平成20年夏休みに、湯の山線特急が期間限定で復活しました。その初日に、訪問しました。
近鉄名古屋の案内看板には、「湯の山温泉」行き特急の板は残っていました(写真)。停車駅、「桑名、四日市」の板も残っていました。
直前の12200系特急も、気分を盛り上げるべく、湯の山温泉行きに接続する名阪乙特急が使用した、「名古屋・湯の山温泉」の方向幕を掲示します(写真)。
お目当ての列車が登場(写真)。12200系、12331始め2連です。
相方は12231です(写真)。2連単独で、運用に就きます。
近鉄四日市で難波発特急と接続を取りスイッチバック、近鉄「湯の山温泉」での先頭は、12331です(写真)。通常使わない、2番線に入線です。2番線四日市方には現在も引上線が残り、定期運行当時は折り返し出発を待つ間、特急車両が待機していました。
特急右側の副票(写真)。「御在所ロープウェイ開通50周年」、「鈴鹿国定公園指定40周年」記念と書かれています。
そして列車は、再び名古屋を目指します。四日市での、折り返し出発を待つ姿(写真)。同列車は、名古屋に向け出発しました。
湯の山温泉関係者の当列車への期待は大きく、乗客全員分のタオルを用意し、ロープウェイ割引券も配布しましたが、駅から湯の山温泉方面へ向かう人はそれほど多くなく、期待するほどではありませんでした。湯の山温泉での折り返しまでそれほど時間が無く、鉄道に興味を待つ人たちの滞在時間があまり長くなかったのが、理由だと思われます。もし、湯の山の引き上げ線がまだ使えるなら、折り返しを午後にして、観光を楽しむようなダイヤにすればもう少し良かったような気もします。駅から温泉街まで少し離れており、バスまたはタクシーに乗らないと行けない、というのも遠因なのでしょうか。
翌年以降も同様のイベントが行われ、最新の22600系2連で行ったこともあるそうです(LED方向幕に登録されているのですね!)が、残念ながらその際には行きませんでした。
本年以降もあるかどうかは分かりませんが、機会があれば、行きたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。