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切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(2-5)下肢静脈瘤にならないうちに早期の治療を

2007年08月13日 | 2.難治性疾患の治療は最新医療レーザーで
 最近では、足(太股、膝の裏側、ふくらはぎなど)や手の甲などに、青い静脈が浮かび上がるという症状を訴える患者さんが増えてきました。その多くは、三十代以上の女性の方です。

 こうした症状は、以前では美容師や販売員などといった、いわゆる「立ち仕事」の職業病として知られていたのですが、最近ではヒールの高い靴を履いたり、ストッキングを着ける方が増えていることもあって、一般の方にもかなりの頻度で見られるようになってきています。

 静脈が浮き出る症状は、老化と深い関係があります。老化に伴って血管の弾力が失われたりするほか、血管が詰まることで血行障害が発生し、血液が溜まって静脈がふくらんでくるのです。太り過ぎや食生活の偏り、運動不足なども、この症状を悪化させる要因となっています。

 浮き出た血管は、「見た目が気持ち悪い」「恥ずかしくて、スカートがはけない」という、美観上の悩みと直結しています。

 見た目がクモの巣状になることや、網の目状になることもありますので、こうした問題が本人にとって大きな悩みとなるのですが、医師としては健康上の問題が気になります。
 というのも、こうした方は足がむくみやすい、足がつりやすい、痛みやしびれがある、などの症状が起こりやすいからです。特に足が冷える季節になると、こうしたトラブルが起こりやすくなってしまいますので注意が必要です。

 高いヒールを履くことの多い方や年配の方は、こうした症状を放置しておくと、階段や段差などで転んでしまい、骨折やねんざなどのケガをしてしまうこともあります。
 浮き出た青い血管の症状が進行してくると、下肢静脈瘤という病気になってしまいます。実際に、わたしたちのクリニックでも、「血管が目立ってきているのですが……」と訴える方を診察や検査してみると、かなり重症の下肢静脈瘤であることが少なくありません。
 下肢静脈瘤が進行して潰瘍などができてしまうと、長期間の治療が必要になるため、下肢静脈瘤にならないうちか、なってしまっても軽症のうちに治療するほうが賢明です。

 治療の目安としては、血管の太さが七ミリ以下であれば、ロングパルス・ヤグレーザー、シナジーレーザーで改善することができます。シナジーレーザーは足だけでなく、顔や手に浮き出た青い血管も治療できますので、気になる方は一度、カウンセリングを受けることをお勧めします。


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