サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記
貝・花・風景-008
一年前の回想録(奄美大島訪問記)
キャスター
サワラちゃん アマミちゃん
京都駅・新幹線口
鹿児島中央駅の九州新幹線
私達のお爺ちゃんは、昨年の7月に初めて奄美に渡るために鹿児島に来ました。その日も快晴の暑い夏の日でした。 京都から九州新幹線・・West Japan Kyushu・・に乗って一直線でやって来ました。
鹿児島中央駅
鹿児島中央駅から港へのルートが分からなくて、あちらこちら探したものでした。なにせ、何処に奄美行きのフェリーの乗り場が有るか分からないで来てしまった。近くの旅行客に聞いても<わからな~い?>。やっとの事で隣の駅の鹿児島駅からフェリー乗り場へ行くことが出来ました。
錦江湾を行くフェリー・あまみ
埠頭を離れてフェリーは錦江湾をひた走ります。もう直ぐ夕方です。辺りが少し暗くなってきました。フェリーの甲板上には誰も居ません。フェリーは<あまみ>でした。とても快適な船旅でした。
指宿沖からの開聞岳
指宿を通り過ぎる頃、空は茜色に映え、素晴らしい光景が目の前に拡がってきました。開聞岳の富士のような姿がとても綺麗。もう直ぐ錦江湾を離れて太平洋に出て行きます。
フェリー・<あまみ>の甲板付近
さあ、これからは種子島、屋久島の間を通り抜けて、トカラ列島沿いに一路喜界島目指してフェリーは進んでいきます。夜は辺りが暗くてなかなか場所が分からない。何時の間にか屋久島を過ぎ、辺りには何も島影がなくなりました。
真夜中、<喜界島>に到着。真っ暗な夜の港です。お客を降ろし、荷物を降ろして直ぐ出発。慌しい港の風景でした。島影も殆ど見えなく、ただただ当たりは真っ暗。何時の間にかフェリーは島から遠ざかっておりました。
真夜中の喜界島
暫く行くと朝になり、洋上は凪いで真っ青な海と水平線が見えるだけ。水平線の向こうは何処なんでしょうね。今どの辺りでしょうか。皆目見当も付かない。もう直ぐ、奄美大島が見えるはずですが。
暫くすると、水平線の左に島影が見えてきました。笠利の辺りでしょうか?フェリーの帆柱の後ろの船室に入っていましたので、そこからカメラで外の景色を写しておりました。
暫くすると、名瀬港に近づいて来ました。早朝です。太陽も昇っています。朝の7時頃でしたでしょうか。喜界港とは違って大きな街並みが見えてきます。もう少しで古仁屋・・・・でも、遠い! 昨日の夕方時頃の鹿児島出航。流石、遠い。
慌しさの中で 大方の乗客は下船していきます。荷物の積み下ろしの車が慌しく走り回ります。これから3時間後に古仁屋港到着とか。船内はガラ~ンとした感じ。これから先は貸しきり状態。昨晩は結構人が大勢居たのに。寂しい感じ。
似たような景色が延々と続いて行きます。何時の間にか大島海峡の入り口近くに来たようです。古仁屋は何処なのでしょう?
古仁屋港が見えてきました。スコールが襲ってきました。このスコールは生まれて始めての体験。これから頻繁に遭遇することになりました。今回は下見の段階です。奄美大島に住むかどうかも決めていません。もし、天気が悪くて大荒れなら今は加計呂麻島に住んでいなかったかも。
午前10時過ぎに古仁屋港に到着。今日はここで一泊。明日、加計呂麻島へ又フェリーで旅は続きます。前の日の朝に京都駅を出発して・・・・未だ目的地は先なのね・・・・エライ遠いとこへ来ちゃった感じ。 沖縄などは遥かこのまだ先。日本列島って縦に長いんだな~とい実感を受けました。
近くのレストランで夕食を食べて、兎に角ぐっすり寝てしまいました。明日は昼ころフェリーで対岸へ出発!・・・お休みなさ~い!
本日の担当は<アマミチャン>でした。
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サワラちゃん・何時になくやる気満々!
暑いんだけど、今日は[気合を入れて]行きましょう。
今年の夏は沖縄、奄美以外は猛暑だそうです。良かった(^-^)
何時もアマミンと涼しいところを探して、日中は寝ております。涼しいところは探せば沢山有ります。最高は冷凍庫の上に有るレンジの傍。裏の庭の果樹の木下。裏庭に面した縁側・・・・最近は朝早くと夕方の時間以外はゴロット寝ています。だから・・・寝子なんです。
今日の御題は<ミミガイ> 一見アワビやトコブシに似ております。細長く華奢な感じです。アワビは近くの海岸ではいやと言うほど手に入りますが、ミミガイはなかなか手に入りません。生息数が少ないんでしようか。
ミミガイ
綱 亜綱 目 | GASTROPODA PROSOBRANCHIA VETIGASTROPODA 腹足綱 前鰓亜綱 古腹足目 |
---|---|
Group グループ |
Abalones アワビ |
Super Family / Family 科 |
PLEUROTOMARIOIDEA HALIOTIDAE オキナエビス超科 ミミガイ科 |
Genus(Subgenus) 属 (亜属) |
Haliotis () ミミガイ () |
オキナエビス超科 ミミガイ科に属すのですね。知りませんでした。サワラちゃんも<オキナエビス>を一個頂いたのが有ります。宝物のようにしてます。何故って、昔は珍品に属していて、たいへん高価な貝殻の一つでした。
鳥羽博物館では一個3,600,000円のオキナエビスがあります。次回にサワラちゃんのオキナエビスをお見せします。
アワビと同じグループに属しておりますが、華奢な形をしていて美しいです。
ミミガイ ・ 80mmx35x15・加計呂麻島太平洋岸
アワビは太平洋岸の海浜ではそこら中に転がっています。欠けのない物が殆どです。しかし、ミミガイはめったに見つかりません。
別な色合いのミミガイ
裏面
珊瑚の砂で磨耗したミミガイ。 自然のものは稀にしか見かけません。
ミミガイの特徴としては殻よりも軟体部分の方が大きく、身体が殻の中に入らない。四国以南の潮間帯の岩礁に生息しています。
アワビやトコブシ、ヨメガガサなどは岩礁の岩の割れ目の陽の射さない奥の方に生息しています。食べれますので潮干狩りの人たちがこれを狙っています。しかし、岩から剥がし取る時、一度で取り去らないと二回目以降は殆ど吸着力が強いので無理です。ナイフのようなものを持っていくことお勧めします。
次回はアワビ、トコブシなどをご紹介します。
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