Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

ラーメンサンガ@館山 知る人ぞ知る「頑頭」の店主さんが館山に再降臨して人気店に!

一つ前の「正龍」の記事でも書きましたが、、、

僕が館山に来るのは、実に6年ぶり。ずいぶんと時間が空いてしまいました。

そんな6年の間に、館山にも色んな新店がでてきていました。

その中で、一番僕が気になったのが、、、

ラーメンサンガ

という2017年にオープンした人気ラーメン店です!!

このお店にはいつか行かなきゃ!ってずっと思い続けて4年…

ようやく来ることができました。

ちなみに、館山駅からは歩いて15分~20分くらいかな??

2019年12月(まだコロナ前…😢)のらんちばさんの記事を見ますと、、、

当時の強烈な台風の被害で、このお店の看板とフェンスが折れ曲がってしまっていました。

が、2021年の今は、こんな風にしっかりともとに戻っていますね。よかったです。

このらんちばさんの記事にあるように、、、

ラーメンサンガの店主さんは、あのかつての伝説の「らーめん頑頭GUNS」の創業者さんなんですね。

このお店に行ったときは、このことを忘れていて、、、

でも、店主さんとお話する中で、「頑頭」の店主さんだということが分かりました。(頑頭というのは、「頑固な頭」という意味でも「ガンズアンドレーゼス」のガンズという意味でもなくて、「トップガン(TOP GUN)」から取ったということらしいです❣)。

その頑頭を閉めた後、安房鴨川で「らーめんどらどん」を出しましたね。そのどらどんを経て、2017年に再び館山に戻り(しかも頑頭よりもより館山の中心部で)このお店を開業したんだそうです。しかも、このお店、おそらく店舗を借りたものではなく、自社ビル?みたいな感じなんです。遂にこの地を「最終目的地」としたのでしょうか!?

では、券売機を見てみましょう。

こちらが、2021年8月末の時点でのサンガのメニューです!!

なにやら色々ありますね~~。

鰹豚麺が基本のラーメンになるのかな?!

そして、つけ麺が各種揃っていまして、、、

鰹豚麺の鰹を更に強烈に効かせたのが、「鰹ガツン麺」なんだそうです💡!

更に、数日前に始めたという「サンガ式家系」という家系ラーメンもありまして、、、(で、そのスペシャル(特製ラーメン)にあたるのが、「家スぺ」なんだそうです。

こりゃ、悩む、、、💦

店主さんにチャーシュー丼みたいなのはないんですか?と尋ねたら、、、

サンガ式卵かけ御飯」(300円)がいわゆる「チャーシュー丼」なんですって☝

このサンガ式卵かけご飯は食べるとして、、、

いったい何を食べましょうか、、、!?

スタンダードの「鰹豚麺」も気になりましたが、その鰹豚麺に更に鰹をガツンと効かせたという「鰹ガツン麺」に心惹かれたので、こちらを食べることにしました。

ジャジャーン!!!!

こちらが、あの頑頭の創業者が2017年新たに館山で開業したラーメンサンガのオリジナル、

鰹ガツン麺(1050円)

であります!!

山のように盛られた玉ねぎのスライスがすごく印象的です。

これが、「鰹ガツン麺」かぁ~~~\(^o^)/

山盛りの玉ねぎのスライスに加えて、味玉、チャーシュー、海苔が入っています。

シンプルな構成でありますが、存在感もかなり強烈です。

スープも、頑頭を彷彿とさせる濃厚でアグレッシブな色合いであります。でも、かつての「どらどん」の画像を見ると、どらどんの時よりも、より荒々しく、アグレッシブなスープの色をしているようにも見えます。

テンションが高まります。

zoom up!!

スープを飲むと、、、

うおおお、ニボニボならぬカツカツの濃厚鰹豚骨だ!!」

ってなります。ホントに。

分析的に言うと、かつての00年代の「濃厚豚骨魚介」が10年代に「濃厚豚骨煮干し」へと変貌し、その「濃厚豚骨煮干し」の手法をかつての濃厚豚骨魚介に還元した、まさに「ネオ濃厚豚骨魚介(ネオ魚豚)」となっているんです。

このスープにも煮干しは使われているそうで、純粋100%の鰹ダシではないみたいですが、10年代に凌駕していた「ニボニボ系」とは異なる味わいになっています。20年代は、「ニボニボからカツカツ(鰹鰹)へ」という流れになるのか否か。

これは二つの意味で重要です。①今後、00年代の濃厚豚骨魚介ラーメンの再ブームは来るか、②20年代のムーブメントとして濃厚豚骨鰹系は来るか、と。

濃厚豚骨魚介ブームの後、二郎ブームが来て、ジロリアンが増殖しました。そして20年代になり、家系ラーメンブームが今到来しています。その家系ラーメンブームの後に、いわゆる「濃厚系ラーメンシーン」で評価されるのは、濃厚豚骨魚介系なのではないか、と僕は見ています(外れるかも…)。

つまり、次の時代でWINNERになるには、二郎系や家系をやってはダメで、新たな価値を加えた「濃厚豚骨魚介ラーメン・つけ麺」がいいのではないか、と思っています。だから、これからは僕も再び「濃厚豚骨魚介」を追いたいなぁと思っているんです。

ここ、サンガの「鰹ガツン麺」はまさにそんな近未来的な視界を見せてくれる「カツカツ系」の激ウマスープだったんです。

麺はこんな感じです!!

らんちばさん情報によれば、「カネジン」の麺なんだそうです。

中太の縮れ麺で、とっても歯ごたえがよくて、濃厚スープに合っています。

麺の量もわりと多めで、麺的にもガツンと来ますね☝

この麺と大量の玉ねぎスライスを一緒に食べると、ホント幸せな気分になります。

ここは、内房線の「最終の街」。内房と言えば、「玉ねぎの入ったラーメン」。

その形状は違えど、生たまねぎがいっぱい入ったネオ濃厚豚骨鰹ラーメン

このラーメンに、僕は「ラーメンの未来」を感じずにはいられませんでした。

味玉はこんな感じです。

外はしっかり、中はトロトロの半熟タイプでした。

これも、すっごく美味しかったなぁ~~(n*´ω`*n)

そして、こちらが、サンガのチャーシュー丼であります、

サンガ式卵かけ御飯

であります!!

こちらもまた、ジャンクでB級感の漂うミニ丼です!!👊

刻んだチャーシューと温泉卵に、たっぷりのフライドオニオンがどかーんっと。

これもまた、ヤバいヤバい、、、

マキシマムなフライドオニオンに失神してしまいそうなほど、、、(;^ω^)

ただのチャーシュー丼と違って、食べていて楽しくなるエンタメ系のミニ丼ですね。

フライドオニオンとチャーシューをまろやかに包み込み温玉が最高であります。

こういう「面白さ」を追求する姿勢って、ホント大事だなぁって思いました。

(考えたら、頑頭時代から、そういう要素を兼ね備えたお店でもありましたよね)

続きましては、、、最後に、

ジャジャーン!!

こちらが、ラーメンサンガのオリジナルのつけ麺にチャーシューを加えた、

肉つけ麺(1300円)

です!!\(^o^)/

二郎系の「豚」に近い分厚いチャーシューが5枚乗った豪快なつけ麺であります。

ご覧ください!!!

麺の方の器はこんな感じです。

…って、、、これもまた、凄いんですけど、、、(;^ω^)

ジロリアンも喜びそうなこの分厚い「豚」の嵐!!!

麺の方には、チャーシューの他、味玉半分とメンマと海苔が乗っています。

麺の方はこんな感じになっています。

こちらも、カネジンの麺っぽさを感じる麺でしたね。

中太の平打ちの縮れ麺。ええ、僕が最も喜ぶつけ麺の麺であります。

(かつての「ラーメン和屋」のつけ麺の麺に似ていて、テンションがマックスになりました)

その麺をスープに投入したら、あとは喰らうのみ!!!

00年代に大ブームとなった「濃厚豚骨魚介」の流れにあるつけスープではありますが、それと全く同じというわけでじゃなくて、どこか、「濃厚煮干し」ぽさを感じる味わいになっています。

ドロドロでもないし、サラサラでもないし、まさにその「中間の味わい」といいますか。「ざらついたこってり魚介豚骨スープ」という感じかな!?

味の濃さも、超濃い!ってわけでもないし、ライトってわけでもなく、、、(まさに「濃いめ」のつけスープと言えるかな?!、と思われます)。

2005年頃に頑頭を立ち上げてから、16年。その16年の歩みの中でたどり着いた「つけ麺」。これが、こちらの店主さんの一つのアンサーなんだろうなぁって思うと、更に箸が進みます。

二郎系や家系と並んで、濃厚系の覇者でもある「濃厚豚骨魚介つけ麺」。きっとこの先、再び注目される日が来ると思います。ここのつけ麺も

***

というわけで、、、

館山の実力派人気店「ラーメンサンガ」の初レポをお届けいたしました!!

いや~、あの「頑頭」の店主さんのラーメンをまた館山で食べられる日が来るとは…😂

それに、僕的にもすごくタイムリーで。今、僕的に、次の時代の「濃厚豚骨魚介」を色々考えていまして、まさにその一つの「未来」がここで見られたように思いました。

どこもかしこも、濃厚煮干しやらニボニボ系やらセメント系やらと、「煮干し」が圧倒的に強い時代が続きました。もちろん煮干しって、最強にして最狂の「ダシ」「旨み」だとは思います。けど、それと同じくらい「鰹」だって、最強にして最狂の「ダシ」「旨み」をもつ食材だと思うんです。

今後は、どこまで強烈でアグレッシブでハードな「濃厚鰹ラーメン」ができるかが、重要になってくると思います。かつては「またお前もか系」「またお前か系」とアイロニカルにこのジャンルのラーメンやつけ麺を書いたこともありましたが、それは、それだけ大好きな味わいだったからでもあります。(だから、テキトーに作っているお店が嫌だったんです)

でも、それって、濃厚豚骨魚介だけじゃなかった。二郎系だって、家系だって、同じでした。何かが流行れば、それにあやかろうとする輩がいっぱいいるんだなって。亜流で劣化版でニセモノでケチケチした「模倣品」って、どの分野にもやっぱりあって、、、

そこをぶった切ろうとしているのが、柏王道家の清水さんだったりもするわけで…。

ここの「鰹豚麺」や「鰹ガツン麺」は、次の時代の「濃厚豚骨魚介」のモデルを示してくれているようにも思います。そういう意味で、是非とも、みなさんにも食べて頂きたいなぁって思います。

現在の営業時間と定休日はこんな感じです。

月曜日がお休みですね。

最後に小さなエピソードを。

今回、実は小さなチビ二人を連れての館山訪問でした。

車がないので(また営業時間のL.O.ギリギリだったので)、来るときはタクシーで来ましたが、帰りは歩いて館山駅まで帰ろうとしました。

チビ二人を連れている僕を、店主さんは気遣ってくれて、店主さんの車で駅まで送ってくれようとしてくれたんです。ただ、業者さんがこの後来るということもあり、それはできなかったのですが、そのお気持ちが嬉しかったです。

更に、駅までの近道を教えてくれたんです。その近道を行くには、目の前の大きな国道を超えなければなりません。とはいえ、反対側に渡るためには、左右の道を相当行かないといけないんです(信号がない!)。

店主さんは、「少し危ないけど…」と言いつつ、この国道をダイレクトに横断すると近いということを知っていて、この道路の横断を手助けしてくれたんです。車が来なくなったタイミングを見計らって、途中までついてきてくれたんです。そして、「気を付けて帰ってね」って言ってくれて、、、。涙しそうになりましたね😢

ラーメンが美味しいだけじゃなくて、お人柄もすごく偲ばれて、、、。ますます「ラーメンサンガ」が好きになりました💓

ラーメンって、「鶏ガラ・豚ガラ・人ガラ」って言いますけど、ホントそうだなぁって思いますね。人ガラというと物騒ですが(苦笑)、人柄=人間性が伴っていないラーメンって、それがたとえ美味しくても、応援したくはないですから。このブログはずっとそのスタンスをキープしてきました(と思っています)。

ラーメンサンガは、店主さんのお人柄も含めて、素敵な素敵なお店だと思います\(^o^)/

今回は「濃厚豚骨魚介」ということで、、、

ここ「三田製麺所」のつけ麺も昔、行って食べましたね~。

これ、食べてみたいかも、、、

六厘舎も昔、行きましたね~。僕的には「羽田空港国際線ターミナル店」が大好きです💓

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