@「触感」は触れる感覚を観ること、聴くことから可能となる技術が生まれている、という。それは技術革新により「触感覚」を触れなくても電気等による刺激で伝達できるという。近年、バーチャルリアリティーの世界(音と映像)に「感触を任意に作り出せる技術」が加わり一気に広がり可能性を秘めている、ということだ。新たな感覚文化の創出に「テクタイル」が貢献していくことになる。(残念なのがFaceBookのコミュニティー活動が停止中だが、復活するだろうか)
『触感を作る』仲谷正史
「概要」ツルツル,ザラザラといった触感.すぐ判別できる一方,同じものなのに環境の変化によって,まったく違う感触を得ることがある.著者らは人工的に触感を再生,または自然にはない触感をつくる装置を開発.さらに工学や医療への応用だけでなく,この技術をデザインと融合させることで新しいアートの世界が広がっている(本書は2011年12月発行)
ー「触感」を感じる
人間の感覚で一番大切だと思う感覚は「聴覚」「視覚」=90%の情報処理を可能
ヘレン・ケラー:視覚・聴覚を失った屈強な精神で生きた人
「感触」は視覚情報や聴覚情報で交えて作り出される
言語やイメージ、状況、記憶などで「感触」は左右され、造られ、体験可能
オノマトペなど言語の影響は大きい
ー「テクタイル」
「触感」の技術応用(「触感」応用デバイスなどの紹介と啓蒙)
バーチャル空間上でのディスプレイー効果・技術・AR 技術への応用
心的イメージを通じて触体験を作ることが可能(観る、聴く)
ー「触感」テクタイルの未来
「美味しい料理」は今後食感に一致した音、デザイン、雰囲気等が影響する
素材(触刺激)、料理(触刺激の組み合わせ)、雰囲気(異種感覚統合)