切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

アザやホクロ、イボもレーザーで治る

2016年02月26日 | 最新美容外科・美容皮膚科へようこそ
黒アザのなかでもっとも身近なものがホクロです。ホクロは、普通の方でも全身に千個以上はあるでしょうが、
顔や首といった目立つ部位にあるものや大きなものは治療対象になります。以前はパンチでくり貫くなど、
外科的な方法で除去していましたが、現在ではCO2(炭酸ガス)レーザーで除去するのが一般的な方法になり
ました。わたしたちのクリニックでは、術中のダメージが小さく、治療跡もきれいなスーパーフェイシャルサウンド
レーザーで治療します。イボには、黒アザが盛り上がった色素性母斑や帯状にこまかな褐色のイボができる表皮母斑、
シミのなかにできることが多い老人性イボ(脂漏性角質症)など、いくつかの種類があります
が、小さな場合はホクロと同じように、スーパーフェイシャルサウンドレーザーで異常な部分だけを蒸散させて取り
除きます。
また、スーパーフェイシャルサウンドレーザーで蒸散させたり、切除したりするには大き過ぎる黒アザやイボの
場合は、アザ・ホクロ・イボ取りレーザーを使って段階的に治療していきます。茶アザも、発症している方が
比較的多い皮膚疾患です。よく見られる茶アザには、扁平母斑と呼ばれるものと、ベッカー母斑と呼ばれるものが
あります。
扁平母斑は乳幼児のころから現れることが多く、褐色(色は濃いものから薄いものまである)の表面が平らに
なっているアザです。
一方、ベッカー母斑は思春期のころに現れてくることが多く、大きくなって表面に毛が生えてくることもあります。
古い機種で茶アザの治療を行うと、アザそのものは治っても、治療跡が目立ってしまうというリスクがありました。
現在ではアザ取りレーザーや美肌レーザーで丁寧に治療するときれいにすることができます。
ベッカー母斑で表面に毛が生えているときは、脱毛用の医療レーザーを組み合わせて治療します。
青アザのなかで代表的なものが、赤ちゃんのお尻に見られる蒙古斑です。これはたいてい、
三?四歳ごろから薄くなり、中学生ぐらいになると消えてしまいます。しかし、背中や手足にできている蒙古斑は、
大人になっても残る場合があります。
それ以外で、よく見られる青アザに太田母斑と呼ばれるものがあり、思春期や三十?四十代にかけてのホルモンの
バランスが崩れる時期に現れます。太田母斑は顔の片側にできることや、男性より女性にできやすい青アザと
いうことが知られています。
太田母斑によく似た青アザに、真皮メラノサイトーシスと呼ばれる、顔に左右対象に現れるものもあります。
これ以外に伊藤母斑と呼ばれるものもあり、これは太田母斑を併発することもあります。たいていの青アザは
良性の皮膚疾患ですが、顔にできやすいという特徴があるため、治療を希望する方は少なくありません。
これまで、青アザの治療には病変部の皮膚を切除して、身体の別の部分から皮膚を移植し
たり、周囲の皮膚を引き伸ばして切除した部分を覆うといった大がかりな手術が行われてきました。 
しかし現在では、アザ取りレーザーでの治療が可能になり、皮膚の正常な組織への損傷を避けるために、数回
に分けて段階的に治療を行います。
シミやホクロ、黒アザ、イボ、茶アザ、青アザなど、これまで本書で紹介した一般的なアザは多くの場合、
良性の疾患です。外観上や心理的な理由から治療を行っていますが、基本的には身体全体の健康を損なうもの
ではありません。
しかし、単なるアザだと思っていたものが、まれに緊急の治療を要する悪性腫瘍であったという可能性もあるのです。
急に大きくなってきたアザや、身体のいろいろな部分にできてくるアザ、表面が膿んでいるようなアザなどの
場合、できるだけ早く専門医のきちんとした診断を受けなければなりません。
また、一般的なシミやホクロ、アザなどの皮膚疾患は、日光の紫外線や化粧品などの刺激を受けることで、治り
にくくなる傾向もあります。
異常を感じたら、日焼けや刺激の強い化粧品を避けて、早めに治療を受けることが望ましいでしょう。