マルセリーナ(ディープインパクト×マルバイユ-Marju)牝・08生
主:4 結:5 土:3 弱:5 影:2 質[近]:2 質[遠]:4 SP:3 ST:4 特:1(主導牝馬クロス)
合計:32+1点 クラス:2B 芝:9~12F ダ:~9~F
日本適性:□ 成長力:○ 成長型:遅め 馬場適性:芝 重馬場適性:□
○ 主導 (4)
主導は、Almahmoud5・7×7の系列クロス。しかしながら、主導たるAlmahmoudを含む、Northern Dancer5×5の中間断絶クロスや、同系列ではあるもののCrepello5×6が系列クロスを(ただし、その父Donatelloは6×7・9と世代ズレを抱えている。この評価はDonatelloを効果ありとしている)、Sir Gaylord6×5がTurn-toを伴い、ほぼ系列ぐるみのクロスを形成する等、それぞれが強い影響力を行使している。したがって主導面においての評価は高いとは言い難い。
○ 結合 (5)
主導たる、Almahmoudと6代目までに存在するクロスである、Northern DancerはAlmahmoud自身を内包するために確実に連動している。また、Sir Gaylord~Turn-toはGainsboroughを通じて(ただし、5代目に存在するTurn-to内のGainsboroughを通じてなのでかなり脆弱ではある)、CrepelloはBlenheimを通じて、Court MartialはGainsboroughを通じて、BorealisはGainsboroughを通じて、それぞれ結合を完了している。Gainsboroughを中核にしたこの連動体制はなかなかに見事だと言えるものの、9代目において結合を完了しているのは、若干の不満が残る。ただし、Princequilloは9代目までにおいて直接結合を完了していないのが惜しまれるものの、Sir Gaylordに含まれるため、間接的にではあるものの比較的良好な結合力を見てとることができる。ただし、前面でのクロスによる結合に頼った内容である事も確かで、その部分においては若干のマイナスがあるか。
○ 土台 (3)
Gainsborough15ヶで形成。単一の土台構造としては若干の不満が残るが、Blandfordが9ヶでサポートしているのは幸いか。
○ 弱点 (5)
これといった欠陥は存在しない。しかしながら、母方Mummy's Pet・Goosie-Gantletに弱点を派生させている。ただし、9代目において前者はHyperion・Nearco、後者がTurn-to・Princequilloとクロスしたのは幸いだろうか。
○ 影響 (2)
(5-8-4-3)とウインドインハーヘアを強調。比較的良好なバランスだと言えるが、Almahmoudを主導としているのであればサンデーサイレンスを強調していないのが、惜しまれる。
○ 質[近] (2)
近い世代の血の質は比較的良好で悪くはない。特に父方において良好で、底力勝負にも対応可能。
○ 質[遠] (4)
主導たるAlmahmoud自身の質は決して高いとは言えないが、Crepelloと連動したために比較的良好なAlmahmoudへと能力変換されていると考えられる。また、強い影響をもったNorthern Dancer・Princequilloも質が高い内容だと言え、底力がある内容だと考えられる。
○ スピード (3)
主導たるAlmahmoudを中核に(Crepelloと連動した為にややスタミナタイプへと能力変換している)、Court Martialが軽いスピードを補給している。父はNasrullahを持たない為に、ややスピードの引き出しにおいて不利な種牡馬だと言えるが、当馬の場合は芝向きのスピードを最大限引き出した内容だと考えられる。
○ スタミナ (4)
Crepelloを中核にした配合。Crepelloはやや世代の問題を抱えながら、系列クロスを形成し、長距離向きのスタミナを補給している。また、結合こそ弱いもののPrincequilloがスタミナを更に補給し、牝馬としては重厚な内容になっている。
○ 特別配点 (1)
主導牝馬クロス:Almahmoud
総括すると、前面において余計なクロスを多数派生させたために、シンプルさとは程遠い血統内容となっている。ここが当馬の能力限界を招いていると考えられる。しかしながら、生かされた血の質などはかなり優秀で、前述したとおり底力勝負は可能。また、欧州系を主体にした配合内容で、国内の芝では若干不利ではあるだろう。ただし、その生かされた血は非常に魅力的で、Crepello・Princequilloが上手く生かされ、Busted・Mill Reef・アーティアスなど質が高い。牝馬としては非常に重厚で成長力も兼ね備えた配合だと言えるだろうか。
主:4 結:5 土:3 弱:5 影:2 質[近]:2 質[遠]:4 SP:3 ST:4 特:1(主導牝馬クロス)
合計:32+1点 クラス:2B 芝:9~12F ダ:~9~F
日本適性:□ 成長力:○ 成長型:遅め 馬場適性:芝 重馬場適性:□
○ 主導 (4)
主導は、Almahmoud5・7×7の系列クロス。しかしながら、主導たるAlmahmoudを含む、Northern Dancer5×5の中間断絶クロスや、同系列ではあるもののCrepello5×6が系列クロスを(ただし、その父Donatelloは6×7・9と世代ズレを抱えている。この評価はDonatelloを効果ありとしている)、Sir Gaylord6×5がTurn-toを伴い、ほぼ系列ぐるみのクロスを形成する等、それぞれが強い影響力を行使している。したがって主導面においての評価は高いとは言い難い。
○ 結合 (5)
主導たる、Almahmoudと6代目までに存在するクロスである、Northern DancerはAlmahmoud自身を内包するために確実に連動している。また、Sir Gaylord~Turn-toはGainsboroughを通じて(ただし、5代目に存在するTurn-to内のGainsboroughを通じてなのでかなり脆弱ではある)、CrepelloはBlenheimを通じて、Court MartialはGainsboroughを通じて、BorealisはGainsboroughを通じて、それぞれ結合を完了している。Gainsboroughを中核にしたこの連動体制はなかなかに見事だと言えるものの、9代目において結合を完了しているのは、若干の不満が残る。ただし、Princequilloは9代目までにおいて直接結合を完了していないのが惜しまれるものの、Sir Gaylordに含まれるため、間接的にではあるものの比較的良好な結合力を見てとることができる。ただし、前面でのクロスによる結合に頼った内容である事も確かで、その部分においては若干のマイナスがあるか。
○ 土台 (3)
Gainsborough15ヶで形成。単一の土台構造としては若干の不満が残るが、Blandfordが9ヶでサポートしているのは幸いか。
○ 弱点 (5)
これといった欠陥は存在しない。しかしながら、母方Mummy's Pet・Goosie-Gantletに弱点を派生させている。ただし、9代目において前者はHyperion・Nearco、後者がTurn-to・Princequilloとクロスしたのは幸いだろうか。
○ 影響 (2)
(5-8-4-3)とウインドインハーヘアを強調。比較的良好なバランスだと言えるが、Almahmoudを主導としているのであればサンデーサイレンスを強調していないのが、惜しまれる。
○ 質[近] (2)
近い世代の血の質は比較的良好で悪くはない。特に父方において良好で、底力勝負にも対応可能。
○ 質[遠] (4)
主導たるAlmahmoud自身の質は決して高いとは言えないが、Crepelloと連動したために比較的良好なAlmahmoudへと能力変換されていると考えられる。また、強い影響をもったNorthern Dancer・Princequilloも質が高い内容だと言え、底力がある内容だと考えられる。
○ スピード (3)
主導たるAlmahmoudを中核に(Crepelloと連動した為にややスタミナタイプへと能力変換している)、Court Martialが軽いスピードを補給している。父はNasrullahを持たない為に、ややスピードの引き出しにおいて不利な種牡馬だと言えるが、当馬の場合は芝向きのスピードを最大限引き出した内容だと考えられる。
○ スタミナ (4)
Crepelloを中核にした配合。Crepelloはやや世代の問題を抱えながら、系列クロスを形成し、長距離向きのスタミナを補給している。また、結合こそ弱いもののPrincequilloがスタミナを更に補給し、牝馬としては重厚な内容になっている。
○ 特別配点 (1)
主導牝馬クロス:Almahmoud
総括すると、前面において余計なクロスを多数派生させたために、シンプルさとは程遠い血統内容となっている。ここが当馬の能力限界を招いていると考えられる。しかしながら、生かされた血の質などはかなり優秀で、前述したとおり底力勝負は可能。また、欧州系を主体にした配合内容で、国内の芝では若干不利ではあるだろう。ただし、その生かされた血は非常に魅力的で、Crepello・Princequilloが上手く生かされ、Busted・Mill Reef・アーティアスなど質が高い。牝馬としては非常に重厚で成長力も兼ね備えた配合だと言えるだろうか。
つたないブログでは、ありますが書き込みしていただけるのは、大きな励みになります。
毎年の夏の上がり馬は、私も注目しています。秋に向けて面白い配合馬がいたら、アップしていきたいと思います。あくまでも徒然なるままにかもしれませんが(笑)
また、お越しください。いつでも、お待ちしております。
マルセリーナが桜花賞を優勝して良かったですね! (^o^)/ ホエールキャプチャが優勝すれば、またIK血統の悪口を言うに人間がまた増えそうでしたから...。1Bだから、まったく走らないわけでは無いのですが.....。僚馬の、トレンドハンターが骨折してしまった今、マルセリーナの二冠orハブルバブルなどの新星のスタミナの核を持っている馬に、オークスを優勝してもらいたいものです。
血統クラシックロード2011-2012を購入しましたが、2年目のディープインパクト産駒にも、2A以上の完全にジャストフィットする馬は、居なさそうですね。マンデラの2009、マンダララの2009ぐらいに注目ですかね....。評判の高いリベルタスでも3Bでしたね。takuさんが1Aと評価されたように、私も1Aはあるのではないかと期待していたのですが....。まあ種牡馬ディープインパクトは、父のサンデーサイレンスぐらいに高打率で名馬を輩出しそうな予感がしますから、これからに期待ですね!
今回は、お願い事があってコメントを書きます。
それは2011年3月以降の3歳馬の、新馬・未勝利勝ちの馬の中から、これぞ夏の上り馬・オークス・ダービー、菊花賞・秋華賞を狙えそうな、好配合馬をtakuさんに、IK評価をして頂きたいのです!
理由としましては、①これから勝ち上がる馬の!K血統評価は、重賞勝ちをしなければ、来年の「血統クラシックロード」の発売まで待たなければならない事です。②IK血統研究所が発表しないので、私みたいに夏の上り馬に注目している人間は困っており、このサイトでいち早く血統評価して頂ければ、非常に助かり感謝する人が必ず多数いると思えるのてすがどうでしょうか?③ここ10年の菊花賞優勝馬の半数以上は、これからの未勝利戦をやっと勝ち上がった後、連勝街道に突き進んだ馬が多いことです。
とりあえず私が注目するところでは、①フルアクセル・サトノフォワードが一番手でしょうか。二番手としましては②クレスコグラント・モビール・ダイワベルべ・ニシノジャブラニですかね。
具体例としまして上記の馬を指名しましたが、選択する馬はtakuさんのご判断にお任せします。お好きな現在の3歳馬の3月以降の勝ち上がり馬の、IK血統評価をお書きください。
「血統徒然草」というこのサイトの趣旨に反し、徒然なるままに書けなくなってしましますが、月1回の更新でも有難いので、どうかご検討ください。G1勝ち馬の血統評価は休まれてもOKです。
これからよろしくお願いします。m(_ _)m またご連絡いたします。
敬具