それでは、連載第23回目は、DD51に話を進めていきたいと思います。
DD13は直6のDMF31Sを機関としますが、出力アップのためこれをV12に改設計、DML61Sが完成、これを2機搭載し、本線用大型SLを置き換えるべく設計されたのが、DD51です。機関1台で約1000PSを得られたことから、計2000PSとなり、本線用大型SLに匹敵する出力となり、大いなる期待を持って試験機は落成しました。
写真は、DD51 1号機、現在は群馬県松井田町横川駅近くの、「碓氷鉄道文化むら」にて保存されます。
位置を変えて(写真)。
同機は秋田に配属となり、矢立峠で試験されましたが、25パーミル勾配で単機での1000t貨物引き出しに失敗したため、2号機以降に反映され、同機も改造され、量産が開始されました。
SLファンが最も憎んだ機関車であったでしょうが、これも最期の時期を迎え、一つの時代の終わりを告げようとしています。
それでは、次回をお楽しみに。
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