茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

「サワラチャンの加計呂麻島日記-2016-6-24号」

2016年06月25日 | 教育

 

New ・ サワラちゃんの

 加計呂麻島日記 & 貝殻採取

 

2016-06-24 

 

 

 

 

 

英国のEU離脱国民投票

-001

 

6/24・・「離脱に決定!」

 

 

遠い異国の事と思いきや、 実際に国民投票が始まってみると、

事前の大方の予想に反して結論は「EUからの離脱」という結果になってしまった。

東京株式市場は市場は一時、1300Point程の暴落騒ぎとなった。

14,952.02  -1.286.33  -7.92%

円も株式並みの動きで上下し、 一時、99円/1$を付けた。

102.46  1.97円高

 

笑っている場合じゃないぞ!

    

 

英国通貨も31年ぶりの安値 1.35$/1ポンド

 

 

 

今回の国民投票で 実にハッキリした色分けが出来ている。

スコットランド + 北アイルランド +ロンドン ・・ 残留

イングランド + ウエールズ ・・ 離脱  である。

 

英国の歴史の中で、イングランドとスコットランドの仲の悪いのは、今に始まったことではない。 

スコットランド=ケルト(ウエールズ、アイルランド)

イングランド=アングロサクソン=デンマーク+ザクセン(サクソン=ドイツのザクセン)

現在の英国本土には紀元前BS6世紀にはケルト人が住み着いて居た。

BS55~54年にローマ帝国のカエサルに征服された。

現在のイングランドの部分が、ローマ帝国に編入される。(ブリタニア遠征)

今回の問題の核心はここにも有るわけです。

 

ローマ市長

 

 

今回の英国のEU離脱は、内外に大きな影響を及ぼすことになる。

ローマの女性市長が最近誕生したが、EU離脱論者である。

 

カタルーニアの離脱 

 

 

スペインとフランスの国境に位置する、カタルーニアは現在スペインの一州であるが、

20世紀の大問題の州でもある。スペインとは人種が違うのである。

また、この問題が再現されつつある。 

次回は、この問題の深層を考えてみたい! 

 

 

尖閣諸島の現代史的問題-002

 

口永良部島海域を航行中の中国艦船

 

中国海軍の軍艦が日本の領海を太平洋に向かって横断した。

領海侵犯であるから、即外務省は駐日大使を深夜呼びつけて、抗議をしたのである。

その後、マスコミも大騒ぎをした。今は少し静かであるが。

 

 

 その後、米国海軍は太平洋上に展開していた第三艦隊空母軍を、南シナ海に編入することにした。

東シナ海や日本海や日本の太平洋岸には、以前から第七艦隊空母軍が軍務についている。

 

 第七艦隊空母軍

 

第三艦隊空母軍

 

規模が一度に倍になったような感じである。南シナ海とインド洋が第三艦隊の任務地である。 

インド海軍+米海軍+海上自衛隊の三軍規模である。先回はこの3か国が合同演習を行った。

中国海軍はストレスを非常に感じ、各国の艦船を追尾していた矢先の事件であった。

 

中国艦のUターン 

 

 

中国海軍の艦船が尖閣諸島の接続水域に侵入し、その後何故Uターンして接続水域を出て行ったか? 

中国の艦船はロシアの艦船を監視していた海上自衛隊の、自衛艦<はたかぜ>の無線情報を傍受して見に来たようである。

ロシアの艦船は通常の航路をインドネシア方面から、ウラジオストックに向けて帰航の途中であった。

日本はこれを「無害通航」と認識していた。ロシア艦を発見して中国艦はUターンした。

一時マスコミの間で言われていた中露の共同行動ではない。中国が見せかけたのであろう。

 

 

次回は今回の一連の騒動の可否 について「海洋法条約」から解釈すれば・・・

国際法である「海洋法条約」から見た中国の行動は、本当に違法行為なのだろうか? 

 

 

 


サワラチャンの加計呂麻島日記-2016-06-17

2016年06月16日 | 教育

 

New ・ サワラちゃんの

 加計呂麻島日記 & 貝殻採取

 

2016-06-17 

 

 

 

東シナ海は波高し!

 

 

 

永良部島海域を航行中の中国艦船

 

中国艦船は屋久島の南を領海を太平洋に向かって横断した。

政府はこれを無害通行としたようだ。インド、日本、米国の艦隊演習の監視中の事故だ。

 

 

石垣島沖の尖閣諸島の領海侵犯もそうだが、やたらと中国の不法行為が多くなっている。

先回の沖縄の婦女殺害や酒酔い運転の米国人の事故が発生。これは無関係のことではあるまい。

不思議なことに沖縄県知事の動静がサッパリだ。なぜ???

 

尖閣諸島の現代史的問題-001

 

 

尖閣諸島は歴史的に見ても日本の固有の領土であることは明白である。

1949年に建国した中華人民共和国には国際法的に考えても、領有を抗弁する法的な根拠はない。

戦前の一時期は現在の台湾=中華民国が中国を代表していた。サンフランシスコ条約でも明らかだ。

南京事件の辺りで時の為政者=蒋介石総統は米国から見放された。その後は毛沢東に取って代わった。

 

毛沢東

 

毛沢東は中華人民共和国・中国共産党に初めからいた人間ではない。彼はもともとは中華民国=蒋介石の部下であった。

ここのところは中々紹介されていない事実である。共産党に入党したのは後のことである。

蒋介石が米国の意のままにならなくなり、もっと巨大な政治的な思惑から外されたのである。

南京事件の嘘八百の殺戮事件はここで起こった。下手人は中国人である。

 

蒋介石

 

毛沢東以下の後の中国政府はこれを利用した。もう下手人はどこの政府の誰か分かる筈だ。

蒋介石はポツダム宣言には署名はしていない。米国のトルーマン大統領が代筆署名している。

これはアメリカ公文書館に証拠の文書が保管してある。面白いことに英国のチャーチルも同様であった。

蒋介石が後日日本に対して賠償を放棄したのは、実はこの南京事件対する自責自戒の念であろうことがわかる。

 

日中首脳会談

毛沢東・田中・大平・周恩来

 

      

 

今回の一連の尖閣諸島問題は、実は日中国交回復交渉に遡ることが言える。

田中角栄内閣が発足したころは米国はニクソン大統領時代であった。

彼らは日本の頭越しに米中最接近を図った。その使者がキッシンジャーである。

戦後のアメリカ外交の影の責任者である。それに対して先手を打ったのが田中角栄首相であった。

これが後のロッキード問題で失脚する遠因でもある。

 

ヘンリー・キッシンジャー

 

この日中首脳会談で、周恩来首相とある取り決めが合意された。

尖閣諸島>の帰属問題は、後の時代の政治家に任せ、ここで決定しないでおく。

後日、日本の政府が自民党から現在の民進党(当時は民主党)の代わり、

尖閣諸島に中国漁船は突入し、拿捕された問題が突如発生した。

この時、日本政府は船長を裁判に掛けず(日中との約束通り)強制送還させればよかったのである。

しかし、時の政権は裁判に掛けてしまい、ここから日中は拗れてしまった。

 

尖閣諸島

 

外交ミスである。これは日本に責任がある。

尖閣諸島中国漁船衝突事件の対応を巡り内閣官房長官仙谷由人

国土交通大臣馬淵澄夫に対する問責決議が参議院で可決されるなど政局は混乱>

これがその証拠である。(Wikiより

 

その後、元東京都知事・石原慎太郎氏が尖閣諸島を東京都が買い受けるという発言があった。

その後、十数億円の金が寄付された。今は店晒しであるが。

何故、アメリカ経由でこの案件が持ち出され、突然、燎原の火のように燃えあがってしまったのかは、

日中米の現代史の謎の一つであるが????

政治史の不可解さは尋常一通りではない。

国民は外交を単純に見てはいけないのである。

 

天才

 

今回は足早に尖閣問題を、現代史の側面から書いてみた。

この問題については田中角栄の側近の著書や石原慎太郎著・「天才」を参考とさせてもらった。

 

 

次回は 

6/23に英国で国民投票始まる・・EUから離脱?X?X

FRB委員長懸念を表明!

 

 


サワラチャンの加計呂麻島日記-2016-06-01

2016年06月01日 | 教育

New ・ サワラちゃんの

 加計呂麻島日記 & 貝殻採取

 

2016-06-01 

 

 

 

 

オバマ大統領広島訪問

 

戦後70年間の中の大きな出来事であった!

一回目は「奄美・沖縄返還」そして、今回・・・・

 

  

 

隣国はナンダカンダとガタガタ言っているが、日本外交の勝利でもあると同時に

米国外交政策の大きな変換点でもあった。今後、米国がどのように変化するかは予断を許さないが、

米国民の歴史認識の大きな変化を表していることは間違いない。

隣国にとっては大きな脅威であろう。

 

羽田飛行場での事故・・・オマケ??・・

 

それと同時に円弧のように中国大陸を囲むような東南アジア諸国や台湾にとっても、

大いに勇気づけられたに相違ない。今までには有りえない事であるからだ。

 

台湾新政権発足

 

折も折、台湾では新政権が発足した。中華人民共和国寄りの「馬」政権も終わり、

新しい中華民国の船出である。この政権の元総統・李総統は京大で学んだ学徒でもある。

日本に対する経験・認識も深い方である。戦前、同じく日本に統治された隣国・韓国とは大違いである。

旧帝国大学は台湾・台北と大韓民国・ソウルにもあった。ある意味では近代化の象徴でもあった。

だが、現在は180度違った展開になって来ている。政治経済状態も全く違う。

 

  

 

新フィリッピン大統領

 

フリッピン大統領の交代でこの国がどのように変化していくかが、興味の有るところである。

インドネシアの中国に対する姿勢も変わって来ている。高速鉄道もどうなるかわからない。

べネゼーラの中国政府の高速鉄道計画の頓挫、店晒しのような危険が有る。

日本企業は危うかったのである。中国の本音が各国に理解出来る事であろう。

能書きよりも実績である

 

相次ぐ自動車企業の失態! 

   

 

ドイツのVW(フォルクスワーゲン)の問題が、日本に飛び火して来た! 

三菱自動車は日産自動車の傘下に入ってしまった。

日産自動車も以前左前になり、フランス企業・ルノーの傘下に入っているような塩梅だ。

日産と言えば戦前は満州帝国での巨大企業の一員であった。昔日の感あり。

三菱コンツエルンの一角が崩れてしまった。予想外の大事件だ。

東芝の大事件が有ったばかりだというのに???

スズキ自動車はインドで活躍中の企業であるが・・ 無理が表面化したのだろうか?

 

米国大統領選挙混迷!  

 

 トランプ大統領候補 

 

 

とうとう共和党を代表する、米国大統領選挙の代表候補者にほぼ決まった!

最近はFRBのイエーレン議長の首を変えるとも言いだし始めている・・

大変な事態になって来た。

 

イエーレンFRB議長

 

 

昔から、「連邦準備制度理事会」FRB,FOMCに関わることに、

口や手を出した為政者は碌なことになっていないのである。 

リンカーン大統領、ケネディー大統領も任務中に暗殺されている。

仮にトランプ候補が大統領に就任し公約を果たしたら・・・

アメリカの歴史に赤い血が染み込む事態となるかも????

 

 

こんな感じで終われば良いのだが2016年・・あと6ケ月も残っている。

 

これで行こう!