昨日は講習会を受けてきました。来年4月から改正される建築基準法に関する実務講習会。
写真にもあるように、大きな3つの改正があります。
1.全ての新築で省エネ基準適合を義務化→建築確認においても木造平屋建て200㎡以下以外は審査対象
2.木造戸建て住宅の建築確認手続き等を見直し→審査省略の対象範囲が今までより限定されるので、確認申請に必要な図書等が多く必要になってきます。一般的な木造住宅において建築確認審査期間も今までの基本7日以内が35日以内と長くなります。
3.木造戸建住宅の壁量計算等の見直し→今までより、壁量計算等の算定がより詳細になり、それを確認申請に反映する必要があります。
私の個人的な感じではありますが、これは本当に大きな改正で、木造住宅を建てるために必要な手続きである確認申請に注ぐ時間と労力が今までの1.5~2倍くらいかかると思われます。
この改正は我々業界では知られているし、こうやって講習会も開かれてそれに参加して準備をしているわけですが、一般の方々はほぼ知れないはず。
これから住宅建設を考えていらっしゃる方々には、来年春からそういう状況がある(恐らく時間と費用が今までよりもかかる状況になると思います。)ということだけは知っていてほしいと思います。
国もそういうことになりますと一般の方々に向けてアピールして欲しいな。(こんな過疎ったブログに書いても周知されないわけですから...。)