それでは、連載第24回目は、DD51 500番代へと話を進めていきたいと思います。
DD51 基本番台は相当数製造されましたが、重連に対応しない非重連形であったため、JRにはほとんど引き継がれず、優先的に廃車になっています。
そして、程なく生産が始まったのが、重連形500番代です。多くの幹線でD51等大型SLの重連運転は頻繁に行われており、それに対応する重連形が、この番代です。正確には、500番代でも「半重連形」「全重連形」があり、半重連形は単弁で重連側の機関車の単弁を操作出来ないという問題があり、本務機で全部操作出来る全重連形があり、これは運用札に「重」が入っています。
DD51 500番代現存の最若番は548号機、北海道用の酷寒地形で、現在三笠市の「クロフォード公園」にて保存されます(写真)。幌内線(廃止)の施設を流用したのか、駅に入線した貨物列車のような様子です。
数年後の写真(写真)。これも時々塗装を補修しているようで、大体塗装は綺麗です。
四国以外の全国で活躍したDD51ですが、その割りには現存はあまりなく、注目はされていないようです。
それでは、次回をお楽しみに。
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