サワラちゃんの加計呂麻日記
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戦時中<戦艦武蔵>が浮かんで居たそうな・・・一番奥は奄美大島、手前は加計呂麻島
台風15号がやっと通常のコースを取り始め、南西諸島を北に向かって進み始めました。これからは台風シーズンです。台風銀座の途中にある奄美群島は、何時もの自然の脅威がこれからが本番。例年より雨量が多いとか。 九州方面は今年は大変な雨が降りました。お手柔らかに
今月の8/31で、いよいよ離島・加計呂麻島暮らしも2年になります。目出度く9月になれば3年目に突入! 都会生活が殆どの爺にとって(来年は70歳になります)離島暮らしは、生まれて初めての生活。 島に来る前に知人の医者から頂いた、BRUTUSという雑誌一冊。
特集は「島暮らし」
中を読むと、抱腹舌鋒の記事が書いてある。<ホンマかいな?X>という感じ。 それでは、今回も島暮らしの実体験をご紹介!
島暮らし-002
最近、離島、陸の孤島などに I ターン者 が増えております。しかし、それらの方々の中には一抹の不安が有ると思います。それで、爺が生の情報をお話したいと思います。
自宅の裏山・・・白い花が何時の間にか真っ盛りに咲いている
8- <深夜お腹が痛くなっても翌朝まで我慢>
その通り。 島には消防署や大きな診療所が有るのですが、直ぐ119番というわけにはいかない。やはり翌日までは我慢する羽目になる。救急の場合は港まで運び、海上タクシーで大島本島の救急病院に運ぶ。時間はかなり掛かるので覚悟が居る。島暮らしはこの辺りが辛い事ですね。
9- <DVDは借りられない。買う!>
買えるならまだ良い。 お店がない。コンビ二もない。結局、大島本島にフェリーで行く羽目になる。最近はAMAZONなどの通販を使うが・・・島暮らしは買い物は日常品位しか手に入らない。それも非常に高い。・・・・通販を使うのが安上がり・・・・インターネットは必需品。 しかし、遅いよ!
島暮らしでは文明のご利益は余りないと覚悟するのが賢明。 ラジオも携帯も使えない機種や放送局が多い。爺の所はケーブルテレビはOK。 ラジオはFM・NHKがまともに入る。あとは雑音レベルで聴けたものじゃな~い。
10- <好みのタイプが島に居ない>
その通り。若い娘に会いたいのなら、診療所か小学校に行けば良い。それ以外は無理と心得よ!本島にでも行けば、コンビ二・郵便局・銀行・役場ならOK! 離島には昔娘は幾らでも居られるが・・・それでは困るじゃろ
爺は貝採取が趣味だから、特に娘には興味はない(嘘)・・・先日、海岸で小学校の若い先生と久しぶりに話をした。 結構、可愛いくて嬉しかったね。 娘を見たかったら小学校に行くべし!
ここいら辺りから・・島人に関することが始まります。
11- <何事も時間通りに始まらない>
その通りらしい。・・・聴いた話だが・・・会合に一時間遅れで来ても当たり前の涼しい顔だとか??都会であれば喧嘩になるか、皆帰ってしまうかも。 <て~げ~、て~げ~>
確かに時間にはルーズな所がある。 爺の感覚では。 のんびりしていると言えばその通りだが。島では一回で2つ以上の事を処理しようとしない事が鉄則。 一つ一つ着実にこなす。出来なきゃ明日にすれば良い。・・・慌てない、慌てない、ゆっくり・ゆっくり・・・
?
本州並みに(都会をさす)に行動することは、本来的に無理なのです。定時に動くのはバスとフェリーのみ。 それでも天候に左右される。自然にあわせて動くことが大事なこと。爺は家庭用菜園をやっておりますが、これはまさに鉄則。 栽培は天気に合わせて行ないます。スケージュールは有ってないようなもの。植えりゃ育つ。年から年中。 出来れば収穫すればよいだけ。
12- <”秘密のデートは有り得ない”>
その通り。100%監視体制が確立している。 爺の三輪スクーター、二輪スクーターの音さえ、隣の集落の人は知っている。見なくても車が近づくだけで認知可能。数十km離れた所でも。爺は有名人。<貝探しの爺さん>として有名。 警察の巡査、バスの運転手、フェリーの待合所、海辺の集落や別荘の住人・・・etc
だから、どこで急死したり、怪我や病気になっても大丈夫! 直ぐ身元は判明し連絡してくれる。ですから可能でも”秘密のデートはありえない” 何事も良いことも悪いことも有るわいな
まあ~、今日はこの程度かな・・・ 次回以降が問題である。お楽しみに! ?X
チサラガイ(加計呂麻島)
喫茶店でちょっと一服
株式市場の天気予報
とうとう嫌な予感が当たってしまった。欧米軍がシリアをミサイル攻撃体勢に入ったとか。 又も国連の「安全保障委員会」は紛糾しそう。ロシアはシリア側に立って拒否権を投ずるであろうし、中国も同調しそうな雲行き。 第三のアフガニスタンかいな。でも、米国でとんだハップニングが起きました。
ロイターの記者が「米国が核兵器を使用し、広島、長崎で大量の市民を無差別に殺害したことは、あなたの言う同じ国際法への違反だったのか」と質問・・・コメントナ~シ
コリャキツカッタ!! オバマ大統領だったら、どのように答えたであろうか?下手な答え方をしたもんなら、次回の大統領選挙は大変だ。傍に居なくて良かったね。
相場はますます上下の幅が狭くなる。数日以内に一発どか~ん来そうか?
8/29 13.459.71 121.25 ↑
**********************************
8/30 13.388.86 70.85 ↓
シリア情勢は思いのほか混沌として来ました。英国下院の反対で政府もポシャる。後は仏国のみ。オバマ大統領の決断如何?
陰陽足は上値傾向線に頭を押えられて上下の振幅が小さくなっている
3200辺りが下値の岩盤のように見える。
下降のリズムは8波動が終了。これから最後の下降波動に入る模様。
オバマ大統領の決断を待っているような感じのチャートになっているようです。9/02に大きく動くかもしれない。シリア攻撃が始まれば、かなり難しい動きになるかも??
大局的には(月足)上値傾向線を一度下から打ち抜いているので、現在は整理中のサイン。
何れ上値を追うはずであるのだが・・・ 次の目標は20.000point ↓
「金融経済学超入門講座」
「昭和恐慌と金解禁」
1920年前後の政治経済情勢と金解禁
先回は初期資本主義社会の勃興期から、1929年の世界大恐慌までの世界経済について、時系列的に書いてみました。端的に言うと日本だけが単独に世界の中に存在しているだけではないので、必ず世界の大きな潮流の中で、さまざまな他国からの影響を受けて、右往左往していたのが正直な現実の姿でした。日本単独独自の政治経済の展開は有り得ませんでしたでしょう。
旧日本軍陸軍の朝鮮半島や満州、中国本土への進出(侵略)も、陸軍が勝手に単独に行なった訳ではなく、海外の帝国主義的諸外国の勢力に対抗するために、自然とそのようになってしまったという事に過ぎないと思います。(日本の責任の回避ではなく)
満州の開拓
金本位制度や金解禁にしても、関東大震災、第一次世界大戦後の不況、1929年前後からの米国での大恐慌などが大きく影響して、ニッチもサッチも行かなくなった上での金融政策でした。それと前後して政情不安になり、5.15や2.16事件というようなクーデターが発生し、時の為政者が暗殺されるというような事件も頻発しました。
先回ご紹介した、「井上 順之助・高橋 是清」は不幸なことに、事件に巻き込まれ暗殺されました。現在の日本では考えられないことでした。このような世情不安が軍部の独走を次第に許し、「統帥権の独立(統帥権干犯問題)」・「軍部大臣現役武官制」という事が、さらに軍部の暴走を許すことになった訳です。その時の為政者がそれなりの対応をして置けば、その後の悲劇は生まれなかったかもしれない・・・・歴史にはカモはないのですが・・・・
金本位制の自動調節作用
A・ 好景気で輸入が増え、貿易赤字になれば、国家の保有金は海外に流出する。これに伴って通貨供給量が減少するので、物価は下落する。
B・ 物価の下落により、輸出競争力が高まり輸出が増加し、景気回復に繋がる。これに伴い海外から金の流入が増え、通貨供給量が増加し、物価が上昇する。
さて、先回の最後の方で上記のような文章が出てきましたが、一読してお解かりいただけましたでしょうか。さら~と読めば何の事もでもないようですが・・・・・専門家やセミプロ、金融論を学んでいる方以外の一般の方には、直ぐにはしっくりは来ないと思います。
皆さんが銀行などの金融機関を利用する際は、預金、貸付の窓口はいつも行き慣れている所です。送金も最近はATMが利用出来るので、利用者は可也の方が経験済みです。送金は普通は国内の金融機関ですね。 外国の金融機関への送金経験者は余り居ないのが現実だと思います。
アメリカのBank of America のシアトル支店に送金すると言っても、市中銀行のATMは勿論、普通の為替係では通常出来ません。 何故?・・・両銀行の間にコルレス契約という契約が締結されていなければ、送金はできません。つまり、この取り扱いは外国為替の範疇に入るからです。通常の国内の送金は内国為替といわれるものです。
A 国内金融論
金融論・・・・ B 国際金融論
といことで、金本位制の自動調節作用 の文章は国際金融論の範疇に入ります。一見分かりやすいようでしっくり来ないのは当たり前です。
「金本位制」と「金解禁」はいつもセットとして出てくる金融用語ですが、金解禁とは何でしょうか。
・・金解禁(金輸出解禁)とは金(金及び地金)の輸出許可制を廃止して、金本位制に復帰すること・・・・Wiki
これではさっぱり分からない。同じ所を回っているに過ぎない。ジュゲム・ジュゲムのたぐい。では、これに関係する金融用語・・「管理通貨制度」はどうでしょうか。
・・管理通貨制度とは通貨の発行量を通貨当局が調節することで、物価の安定・経済成長・雇用の改善・国際収支の安定などを図る制度。本位制度に対していう・・・・Wiki
FRB
何か少し見えて来ました。簡単に言えばこういう事。
・・ 金本位制度 (1920年代までは各国はこの制度を基本的に取ってきた)
通貨制度・・・・・・ 管理通貨制度 (現在及び金本位制度時代以外はこの制度を取っている)
そのようなわけで20世紀初頭前後の時代は、世界各国は金本位制が主流で、通貨管理制度は若干の間取られたに過ぎない制度で、1920年代の世界的恐慌が発生していた頃の日本も、金本位制ではあったが、これを休止していた期間もあったということになります。
金解禁とは金本位制に戻すということですね。ところがこれが簡単には行かなかったのです。政治情勢、経済情勢が複雑に絡み合い、政府担当者(井上、高橋大蔵大臣)の暗殺などもあり、二転三転した挙句に日本経済は崖を転がり落ちて行ったということです。20世紀初頭は大変時代でした。
2013.8.29付けのForbesに「語られ始めた<日本の失われた20年はウソ>という真実」が日経新聞に掲載されました。(2013.8.11 Forbes.com)興味のある方はお読みください。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2700G_X20C13A8000000/
次回は通貨制度についての2制度について書き、1920年代の日本の政治経済を書いてみたいと思います。
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