みなさん、ザルツブルクという町を知っていますか??
ザルツブルク(Salzburg)は、オーストリアとドイツの国境沿いの町。
モーツァルトが生まれた町であり、
そして、サウンドオブミュージックの舞台となった場所であり、
また、ホーエンザルツブルク城がとても有名な町でもあります。
日本を誇る小澤征爾さんも心から愛する町なんです。
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これまでにも、このブログでザルツブルクのラーメンレポもしてきました。
(僕って、いったい何者なんだろう?? ザルツブルクに来てラーメンって…汗)
久々のザルツブルクとあって、とても楽しみにしていました。
その楽しみの一つが、「一期一会」というお店に行くことでした。
(このブログかツイッターで教えて下さった方がいました!)
が、悲劇的にも、この一期一会の定休日にここにきてしまった…(;;)
泣く泣く、断念しました。(一期一会に行きたかった…)
その代わりに、次の候補として考えていた、、、
NAGANO
という日本料理店でした!!
このお店は、モーツァルトの生家のすぐ近くにあるお店です。
メインの通りを歩いていくと、、、
このような看板が見えてきます。
「日本料理店NAGANO」。
この看板の矢印の指示に従い、建物の中を通っていくと、
中庭があって、その奥に、店舗がありました!!
NAGANOとは、「長野」のことですね。
長野県ってこと??
なんで、長野なの???(;´・ω・)
長野オリンピック???
場所はこんなところ!
ホント、モーツァルトの生家のすぐ近く!
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店内は、おしゃれで、広々としていて、綺麗でした。
店員さんは、ほぼ全員中国人だったな、、、(;´・ω・)
毎度不思議なのは、なんで中国の人が日本レストランを??
中国人ってわりとプライドが高いイメージがありますが、パクるのもわりと得意というか…
近くて遠い隣人ですよ、ホント、、、(理解するのが難しい…)
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店員さんは、わりと明るくて、元気のあるお店の雰囲気でした。
店舗の規模からすると、バックに企業が潜んでいそう、、、
立地も抜群によいですしね。
メニューを見てみましょう!
ありましたよー、、、
Ramen!!
三種類のラーメンがありますね。
韓国らーめん(Korean Ramen)、
牛肉のらーめん(Gyuniku Ramen)、
チキンらーめん(Chikin Ramen)(ママ)
です。
いやー、どれも、なんか、そそるなぁ~~。
今回は、これ、一挙にレポいたします\(^o^)/
更に、丼もの(Don)も充実しています。
Sakana-Donに、Gyu-Donに、Katsu-Donに、
Tori-Donに、Ebi-Donに、Maki-Don!!
巻き丼って何???(;´・ω・)
丼ものも、全部気になりますねー、、、(;´・ω・)
今回は、この中から「Katsu-Don」を食べてみることにしました。
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というわけで、、、
ジャジャーン!!
まずは、「牛肉のらーめん」です!!
牛肉ラーメン(ないしは牛ラーメン)は、僕が追いかけているラーメン。
まさかのザルツブルクで、牛肉ラーメンを楽しむことになるとは、、、
見た目的には、かなりいい感じです。美味しそう!!
あっさりとした塩系のスープに、牛肉がどっさり。
わかめと錦糸卵がどこか不思議な感じもしますが、、、
メンマやのりはなくて、刻んだにんじんやきゅうりや白菜が入り込みます。
うん、異国感ある。エキゾチックな牛肉ラーメン!!
レンゲ置きとレンゲがとても綺麗で、いいなぁって思いました。
スープは、日本のラーメンっぽさもありつつ、中国っぽさあり、かな。
チャーシューに使ったと思われる香辛料がスープに反映されているというか。
八角の味わいが強くて、クセのあるスープに仕上がっていました。
エキゾチックさ、たしかにあります。
日本人の口にはやや強い味わいかもしれませんが、外国の人には受けるかも。
ただ、食べにくくはないです。日本人の口にも合いますねー。
牛肉の味が、独特で、印象に残りました。
中国人の「味つけ」って、こういうのなんだーって。
日本の中華料理店の味つけとは違うんだろうな、、、
かといって、これが本場中国の味そのものってわけでもない??
そこが、なんか面白いところなんだよなー。
きっと、中国の人がこれを食べたら、「ちょっと違うでしょ」って言いそう、、、
麺はこんな感じです。
この画像じゃ分かりにくいかもしれませんが、これは、乾麺、、!?!?
乾麺だよね、とみんなで話し合いながら食べました。
この数年で、麺のクオリティーが上がったけど、かつてはみんなこうだった(苦笑)
乾麺だと保存できるし、使用期間も長くなる。
いい面もいっぱいあるんです。
で、、、
そして、お次は、このお店でイチオシ?の
韓国らーめん
です。
このラーメン、かなりユニークでした。
日本料理店で中国人が作る韓国ラーメン!
面白くないですか???
政治的にはいつまでたっても微妙な感じの日韓中。
でも、文化的には、こういうのが成り立っちゃうんですから。
欧州で言えば、ドイツ料理店でフランス人が作るイタリアンパスタ??
ぶっとんでます。
…
想像していたよりも赤くなくて、いわゆる「辛ラーメン系」ではなかった。
印象的に言うと「キムチ鍋の汁をぶっかけたようなラーメン」、です。
キムチ鍋の汁に味を付けて、ラーメン風にした味、というか。
だから、面白い!!(不思議な味わい)
具もいっぱい。
カリフラワー、ブロッコリー、きゅうり、にんじん、もやし、
豆、錦糸卵などなど。お肉はなし、でした。ヘルシー系??
牛肉のらーめんよりも、こちらの方が「乾麺さ」が伝わるかも??
でも、この韓国らーめんには、この麺がベストマッチかも。。。
乾麺、僕は否定しませんので♪
乾麺を美味しく食べさせるラーメン店って、日本にももっとあっていい。
竹岡ラーメンの「梅乃家」も乾麺を使用していますが、それ以外だと…
うん、ここのこの韓国らーめんは、昔ながらの欧州のラーメンだ♪
懐かしい気持ちになれました。
(でも、ラーメン好きの人だと、怒っちゃうかもな、、、(;´・ω・))
こちらが、「チキンらーめん」です!!
名前的には、日清のチキンラーメンと同じ音ですが、、、(;´・ω・)
全然違いますね、、、
鶏肉(チキン)がどっさりのった清湯の塩ラーメン。
なかなか、日本では見ないタイプの「チキンラーメン」ですね、、、苦笑
このチキン、「麺処まるわ」でたまにでるチキンに似てる!
やわやわっとしていて、茹でた鶏肉に片栗粉をまぶして揚げた系のあれ。
具は上の二つとほぼ一緒。
具だくさんで、肉いっぱいの豪快なチキンのラーメンでした。
麺は、上二つと同じなので、割愛。。。
お肉、野菜、炭水化物全部取れるので、こっちでは喜ばれそう、、、
お腹一杯になれるラーメンでもありました。
で、、、
「お楽しみ」の「カツ丼」!!
ひゃー、、、嬉しいなぁ、嬉しいなぁ、、、
はるかかなたのザルツブルクで食べるカツ丼!!
モーツァルトも生きていれば、きっとここでカツ丼を食べていた、かも…
オーストリアの最大の名物といえば「ウィーンナーシュニッツェル」。
シュニッツェルがはるか異国の日本で独自の進化を遂げた「とんかつ」。
その「とんかつ」が、100年の時を経て、こちらに「逆輸入」。
しかも、作っているのは、中国人、、、苦笑
これぞ、マルチカルチュアルな時代の「現象」ですよ。。。
このとんかつが面白かった!
どこか「シュニッツェル寄り」なんだもの。。。
正当な「とんかつ」じゃなくて、「シュニッツェル風とんかつ」になっていました。
お肉の厚みはわりとあって、1cmくらいかな。。。
日本のとんかつは「厚み」が大事ですからね。
こっちのシュニッツェルは、どちらかというと「薄さ」が大事で、、、
で、このとんかつにかけられているのは、「てりやきソース」!!
てりやきソースで食べるシュニッツェル風とんかつ、の丼。
面白すぎます!!
こういうのを期待しているんですよ、わたくし。
正当な日本のグルメというよりは、異国の地でメタモルフォーゼした日本のグルメ。
ローカル化といってもいいかもしれない。
もっともっと、こういう現地化された日本のグルメ、堪能したいですねー。
これからも、もっともっとこういう不思議な日本のグルメ、出てくるはずだから。
(日本だって、海外の料理をめちゃめちゃいじって、変えちゃってますからね)
でも、味噌汁は、どこも同じかな。。。
というか、この味でなければ、ならない、、というか。。。
味噌汁だけは、いじんないでほしいな、、、
でも、いつか、「メキシカンチリ味噌スープ」とか出てくるのかな??
欧州だと、「トマト味噌スープ」とか「ガーリック味噌汁」とか普通に出してきそう。
けど、ここのは、王道、普通の味噌汁でした。
…
というわけで、、、
ザルツブルクの町中のほぼ中心エリアにある「NAGANO」。
三つのラーメンとカツ丼をレポいたしました\(^o^)/
面白いお店でしたね。居心地もよかった。
「一期一会」に行けなかったのは、とても残念でしたが、、、
こちらの「NAGANO」に来れたので、よし!としましょう。
でも、どうしてNAGANOという名前だったんだろうな。
聞きそびれました。。。(++)
そして、この荘厳なトンネルをくぐって、ホテルに戻るのでありました…。
ラーメン的には、いよいよ最後の目的地、ウィーンであります!!
ウィーンでは、全部で三軒のお店でラーメンを食べました。
最新ウィーンのラーメン事情、
お楽しみに!!!