるもの
『ホーチミン、アジア最優秀MICE旅行先に選出 5年連続』「ワールドMICEアワード(World MICE Awards)2024」の式典で、ホーチミン市が「アジア最優秀MICE旅行先(Asia’s Best MICE Tourism Destination)」に選出、ホーチミン市の受賞は5年連続5回目。
今世界から観光地及びMICE(ミーティング、インセンティブ、コンベンション、イベント)で脚光を浴びているのはベトナム・ホーチミンだ。為替相場からも物価は安く、経済力も強く産業を急激に成長させているベトナムは日本にとっても格好(観光地・MICEビジネス)の国だ。
実際の航空運賃(成田・ホーチミン往復 エコノミークラス)




北条家の敗北要因を知る『小田原合戦』

2024-09-09 07:44:17 | 歴史から学ぶ
北条家の敗北要因:北条氏は広大な領土関八州での佐竹氏や宇都宮市などと攻撃・協定・和睦・敗退の繰り返していたこと、また最後まで家康との協定を堅持させたいと思ったが秀吉の人質(家康への秀吉の妹・母を人質に出し家康が秀吉の配下)で強力な人脈補強不足で協定がぐらついた。更に伊達政宗からの支援が無くあっけなく敗北した経緯がある。だが、北条家の敗北の内部的根本は氏照と氏直との軋轢、氏照の八王子城を見捨て当主を欠いた弱腰戦略と小田原城での各拠点の戦力のない人質含め4万人以上が籠城していたことだ。現代、北条氏の敗北で学ぶ事は、企業の弱点は必ずや内部からの告発・抗争・派閥争いなどの要因が外的要因と重なった時に大きな動きとなることだ。それはマスメディアとの不和だったり、自我自尊が強く競争相手との不順な戦略が命取りになる事だろう。
『小田原合戦』下山治久
「概要」後北条氏はなぜ秀吉から攻略を受けたのか。小田原合戦における後北条氏の動向を近年の戦国史研究の成果をもとに解明。秀吉の天下統一戦における小田原合戦の歴史的意義を探る。
ー北条家にとっての脅威・小田原合戦への予兆
    北条家は伊豆、相模、武蔵、下総、上総、駿河、下野、上野を支配(関八州)
    北条氏政は武田勝頼に妹をとがせ織田に対抗意識を持たせる
        周りに囲まれた敵国、今川・武田・織田・徳川・関東周辺に広がった反北条軍勢
    織田が今川義元を桶狭間の戦いで破り徳川家康と同盟を結ぶ
    甲斐・信濃の守護職の武田勝頼は織田・徳川・北条で包囲され敗北(長篠の合戦)
    今川・織田・武田の3国の当主がそれぞれ亡くなり国替えの時期を迎えた
    織田は滝川一益に関東官領職を与え北条領土を攻め関東一円での勢力を拡大
    北条は甲州武田での攻めで徳川との和睦協定(徳川の督姫を北条氏直に嫁がせる)
    徳川は三河、遠江、駿河、信濃、甲斐の5カ国を領土とする大名になる
    秀吉vs徳川での長久手の戦いには北条は参画せず関東一円での佐竹らと小競り合い
    秀吉と家康の和睦で北条は脅威であったが家康の支援、伊達政宗へも同名の期待した
    北条氏直は鉄砲の装備に力をいれる(鉄砲は主に近畿地方のみで硝煙材料は輸入品)
    秀吉が関白になり真田昌幸が織田を離反し北条はこぞって家康の味方に馳せ参じる
    秀吉と家康との和睦・人質条件(妹の朝日を嫁がせ、母を人質)で秀吉の配下となる
    秀吉は全国に「惣無事令」(紛争処理・交戦権を関白が命令)で北条を押さえつける
    北条は防衛の為の小田原・八王子普請を急がせ秀吉に対しての対抗姿勢を出す
    農兵徴用命令を出すなど武器兵糧などの備蓄も万全体制を敷く
    上野の沼田城の領有権で北条氏と真田昌幸の領土策定問題が秀吉の怒りを駆った
    1589年11月24日から秀吉は北条攻めの準備を開始
        秀吉軍21万騎に対して北条軍3万42百騎(地方を入れて10万騎という説)
    秀吉による全国統一の総仕上げとして小田原合戦が始まる
        12月25日の韮山城を攻めたが長期戦の覚悟、20万石の兵糧と2万枚の黄金
        箱根峠など容易く突破し小田原城を包囲(小田原城には約10万の人が籠城)
        1590年4月27日江戸城開放など家康の快進撃、関東奥地の多くの城を陥落
        6月22日秀吉の一夜城構築・石垣城は80日で建設
ー小田原城の陥没
    5月22日岩槻城が陥落、家康は下総、上総などの諸城を陥落させた
    八王子城の城主氏照が人質をとって小田原城へ、八王子城は僅か半日で滑落
        八王子城に残った兵は4千人ほどで前田、上杉、真田の5万の大群で攻撃を受けた
    秀吉の訓戒で前田利家など一時謹慎処分となる(小さい城だけを攻撃したこと)
    小田原城主氏直と氏照との軋轢による戦略総意の仲違い
    1590年7月11日小田原城開城、忍城も、山中城も3ヶ月後開城となる
    氏政、氏照、松田憲秀、大道寺政繁は切腹、氏政は家康の督姫と離縁後、高野山へ追放
    関東6カ国を家康に与え信濃は真田、甲斐は加藤、伊達政宗は秀吉の配下となる