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「真贋力」で目利きとなる方法『真贋力』

2020-04-24 08:01:09 | 人生を「生かす」には
「真贋力」とは本物か偽物かを見抜く力であるが、現代人は欠乏気味だと言う。詐欺に会う、フェイクニュースに一喜一憂するなど「自分で考えない」事が問題だとも指摘している。いわゆる「言われたままに疑いも無く従う」と言う現状が世の中に蔓延し始めていることが問題なのだ。それは情報過多に陥り、選択すらできない状態になっている事で、ここにある「情報断捨離・断絶」などによるリセットすることだ。 さらに自分自身で経験・体験(本物を視る・触る、現場に行って視るなど)する事が重要で、人にはそれぞれの感覚があり、その時の自分の感覚の感想を書き留めておくことは大切だ。 なぜあの時そう思ったのか記憶を蘇らせ、自分なりの「真贋力」をつけることだ。

『真贋力』有馬頼底
デマや詐欺、文書の改鼠、フェイクニュースに溢れる現代社会で、最も必要なのが本物/偽物を見抜く力だ。拡散された情報は真実か、取引相手は信用に足る人物か――社会の情報化が、真贋を見極めることの難しさに拍車をかけている。禅で最重要視される「体験」を通して培われた鋭い真贋力が、現代の私たちに迷いなく生き抜く術を教えてくれる。
言葉や情報の真贋を見極められない現代人
「目利き」本物と偽物を見抜く力「真贋力」が現代で必要となっている
ー「無欲」とは欲がないことではない、惑わされず、欲とどう付き合っていくかが大事、そのためには「足るを知る」=「小欲知足」 「多欲の人は利を求めること多きが故に、苦悩また多し」
ー「捨て去る」「煩悩」・「三毒」=貪欲・瞋恚・愚痴
「疑わざる、これ病なり」先入観や固定観念に捉われてはいけない、疑うことの大切さを強調する
ー人と比べることで自らを不幸にしている「嫉妬」<>「尊大」
ー言葉を鵜呑みにする習慣、現代人に欠けているのが自分の頭で考えないこと
「情報の断食」時にはパソコン、携帯電話の情報を遮断する、本当に必要な情報は案外少ない
ー「体験」の重要性「自悟自解」体験こそが真実に到達するための道
「本当の『おもてなし』」とは体裁に囚われない、変な趣向を凝らさない事
    利休は茶の湯の友に「ではその誰でも知っている様にやってみて下さい。私が客として伺って、もし本当にそれができていたら私はあなたの弟子になりましょう」と言った。
ー利休の一首「茶はさびて心はあつくもてなせよ。道具はいつもありあわせにせよ」
    「あつき心でもとなす」とはその瞬間瞬間、1日1日を大切にすると言う事
    一期一会の気持ちで臨む事 (一期一会は井伊直弼の言葉)
    茶の本質「答えを出さないことが答え」と利休が弟子たちに答えを出せる様に精進せよと遺した
ー書の真贋を見抜くためには名品、名作を多く見る事、書の手習をする事

・日本の防衛費は5年連続で過去最高を更新2019年度は5兆2574億円 ステルスF35 105機
・日本の一人当たりの食品廃棄量は世界一、年間600万トン
・掛物「掛軸」は仏道修行をした墨跡に限る。 茶の湯では「茶掛」と言う