茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

2012年06月29日 | 日記

 

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

            風景-004

 

 

今勉強中のちゃん

 

須子茂離れ

     

 

もうそろそろ梅雨が明けそうです。沖縄は先日梅雨明けしました。今年の夏は西日本、沖縄、奄美方面は結構暑いそうですよ!

 お家のアマミンは地元のにゃん子ですから慣れていますけれど、サラちゃんは北海道のにゃん子。 蒸し暑いのは苦手・・・・と云いたいけれど、夏は実はあまり知らないんです。北海道でも真夏は結構暑くなりますが、期間も短いし、蒸し暑さは余りありません。 カラットしてるのね。

先日、滋賀のサラちゃんの先生から貝殻をまた送ってもらいました。本日は一部の貝殻のご紹介をします。

A オーム貝

 

左から一番目、二番目が送ってもらったオーム貝、右端がサラちゃんが実久で採取したものです。少し先端が欠けていますが、模様の部分の割合が比較的多いですね。 (左端サイズ 14.5x17.5x8.7)

左端のオーム貝

    

 

B 三美螺(サンピラ)

左からバンザイラ、ショウジョウラ、ジュセイラで三種類で三美螺

           

 

 下の貝殻はサワラちゃんが持っていた<ショウジョウラ 15x15x13

    

 

ガラコが死んでしまいました!

台風の大雨で水の取替えが遅れたのでしょうか。小さな貝が死んだ時出す貝毒で水が汚れ、急にガラコが元気を失くしました。 水を変えた後に急に急変して死んでしまいました。他に<ヤクシマダカラ>もOUT!

水の管理は本当に難しいですね。随分元気でした。四月の中頃の嵐の晩に砂浜に打ち上げられていたを偶然に救助したのを、水槽で飼っておりました。2ヶ月ほど生きていたんですね。

スイジガイ>の幼貝・<ガラコ>13.5x8.5x8.0

       

 

鋭い牙のような蓋、周りの邪魔な障害物はこれで蹴っ飛ばして歩きました)浄水器の取水口の部品も壊すほどの凄い力を持っていました。

 

 

 同じ日に死んでしまった<ヤクシマダカラ> 5x3x2.5

 

  

 

変わって登場しましたのが、スイジガイ(18cm)に入居している巨大ヤドカリです。名前は<アルカポネ>(シカゴのギャングの帝王)。海老が大好き。子分のヤドカリが沢山彼の周りに集まってきます。そうしたら、大きな腕で跳ね除けます。ガラコより強そう!

ヤドカリの<アルカポネ

              

 

海水を直にパイプかホースで引くことが出来たら、もうちょっと水槽の環境を良く出来るんですが・・・・これからはミノカサゴの権太アルカポネの時代です。

花富の海岸

         

 

涼しいソファーの上で昼寝中の<アマミン

 

 

邪魔しないで!、寝てるんだから」・・・勉強のし過ぎでダウン!(

首輪>どうしたの?  「この前お家から脱走した時、どこかへ忘れてきたの」 これで3本目 (^~*)、

凄いでしょ!  爺ちゃんはカンカンに怒ってた! 

       

次回は「大雨の被害が凄い、太平洋岸の視察記・・<阿多地~嘉入~西阿室をアマミンが報告します

今日はこれでお終いにゃ~ん!

 

姉妹ブログ

A- 日本の伝統芸術と伝統芸能
   
現在<人形特集>を行っております。

   http://blog.goo.ne.jp/nippondentougeinou

B- 茜ちゃんのつれづれ
   
現在<記憶>について書いております。

  http://blog.goo.ne.jp/amamichan

C- 
 
白洲正子著作集・読書日記
      [
十一面観音巡礼」-こもりく・泊瀬   
    http://shirasumasako.blog.fc2.com
 


サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

2012年06月22日 | 日記

 

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

            風景-003

 

 アマミン

 

本日最初はアマミンから

 古仁屋港のフェリー乗り場

 

台風襲来の前日の古仁屋のフェリー乗り場・・・・当日は午後2時の便が最終になりました。乗り遅れたら大変!

 請島・与路島航路のフェリー

                   

 

 アマミンと茜ちゃんとお爺ちゃんは買出しです。 電池と食料と猫ちゃん用も当然買ってね。 人影まばらなフェリーで古仁屋を去りました。大島海峡には台風避難の貨物船などが付近に14隻停泊しておりました。

 飛行場の滑走路ではありません・・・沖に船が停泊中

 

 

俵の港の沖合いには海上保安庁の巡視艇、貨物船が2隻、それぞれの場所で停泊。薩川湾には大きな貨物船が前日から停泊。どんどん数が増えそう。

 原油のタンカーでしょうか?

          

 

台風は今年は太平洋高気圧の勢力が強いので張り出しが大きく、その為に台風が高気圧の縁を通るので、日本へのコースが多くなるようです。もう、南シナ海には台風5号が発生し、日本に向かっております。

明日は海の駅は台風のためお休み

     

というわけでアマミチャンも今日はこれで終わりです。

 サワラちゃん

 

毎日蒸し暑い日か、雨ばっかし。 北海道だったら天気も良いし、涼しいのに。だから身体がむずむず。退屈よ! 夏は海は潜るしかないのかな。サワラちゃんは水に濡れるのは苦手。 泳ぐなんてトンでもハップン。

しかし、家のアマミンは逆なの。 水が大好き。 濡れるの気にしない。 そのくせシャンプーは大嫌い。この前浴室でシャンプーするといったら、大暴れ!結局取りやめ。気持ちがよいのにね。 

  これはなんでしょうか?・・・・写真を見て当ててください。

A

大きさが分からないといろいろ考えちゃうでしょうね。左端は簡単そうで難しい。右端はいかがですか。

B

 

角が有るような貝殻? 写真に騙されないでね

 

       

         

 

Aの表側の写真。・・・な~んだ・・・宝貝か。左から<ハナマルユキ>、中央は<ヒメホシダカラ>、右端は<ハナビラダカラ

 

 

 

 ハチジョウダカラの幼貝だと<ハナマルユキ>の殻口と見間違う。

 

  

B 写真の正体は

な~んだ これか・・・シャコガイじゃん。

C これはなんでしょうか?

先ほどより少し難しい

 

これならどうでしょうか?

 

D これは何でしょうか?

 

          

   

C <イボソデでした。

 

D は簡単でしたか?  <スイジガイでした。

 

       

 

E これが最後の問題・コレナンデショウカ?

 

助け舟・・・クモガイ、スイジガイ、イボソデと同じ仲間です。

下の貝は各々別の種類ですが、似たような形をしています。巻貝の仲間だからでしょうね。

下の貝は<サソリガイ>ですが、スイジガイと同じ仲間ですね。

            

さて、E は何でしたでしょうか。紅ソデでした。

 

南方にいる<サソリガイ>

 

イボソデ、スイジガイ、ウラスジマイノソデ、クモガイ、サソリガイなどは、ソデボラ科に属し、砂地のある海中に生息しております。スイジガイ、クモガイなどは干潮時には膝位の水中の砂地で見つけることが可能です。

                    フジデサソリ

 

 サソリガイ、フジデサソリのことは分かりませんが、クモガイ、スイジガイの長い足は何故このように長いのかと考えていましたが、生息している環境は砂地の中の棒のような死珊瑚の残骸の林のようなところです。この形は死珊瑚に擬態出来るからではないでしょうか。水槽で飼ってみましたが、この形では石のある海底では動きづらいと思います。それでもスイジガイの幼貝は乗り越えて行きますが。(幼貝の段階では長い突起はありません)

そんなこんなで今日はお終~いです。

姉妹ブログのご案内

 A  ちゃんのつれづれ

http://blog.goo.ne.jp/amamichan 

 B  市松人形特集

http://blog.goo.ne.jp/nippondentougeinou

 


サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

2012年06月16日 | 日記

 

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

            風景-002

 

 

 毎日毎日曇りか雨の日が続いております。遥か南のフィリッピンのルソン島付近には大きな台風が現在発達中です。台風4号。先回よりも強いとの気象庁の発表がありました。今日進路を見るとちょうど進路予想の中心線が奄美群島を通っております・・・・・いやな感じ!

先日、サワラちゃんの先生から陸貝の写真が送られてきました。ご承知の通り貝には陸生と海生がありますね。奄美はどちらもたくさんの種類が生息しています。下の写真はAmphidromus属の陸貝です。

      

   

凄くパステルカラーな色合いで綺麗ですね。南方にはこんなカラフルなマイマイが木や地面を這っているのでしょうか。似たような種類のマイマイをご紹介してみます。Amphidromus属です。

ナンバンマイマイ超科 ナンバンマイマイ科 パプアマイマイ科 

ウコンフィリッピンマイマイ Amphidromus chloris

上の陸貝と同じようですが、少し種類が違うようです。

ミドリパプア Papuina pulcherrima

いずれも、くどくないスッキリとした柔らかい色調ですね。奄美にはそこら中にマイマイやナメクジが生息しています。ソーセージ大のナメクジを見たときはビックリしました。最近は慣れましたが。

このマイマイは何かお分かりでしょうか。結構大きいのです。10~20m位。生きたものは見たことがありませんが、加計呂麻島の太平洋岸の諸鈍湾やその付近の大島海峡岸の海浜に沢山落ちております。

アフリカマイマイ

メノウアフリカマイマイに似ているマイマイも見つけました。

メノウアフリカマイマイ

実はこのマイマイは非常な害虫だそうで、触っても広東住血線虫という伝染病を媒介する危険な種類のようで、

門司動物検疫所からも警告が出ており、注意を呼びかけております。加計呂麻島の東シナ海方向の土地には見かけられません。北限が今まで奄美大島でしたが最近は鹿児島県の本土側にも生息が確認されたとか。温暖化の影響でしょうか。物凄く生殖力が強く、且つ、何でも食べるとか。コンクリートも食べる!こんな奴に掛かったら、作物はひとたまりもありませんね、

生のアフリカマイマイの持ち込み、持ち出しは X です。

今日の<サワラちゃん>の報告はこれでお終い!

  

6/15, 加計呂麻島の北端の方向にある<生間(いけんま)>に行って、そこの港から古仁屋に行って来ました。前の日は大雨で、県道614号線のところどころに崖崩れが起きており、土砂が道路の真ん中まで押し寄せておりました。ダンプと途中で何台もすれ違いました。自動車整備工場が背後の裏山の土砂崩れで、壊滅寸前の状態ようでした。

風台風も怖いですが、特に山が低くても急峻ですので、雨台風はもっと怖いですね。台風4号はどんな台風なんでしょうね。

生間付近・・対岸は奄美大島・古仁屋

         生間港

         

生間港付近

大島海峡中央からみる安脚場付近・・・水平線の向こうは太平洋

古仁屋の港付近の大橋・・・手前が港

  

とにかく湿度が高くて大変。何故遠回りして古仁屋に行ったかって・・・・ヒミツ

もう少しあちらこちら行きたかったんですが、凄い湿度と今にも雨が降りそうなので帰りは素直に帰ってきました。途中、養鶏場で卵を買ってくるのを忘れちゃった。この卵は有精卵で3個で¥100。 トンネルを潜らなくちゃ行けなかったので、今回はキャンセル。明日、貝殻拾いの後で寄るつもりで~す。

そんなこんなで今日はお終~いです。

姉妹ブログのご案内

 A  ちゃんのつれづれ草・・・新規更改しました!

http://blog.goo.ne.jp/amamichan 

 B  市松人形特集-003 は6/17に新規更改します。

http://blog.goo.ne.jp/nippondentougeinou

 


サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

2012年06月08日 | 日記

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

            風景-001

 

                   

                 奄美ちゃん(アマミン)生後9ヶ月

 こんにちは! 今日から<サワラちゃん>と<奄美チャン>は一緒にこのブログを担当することになりました。ブログの表題も少し変わりました。また、姉妹ブログも・・・・

          花富ハイビスカス

 

奄美ちゃんのつれずれ>・・・・・ → <茜ちゃんのつれずれ 

茜ちゃんの歳時記>・・・・・・  終了!

奄美ちゃんの離島日記>・・・・・・・  終了!

サワラちゃんののビーチ・コーミング>・・・・

・・・・・  改変  →   <サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

に少し内容が変わりました。今までの貝殻の採集・蒐集の他に「草花」と「奄美の自然の風景」を加えて、貝殻は<サワラちゃん>、その他は<奄美ちゃん>が担当します。よろしくどうぞ!

sate, 最近は梅雨らしい湿度の高い日が続いております。今日も未明まで雨が降り、日中はどんよりとした今にも雨が降りそうな天気です。

 

 

自宅の傍の海岸の薩川湾の景色もご覧のとおり。奄美大島が霞んで見えてます。暗い冷たい雰囲気。今は満潮の時間でした。朝から水槽の水変えで大忙し。浜まで50m位の距離ですが、バケツ2杯を手に提げて浜から堤防に上がり、自宅まで戻るのは大変。 手が抜けそうです。

                浜までの小道

 

とは言っても、力仕事は猫には無理! 玄関の横の小道を真っ直ぐ行くと、道路に出ます。県道614号線。道を跨ぐと海岸です。岸壁の階段を降りて又登る。結構しんどいと思う。紫陽花が咲き始めてます。

                   アジサイ

代わって・・・サワラちゃん

 

サワラちゃん (生後1年6ヶ月)

 

 

 先日の台風は心配したほど強く有りませんでした。 台風の中心の軌跡をレーダー予想で見ていましたら、南大東島を目指して進みましたので、奄美群島には少し掛かった程度で終わりました。ちょっと外れたらそれは凄い雨でしたでしょう。

80mm/h位の雨雲が奄美群島の東をそれていきました。クワバラ、くわばら。その2日後、満を持して大島海峡の出口の「芝」と太平洋岸の「於斎湾」の2箇所に貝の採取に行ってきました。成果はご覧の通り。

A・・(大島海峡出口)

B・・於斎湾海岸

    1/2

  

    2/2

    

海岸の打ち上げの貝の採取量はこんなに違うの。 A-芝なんか東シナ海に面しているので断崖絶壁の下のそれはそれは危険なリーフと海岸。潮が満ちてきたら逃げるところがありません。完全武装で出かけたのですがたったこれだけ。

長靴、スリッパ、ペットボトル、ロープetc 韓国、中国の製品ばかり。塵ばかり。悲しくなっちゃったね。 ただ、<姫シャコカイ>をGet!

水槽に落ち着いた姫シャコカイさん。14~15cm位は有るのよ。リーフの割れ目の隙間に挟まっておりました。シャコガイは普通死珊瑚の塊の中に潜っているので、素手ではとても引っ張り出せません。波打ち際のところに固まって群生しています。ただ、水槽の中では飼い方に少し工夫が要ります。・・・内緒!

今、水槽の中には3個のシャコカイが住んでおります。水の管理が難しい!!餌は要らないんだけれども。

季節的なことも有る様だけれど、大島海峡は貝殻は期待外れが多い。<テラダ>(マガキガイ)は結構あるのだけれど。・・・サワラちゃんは興味なし!

B-於斎湾は芝と違って、最近にない程大量の貝殻をGet! 見ての通り。<クモガイ>、<スイジガイ>が結構転がっていました。余り破損もない。砂浜が多いので大きな破損もなし。

スイジガイ>・・22cm

 

           <クモガイ>・・最大18cm

           

左・<ウラスジマイノソデ> 右・<アブラソデ>・・8.5cm

スイジガイ>の幼貝

           

巻貝類・・最大10.5cm

 

<スイジガイ>・・・20x15cm

            

 一見、生の<スイジガイ>と錯覚しましたが、貝殻の中には巨大なヤドカリ。始めてみました。毛むくじゃらの長さ15cm位。「絶対出ないから」というので、連れて帰りましたが大きすぎる。別の60cmの水槽にご入居。 威張っています。殻の上には<ハナマルユキ>、<ハナビラダカラ>、<ノシメガンセキの類>を背負っています。立ち上がると5~6cmほど、貝殻が起き上がります。殻は新しいのですが・・・・・・・さて??

 

隣の60cm水槽のスイジガイの<ガラコ>・・・只今食事中。隣の水槽に強敵現れる。<ウチ、知ラヘンデ~>

権太>・・何たって俺様が最強よ!

                  

 という訳で、水槽の中は大入り満員! もう一つ水槽が必要ね!

 

 姉妹ブログのご案内

 只今、下記のブログで<市松人形>の特集を行っております。

日本の伝統芸術と芸能

http://blog.goo.ne.jp/nippondentougeinou

明治・大正・昭和期の名人の製作した<市松人形>を先回のブログから特集記事で組んであります。興味のある方はどうぞご覧ください。

               市松人形

 


サワラチャンの貝のビーチ・コーミング>・加計呂麻島・蒐集日記

2012年06月02日 | 日記

 

サワラチャンのビーチ・コーミング

                         -012 

                 加計呂麻島・蒐集日記

 

 

 

 奄美群島もここ数日梅雨らしい日々が続いて居ります。 台風3号がフィリッピンのルソン島の西にあるのですが、今後急に90度右に旋回して日本に向かうとの事。ウッソー! 南大東島へ向かって進んでいくとか。Yabai ! です。加計呂麻島の横を通っていくから、相当荒れるかな???

6/5は大潮なのに海が大荒れになるから、岩礁には危険で行けません。仕様がないから台風が通り過ぎてから、海浜の貝拾いに徹するしかないの。少し期待はあるけれどね。 ここ暫く貝の採取が出来なくて、内心イライラしてました。

北海道はもうリラの花が咲いたって、お母ちゃんがブログに掲載してました。<リラ>ってライラックのことよ。フランス語でリラなのよ。こちらの方が素敵な呼び名だと思うんですけれどね。

 

ヒョウモンダコ

    

 

 昨日サワラちゃんの先生からメールが来て、<ヒョウモンタコ>に気を付ける様にと書いてありました。沖縄海域の岩礁付近に住んでいるのですが、最近北上して九州北部でも目撃されたそうです。体長10cm位の小型のタコですが、とテトロドトキシンいう青酸カリよりも遥かに毒性の高い猛毒を持っているそうで、噛まれると人間でも死亡することがあるとか。怖いですね。

岩礁にはこの外にも毒貝・<タガヤサンミナシ>、<アンボイナ>や<ウツボ>、<ミノカサゴ>etc  結構こわ~い奴が潜んでいます。この前も岩礁の浅瀬の中で直径4~5cmもあるウツボと鉢合わせ。 焦りました! 向こうが逃げてくれましたけれど、素足だったのでパニクルところでした。

巻貝は絶対先のほうは触りません。貝の表面は海草や汚れが付いているため識別は難しいです。海中ではとても危険! ウニなども結構怖いですよ。手袋を履いて触っても危険らしい。 岩は無意識には触らないようにしています。何が引っ付いているか分かりませんからね。

それで、本日は毒貝の巻

 

タガヤサンミナシ>・マダカスカル島

 

                 タガヤサンミナシ和歌山

            

加計呂麻島のタガヤサンミナシ

A はマダカスカル産に黄色い部分の模様が似ていますが、殻頭の尖りは余りありません。磨耗しているからかもしれません。B は和歌山のものに似ています。いずれも打ち上げ貝です。

A

  

                    B

                   

様々な模様や形の変異があり、いくつかのフォームに分けられている
神経毒を有する刺を有する。キラーシェルとも呼ばれる肉食の貝。

イモガイ超科 イモガイ科 紀伊半島からインド太平洋域に生息します。

アンボイナフィリッピン

     

加計呂麻島の<アンボイナ

フイリッピン産に良く似てますね。これも打ち上げ貝です。

     

Killer snail  (殺人貝)といい、インドネシアのAmbon島に因んだ名称。人が射されると呼吸障害になる猛毒をもつ。

イモガイ超科 イモガイ科 伊豆半島、紀伊半島からインド太平洋域に生息します。

これらの毒貝は打ち上げの場合、見た目に綺麗なのですぐ目に付きますし、結構落ちていますが、欠けた貝が多いですね。加計路麻島では何処でも目に付きます。

では終わりに毒貝と無縁な可憐な貝達をご紹介しましょう。

タケノコガイの仲間

石浜を歩いていたり、岩場の平らなところには意外とタケノコガイの仲間が多く居ます。毒もなく安全。 ただ、先端が欠けている場合が多く、砂の中か海中でなければ完品は無理ね。

結構持っている種類も数も多いのだけれど、完品は極端に少ないです。海中で採取すると先端が正に錐のように尖っております。触ると刺さるような感じ。

ヤドカリが意外と好きな貝です。珊瑚の林の間を歩いております。

フデガイの仲間

平らな岩場の窪みにコロンと落ちていることが多いですね。アクキガイ超科 フデガイ科 九州南部以南; インド・太平洋域 潮間帯-60m深の珊瑚礁間の砂上に生息しているそうです。下の写真はチョウセンフデ姫チョウセンフデ

自宅の水槽で飼っている<スイジガイ><ミノカサゴ>は元気です。もう、住み慣れたようです。食べ物も与えるもので満足してるのかな?

スイジガイガラ子>

               <ミノカサゴ権太

               

そんなこんなで、本日はお終い!

              サワラちゃんの 加計呂麻島蒐集日記