Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Subways#2

2012-01-25 | 鉄道写真


 名古屋市営地下鉄第2回、今回と次回で地下鉄鶴舞線関連を紹介したいと思います。


 鶴舞線は、名古屋市営地下鉄では初の軌間1,067ミリ、架線1,500ボルトの路線です(従前は軌間1,435ミリ、第三軌条600ボルトでした)。当初から名鉄豊田線、全通により名鉄犬山線と相互乗り入れを行っているため、名鉄と同規格になったのです。


 その第1号となったのが、名古屋市3000系、3101始め6連です。当初4連で落成、しかし編成替えで現在は中間に3104、3204を挟んでいます。コルゲートステンレスボディ、この姿から多くの方は、営団5000系と同様な抵抗制御と思われるでしょうが、電機子チョッパ制御です。



 3000系は、総勢23編成92両の陣容となりました。その最終編成、3123始め6連です。これも中間に3721、3821を挿入しています。



 その後の鶴舞線延伸、および6連化による編成不足に対応し、3050系が製造されました。写真はそのトップナンバー、3151始め6連です。ビード入りステンレスボディ、VVVF制御の車輌です。バブル期の電車のスタイルです。



 3050系は当初9編成52両、その後1編成6両追加され、現在10編成58両の陣容です。その最終編成、3160始め6連の写真です。



 当初増備の最終編成、3159編成は、中間に3000系3706、3806を挿入している関係で、運転台に関連装備が追加されているとのこと。車両限界は同じで幅も一致しますが、屋根が少々凸凹になっています。



 3000系も初期車が経年30年を迎え、置き換えの時期を迎えています。そこでN3000系が製造されることとなり、その第1編成は日立で落成しました。名古屋市初の日立”A-Train”、写真は甲種輸送中に、牽引機を待つ姿です。現在運転士のハンドル訓練中で、平日の昼間時間帯に時々その試運転の姿が見られるとのことです。


 N3000系の製造で、当然3000系が廃車になるわけですが、やはり一番可能性が高いのは、3159編成に挟まれる3706、3806でしょう。経年からしても一部の車輌が古いというのがネックであり、編成統一という観点からも、今後一番注視すべき編成でしょう。


 次回は、乗り入れる側の名鉄の車輌を紹介したいと思います。ご期待下さい。

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