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切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(6-4)医療レーザーによるアトピー性皮膚炎の治療

2008年01月07日 | 6.最新医療レーザーが拓く新治療
皆様、あけましておめでとうございます
ほんねんも、どうぞよろしくおねがいいたします

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 肌がよみがえる「Cure Skin Laser(キュアスキン・レーザー)法」
 
 アトピー性皮膚炎は、花粉症、気管支喘息などと同じくアレルギー性の疾患です(また、現在では皮膚のバリア機能の異常という説も有力視されています)。乳幼児では、約三〇%がアトピー性皮膚炎を発症しているという調査結果もあり、悩んでいる人が非常に多い病気といえます。

 しかも、以前は成長とともに自然治癒することが多かったのですが、最近では成人になっても治らなかったり、再発するケースが増えているようです。

 アトピーの語源が「奇妙な」「原因不明の」という言葉であるように、現在でも詳しい病因には不明な点が多いのですが、ダニやハウスダスト、カビ、化学物質などの環境がもたらすアレルゲン、あるいは食物がアレルゲンとなっていることが多いと考えられています。近年、生活環境の変化によって、アトピー性皮膚炎の悪化因子が増えていることが、治りにくくなったり、成人での重症例が増えている一因と考えられています。

 アトピー性皮膚炎では、慢性的にかゆみをともなう湿疹ができるので、かきこわしてしまい、とびひや水イボ、ヘルペスなどの合併症をおこすことが多いので、かゆくてもかかないことに注意が必要です。
 しかし、強いかゆみを我慢することは、大きなストレスを患者さんにもたらします。そのため、アトピー性皮膚炎の治療には、かゆみや腫れ、そしてその原因となる湿疹を抑えることが重要となってきます。

 これまでアトピー性皮膚炎には、いくつかの治療法が行われてきました。

 一般的な治療法としては、ステロイド系の塗り薬があげられるでしょう。一時、民間療法業者が大々的に、ステロイド薬の副作用や抵抗力の低下を喧伝したこともありましたが、きちんとした皮膚科の医師の指導のもとで正しく使用すれば、かゆみや腫れを抑えるのに有効です。

 また、新しい塗り薬としては、免疫抑制剤が使われることも増えています。免疫抑制剤は、ステロイド薬より副作用が少ないというメリットがありますが、吸収されにくいために、ステロイド薬と併用することもあります。

 これ以外には、紫外線を照射するPUVA療法が行われることもありますが、シミや白内障などの副作用には注意が必要です。

 私のクリニックでは、副作用の心配がきわめて少なく、しかもPUVA療法より効果が高い肌の蘇生のために開発された最新の「Cure Skin Laser(キュアスキン・レーザー)法」を使うこともあります。

 また、炎症を悪化させることがないように、低出力に設定した医療レーザーを症状に応じて組み合わせて照射することで、かゆみを抑制するとともに、血行の促進や新陳代謝をよくして免疫機能を高める治療も有効です。私はこうしたコンビネーションのレーザー治療を行いつつ、ポイントで塗り薬を使う方法が、安全性と効果の面で最も有効だと考えています。


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