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切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(B-1)ニキビの症状と原因-ニキビの種類

2010年03月01日 | B.ニキビの症状と原因
今週からニキビに関してさらに詳しくご説明したいと思います。

ニキビは尋常性ざ瘡(アクネ・ブルガリス)という学名で呼ばれる皮フの病気です。ニキビで悩んでいる人はもうすでに御存知かもしれませんが、ニキビにはその症状の段階によっていくつかの種類に分けることができます。

それは、
○白ニキビ
○黒ニキビ
○赤ニキビ
○黄ニキビ
と呼ばれるもので、上から下へいくほど症状が悪化しています。

白ニキビを放置すると黒ニキビとなり、さらに赤ニキビや黄ニキビへと悪化することになります。

●白ニキビ
ご存じの方も多いと思いますが、ニキビができるのは毛穴(毛包)の中です。この毛穴の出入り口が、皮脂(分泌される脂質)やアカなどでフタがされたように詰まり(角栓形成)、ニキビとなります。
白ニキビはこの状態のニキビです。この状態では毛穴が詰まっているために、皮脂が分泌されても外に排出できなくてどんどんたまっていきます。毛穴の部分が白く膨れているようなニキビがこの段階です。医学的には面皰(コメド)と呼ばれており、この状態がニキビの基本的な症状といえるでしょう。
この白ニキビが悪化して、次に説明する黒ニキビや赤ニキビ、黄ニキビとなっていきます。そのため、この様なニキビの初期症状の段階で治療できるならそれが一番なのですが、そのまま放置して悪化させると次の段階へと移行していきます。

●黒ニキビ
白ニキビは毛穴の詰まった状態です。この状態で、毛穴の中に詰まった皮脂やアカなどが酸化して黒く固まり、毛穴の出入り口の部分が黒く見える状態が黒ニキビです。
白ニキビの状態から、汚れが詰まった毛穴をふさいでいる栓が古くなってかたまってしまったのが黒ニキビということができるでしょう。
いわゆる「毛穴の汚れ」と呼ばれている黒いブツブツのものも黒ニキビの仲間です。
黒ニキビは鼻の先などにいくつも集まってできていることもあります。

●赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビが炎症を起こして悪化すると赤ニキビとなります。白ニキビや黒ニキビでは毛穴に皮脂などの汚れがたまっていくのですが、この汚れにアクネ桿菌(ニキビ桿菌)などの細菌が繁殖して赤ニキビになります。
アクネ桿菌などの細菌は脂質を好むので、皮脂などの汚れが詰まった毛穴のなかで盛んに増殖していきます。こうした細菌が毛穴の内部で炎症をひき起こして、毛穴の部分が赤く膨らみます。このとき痛みを感じるようでしたら、皮フの深い部分まで炎症が広がっていると考えられます。

白ニキビや黒ニキビの段階で治ると皮フへのダメージはさほど残らないのですが、赤ニキビまで悪化すると、毛穴のなかの皮フを組織する細胞の細胞壁を損傷させて「あばた面」「夏みかん」「月面クレーター」など、あまり嬉しくない名前で呼ばれるデコボコのニキビ跡をつくってしまう危険性が高くなります。
赤ニキビを爪や指でつぶすとさらに炎症がひどくなったりニキビ跡が醜くなることもあるので、なるべく早く治療することをお勧めします。

●黄ニキビ
赤ニキビの炎症がひどくなって膿が出て大きく腫れている状態を、赤ニキビと分けて「黄ニキビ」ということもあります。黄ニキビはアクネ桿菌などの細菌が起こす炎症が皮フの真皮層にまで深く進行し重症化している状態です。

黄ニキビは赤ニキビよりさらに症状が悪化しているので、皮フを組織する細胞の細胞壁を損傷させて、デコボコのニキビ跡をつくってしまう危険性がいっそう高くなります。また、デコボコが残らない場合でも、皮フが薄くケロイドのようになってしまうこともあります。

こうした症状になる前に治療するのが望ましいのですが、黄ニキビになってしまったらなるべく早く治療を受けることを考えたほうがよいでしょう。
ニキビやニキビは二つの悩みや苦しみをもたらします。一つはできているときの悩みや苦しみで、もう一つは過去にできたニキビがニキビ跡として残ってしまうことによる悩みや苦しみです。

白ニキビや黒ニキビの段階で、いち早く治療し、治癒させることが望ましいのですが、ニキビで悩んでいる人の大半が、炎症や痛みをともなう赤ニキビや、それが化膿して重症化してしまって黄ニキビにまで症状が進行してから治療するケースがほとんどです。

次回はこれらの原因についてお話したいと思います。

第3章(3-2)男性型脱毛症は遺伝的体質から発症

2010年03月01日 | はじめに
 女性の男性型脱毛症場合は、血中のテストロン濃度は男性の二〇分の一から一〇分の一と言われていますが、やはりテストロンが代謝物のDHTとなって毛の成長を妨げて、ヘアサイクルが短くなって発症するのです。

 それでは、なぜ遺伝子検査によって、男性型脱毛症かどうかが判断できるのかを説明しましょう。
 それは、男女を問わず、ジヒドロテストステロンに対して感受性が強い(男性型脱毛症になる)体質と、感受性がない(男性型脱毛症にならない)体質が遺伝的に決まっているからです。遺伝子検査によって、ジヒドロテストステロンに対しての感受性が判断できるので、その人が男性型脱毛症かどうかを判断できるのです。