切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(8-7)さらに効果が高い赤アザ治療の最新機種

2008年04月21日 | 8.赤アザは医療レーザーで
 最近になって、赤アザ治療でより深い病変部の治療ができる新たな機種が登場しました。それが、Vスター・シナジー・マルチプレックスです。この「マルチ」という言葉は、色素(ダイ)・レーザーとヤグ(yag= イットリウム・アルミニウム・ガーネット)・レーザー二つの波長のレーザーを交互に照射できることを表しています。ダイ・レーザーはこれまで説明してきたように、赤アザ治療に使われてきたレーザーですが、照射できるもう一つのヤグ・レーザーについて簡単に説明しておきましょう。

 ヤグ・レーザーは、美容皮フ科の分野ではシミ・ソバカスや、茶アザ、青アザの治療に使うことが多いレーザーです。最近は下肢静脈瘤や手足の浮き出た青い血管を目立たなくする治療にも使われて効果を上げているレーザーです。このことからもわかるように、静脈や濃い色のアザに反応しやすいという特性があります。

 赤アザ治療においてVスター・シナジー・マルチプレックスを使うと、ダイ・レーザーが病変血管に作用し、残った病変血管をヤグ・レーザーが作用してカバーすることができるのです。

 これまでは、Vスター・レーザーでも残ってしまった深い部分の病変部も、Vスター・シナジー・マルチプレックスで改善できるケースが増えてきました。特に赤アザ(単純性血管腫=ポートワイン血管腫、イチゴ状血管腫=ストロベリーマーク)に大きな治療効果を上げており、また、Vスター・シナジー・マルチプレックスは、毛細血管拡張症(りんご頬、酒さ)にも非常に有効です。

 毛細血管拡張症(りんご頬、酒さ)の治療では、Vスター・シナジー・マルチプレックス以外にも、ジェネシスという治療効果が高いロングパルス・ヤグ・レーザーも開発されています。