茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラちゃんの加計呂麻日記-069

2013年10月25日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -069 

 

 

 

 

加計呂麻島・諸鈍湾方面

 

台風26号が上手く災害なし通過してくれたので、安心していたら伊豆大島が大被害になりました。ここ、奄美大島も毎年風水害で大きな被害を受けましたので、他人事では有りません。

さて、問題の台風27号は現在奄美大島近海を通過中(AM8:00)。気象庁のレーダー予想と気象協会の気象予想が若干違っていましたので、素人の爺は困惑しました。レーダーで実際に画面を逐次見ていますと、台風はあたかも酔った親父の千鳥足宜しく、海上を行きつ戻りつのろのろと進んでおりました。これではプロといえども大変でしょうね。

結果的には災害を出さないでご通過いただけるようで。さて、この後本州方面の大雨が心配ですね。30号の大台を取ってくるのかどうかは予想が難しいのですが、気はまだ許せません。伊豆諸島方面の方は、難儀でしょうが充分注意をしてください。

 

新種の子供 

 

 見かけは狐か犬の子供と思いきや、実は新種の狸の子だそうで。アルビノ(動物学においては、メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により 先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患)ではないとのこと。白い狐は昔から存在して居ましたが・・・

 

 

    ***島暮らし-016*** 

ムラ社会>-02 

 

今回は<ムラ社会>からもう少し視点を拡げて見ましょう。 

 

 島の中でも、山間僻地でも、中小の都会でも見つけようとしたら、それなりに其処でしか得ることができない光景や楽しみがあります。 奈良の古寺院での素晴らしい古佛像群は、そこでしか見ることができない。奈良のゆったりとした時間の流れは、離島や山間僻地では流れてはいない。

時間の流れはその地域によって変化するようです。住めば都とか。島は不便なことも多いが、それを補って余りある素晴らしさがある。唯、これは島を一回出た人間か、I ターン者しか分からないことかもしれない。<可愛い子には旅をさせよ>とか。言い古された言葉ですが、まことにその通り

さて、<島暮らし>も今回で16回目。 よく書いてきました。 これから見知らぬ土地に足を踏み込む時の、躊躇の念を持たれる方も居りましょうから、良い面と悪い面をハッキリ,実践を体験して来た齢70近い爺が,正直に腹蔵なく書くのも良いのではないかと思います。

地元の人にとって多少耳の痛いことも中には有るでしょうが、綺麗事を言ってディホルメしたような事を言っていては、いけないことだと思いますし、間違った潜入観念を改める良い機会にもなると思います。初めのころは島暮らしの本当に良い面を選んで書いてきましたが、段々憂鬱な部分も書くようにもなりました。でも、最後まで読んでいただいて、現実を知っていただければ幸いかなと思っております。

 

 

 

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先々回ご紹介しました、日本経済新聞社のHPの投稿論文の第弾が出ました。京大総長直々です。是非、お読みください! 

「ムラ社会脱し世界を導け 原発事故に学ぶ」(経済教室)
松本紘 京都大学総長

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO29491210Q1A530C1KE8000/

 

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 先々回もご紹介しました<ムラ社会>のWIKIの定義を見て思うのは、何度も言いますように離島や、山間僻地特有の現象ではなく、日本のどこの社会でも大なり小なり見られる現象です。昔のように情報が余り普及していなかった時代は、情報が偏在して居りましたが、現在はTV,インターネット、携帯電話などが、全国どこでも平均的に普及してます。 電話回線もないTVも見れないところ以外は、情報に関しては平均化されています。

寧ろ、大都会の方が情報過多で弊害が多いかもしれません。離島のようなところは、人の移動が少ないので、WIKIの定義が多少色薄く見られる傾向はあるかもしれません。これからはテーマを絞ってカテゴリーに分けて、WIKIの定義を今回は考えてみましょう。

 

 

虐めと排他主義

 ムラ社会>の特徴の一つとして、多様性を嫌うという意識があります。古い伝統をもつ集合体(集落)ほど、同じ意識で同じ方向を見ながら動く事を、集落の共通の意識を持つ事を、集落構成人に無意識に強制しているのは事実です。都会人のような個人主義、独立自尊では少ない人数の集落の場合、集合体の存立が危ぶまれるわけですから・・・・・・・

 

ここから「排他主義」(排斥主義)が生まれてくるのでしょう。これは戦前以前の江戸時代からの、日本社会の農村社会の基本生活理念でもある、隣組・五人組等の歴史的伝統から来るものでもあるのです。戦時中は戦時政治経済統制の方針からも、強く取り入れられて来た事情もあります。根は相当深いものです。

その集落の暗黙の了解に従わない人間は、I&U、在来者に関わらず、排斥されその手段として<弱いもの虐め>が、出現する事にもなる。 <噂を流す>、<疎外感を実感させる>、<実力行使>・・結果的に「村八分」という最終的手段をとる事もあるのでしょう。

 

 <弱いもの虐め>が小・中学校内だけでなく、現代の大人の社会にも厳然と存在するのは、誰もが知っている事実。ただ、これはだけは言えます。別な言い方をすれば、そのような行為をする大人は、「精神的離陸」が未だ出来ていない人間ということになります。

過去でも現在でも地域に関係なく<虐め>はどこにも存在します。異分子の存在を許さないという体質。あるいはある特定の人間のサディズム的体質者を除去出来ない環境が、このような問題をムラ社会に作り出す事もあるようです。異質なものを認めようとしない。同質を好む・・・個人主義を精神的支柱とする、欧米人得にラテン系の民族とは対極にあるようです。

ただ、例外的には被害者がある疾患・・<アスベルガー、サバン症候群・発達障害等>というような精神的障害を持っている場合、通常の精神状態の方々にも差別は受けます。いずれにしても、人間本来の心の中には、濃い薄いはあってもこのような性向は基本的に持ち合わせている事です。

 

 

* <アスペルガー症候群、サバン症候群・発達障害等の詳細については、姉妹ブログの茜ちゃんのつれずれ草-033をご覧ください。

 http://blog.goo.ne.jp/amamichan/m/201211

 

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 通常誰にでも持ち合わせている、人間本来の性向を抑えれるか、儚くも曝け出すかは教育や指導などの有無によっても大きく変化します。ですから、しつこいようですが離島や山間僻地独特のものではない事を理解すべきです。

 

  

弱いもの虐めをする者、それに参加する者達は所詮、「弱虫」なのです。<皆で渡れば怖くない>という言葉は、裏返して考えれば、自らの精神的な弱さを現しているに過ぎません。彼らに共通する事は、「一対一の対決」に意外と尻込みをする事です。それが肉体的力比べでも、言論であっても。ましてや公論は彼らにとって論外です。自らの考えをはっきり言えない人間は、往々にしてこの手の人間が多いと言えます。

 * すぐ暴力を振るいたがる人が居りますが、これは大脳の面白いメカニズムに原因があるようです。通常は理性を司る分野で制御出来るのですが、命令系統に系統有るようで、迂回路のような部分を使用して、制御を免れるように暴力行為をしてしまうようです。躾や教育以前の大脳の機能的なものから来るようです。この事は最近専門機関の研究で分かってきました。

発達障害などの精神疾患は精神病では有りません。親の躾云々よりも、大脳の機能障害と考えた方が宜しいようです。この辺は大事な事なので、よく理解をした方が宜しいようです。

 何か集落・集合体の中で問題が発生した時、当事者が話し合いをする事によって解決するという教育などが、一般的でない場合は、どうしても他人の賛同者を募って、相手を無理やりにでも思うところに持って行こうとします。ただ、ここで間違っていけない事は、この現象はあらゆる社会の共通現象であるという事です。大都会でも、大きな組織の中でも厳然と存在します。

 

離島や山間僻地や、古い伝統の色濃い集落・集合体に起居する事になって、上記のような問題が起こってきた場合は、基本に立ち返って、当事者に直接会って話をするということが大切です。

 

 

 

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 ちょっと一休み 

                   話の喫茶店 

 

    みんな・江田氏、衆院座席も2列前に「降格」 (HP

衆院議事課によると、議長席側から当選回数の少ない順に座るのが慣例という。渡辺氏に近い議員は「無役になった江田氏が、前の席に移るのは当然だ」と指摘するが、8月の幹事長更迭に続き、江田氏の席順も“降格”となることについて、党内からは「いじめも同然だ」との声も漏れている。

 イヤハヤ、国権の最高機関内でもこんな事が有るんですか。事の真偽は分かりませんが。

これで党は崩壊の局面でしょうな。有権者はよく見ております。

爺の言っていた事は本当でしょう。

 

 

今回は<ムラ社会>で起きがちな現象の一つとして、<虐めと排他主義>について書いてみました。最後に大事な事を申し上げたい事があります。

 

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・・・Uターン」にしろ「Iターン」にしろ、縁あって始めての地域や集合体に移った場合は、一人の大人として「地域の為にやるべき事」は必ずやる事です。<草刈作業>、<地域の共同作業>、<災害が起こった場合の様々な側面からの援助や手助け>等・・・これらを為さないで物を言っても、土台話しに成りません。・・・・ 

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 極当たり前の常識なのですが、これが出来ない中高年者が現に存在するのも事実です。新しい移住者は現地の方にとっては、珍しき人でもあるのです。違った文化や新しい知識などを持ってくる人達でもあるのです。その人達に憧れや羨望や複雑な感情を持つのは、不思議でもありません。

集落・集合体の構成員は黙ってよく見て観察しています。常識的な大人の行動をする事によって、心理的な安心を与える事です。逆な立場になって考えてみると、この事は簡単に理解できます。構成員の年齢や学歴などで、多少時間的な差は生じますが、ほぼ同じ結果になります。この島の場合は高齢者の方が、それなりの見識を持っていると思います。戦前の日本の教育の賜物であろうと思います。勿論、多くの中・若年者も同じですが。

 

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  次回は<ムラ社会03>を書いてみましょう。

 

 

喫茶店でちょっと一服   ]

 

                       株式市場の天気予報

 

 台風27号が28号とアベックを組んで、ネチネチと嫌らしい動きをしながら、奄美の傍を通過して行きました。通過してから7~8時間にもなるのに、未だに強い風が時より吹いております。関東、東海地方、伊豆諸島の皆さんお気を付けください。また、小笠原諸島の方々もどうぞより強い台風ですので、さらにお気を付けを。(10/25 PM19:00)

 

10/25  14.088.19  398.22 ↓

 台風の影響でしょうか? 悪材料が特に出たわけではないのですが、派手に下げました。来週の台風27,28号の影響を考えましたか?。罫線的にはどうという事はありません。もう少し揉みたいのでしょうか。200日移動平均線が順調に上昇しております。米国の政界からは経済的な雑音は聞こえてきません。中国市場も落ち着いておりますので、単なる調整程度でしょうか。

 ドイツのメルケル首相の携帯が盗聴されていたとか。オバマ大統領に強く抗議とか。英国もイタリアの情報を傍受とか。 アングロサクソンは昔からお得意の分野。安部首相は大丈夫でしょうか。もしかしたら???・・・・日・独・伊は未だに国連において、旧敵国条項は健在ですからね。驚く事もありませんが・・・相場には無関係か。いずれにしても10月は無事通過か。

 

 

 

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瀬相港・駐車場と診療所・老人ホーム

 

 

 

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サワラチャンの加計呂麻日記-068-00

2013年10月20日 | 教育

 

 

 

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -068-00 

 

 

 

島の最西端・実久海岸 

 

今年も台風は数ばかりは26号を記録しましたが、奄美群島を直撃したのは一個のみ。それでも与論島や沖永良部島は可也の損害を受けてしまいました。そして、伊豆大島の土石流災害。2011年11月には、加計呂麻島も土石流で大災害をうけました。その凄さが実感としてよく分かります。

一日も早く復興が出来ます事を願って止みません。

山が低い割には急峻な島が多いと思えば、与論や沖永良部島のように、なだらかな起伏の島も有るという訳で、バラエティーに富んでいます。しかし、一旦台風が近づくと気象は激変し、大雨、強風(風速60~80m/s)で荒れだし、手が付けられなくなります。

伊豆大島

 

崖崩れ、土砂崩れ、土石流が頻発し、唯でさえ少ない幹線道路が寸断し、陸の孤島になって電話や電気などのライフラインが遮断されてしまいます。ラジオもハッキリ聞こえないところも多く、ましてや携帯電話も範囲外になるところも多いので、数日間は隠忍自重の生活を余儀なくされます。

鎌倉

 

各集落は山の中をめぐる町道や林道で連絡しているので、崖崩れで長い間交通遮断状態になり、船で行き来する羽目になります。離島の中の陸の孤島状態というところでしょうか。インターネットも場所により、回線速度がバラバラで、爺のところはADSLで12MhZ。光の100Mhz何ぞ夢のような話。それでも大きなブログは何とか作れますよ!

 

 

水の確保、食料の確保は通常のころから大事な事で、台風が来ると浴槽に水を貯め、雨戸の樋の下に入れ物を置いて貯水をします。鍋や入れ物に飲料水を貯め、2~3日程度の断水に備えます。トイレも水洗の方は雨水を移用したりして処理します。

 

伊豆大島

 

谷川の水を生活水としている集落は、皆さんが各自自衛策を取ります。水道代は無料ですが、管理や対策が大変ですね。水が濁っている間はとても使えません。この辺りが離島や山間僻地の自然と向かい合う厳しさでしょうか。そして、喜びでも有るのです。

 

伊豆大島

 

自然と対決せずに折り合うという生活態度と言っても良いと思いますが、これが都会と違った古い伝統を長らく守っていくという事にもつながるのでしょうか。 危険から上手く身を交わすには、都会感覚の生活方法では、すぐにOUTになってしまいます。生活方法に関しては<郷に入れば 郷に従う>事にならざるを得ません。命有ってのものだねですから。

海岸近くに住むのですから、高潮にはいつも気を配ります。台風の接近時間と潮の満潮が重なる事がしばしば有ります。こんな時は桟橋や付近の家屋は被害にあいます。爺の家は岸から県道の護岸壁を間にして、100m程度でしょうか。塀は数mのブロック。それでも高潮は緊張しますね

もう、台風27号が日本に向かっている。可也、強そうです。

本日はこんなところで。 

 

 

 

    ***島暮らし-015*** 

 

今回は<ムラ社会>からもう少し視点を拡げて見ましょう。 

 <日本人の国民性

 

 日本人である我々は、<日本人の国民性>について、暫し考える機会は、海外旅行や外国人と接触する以外は無いと思います。一般的に言えることは、

 

 

1- 自分の意見を積極的に言う事に躊躇する。

  * サイレント・パートナーと言う言葉が有るほどで、日本人の特徴でもあります。外交の世界でも戦前から日本の伝統でもありました。松岡 洋介、高橋 是清などという、英米法社会で揉まれてきた政治家も居りましたが、この方達は特別な日本人でしたでしょうか。

2- 突発的な危機が発生した時は、一致団結する。

  * 今次の世界大戦の戦争に対する国民の関与の仕方、あるいは特別攻撃隊などという、他の世界では類例が無かった行為(その後、中東、ロシアの紛争でこれが使われる嚆矢となりました)や、先の埼玉県の駅で起こった電車の車体を、駅員の号令で乗客が無私の心で傾かせ、車体の挟まれた女性を救った話・・・各国がこれを激賞されました。

3- 何か失敗したときは<先ず、自分に過失がある>と考える。

 

  * ある有名な精神科医が研究した上での結論だそうですが、往々にして日本人の共通的な心情だそうです。

  他所の家にお邪魔するとき・・・<御免下さい>  何で誤るの?

 b  他人に贈り物をするとき・・・<つまらない物ですが・・  それは失礼じゃないですか?

 c  他人に物を尋ねるとき・・・<すいませんが>  何を悪い事したのですが?

 d  物を無くしたとき・・・・<自分の過失だ>  どうして分るの?

 e  道路で人とぶつかった・・・<あっ、どうもすいません>  相手が悪いのかもよ?

如何でしょうか・・・笑っちゃた方も有ったでしょう。でも、これが大方の日本人の国民性なのです。これが良いか悪いかは簡単に即断出来ません。謙譲の美徳は日本の素晴らしい道徳なのですが、良い面ばかりでなく、時によっては陰湿な面をも増長しかねませんね。

そして、これを西欧人や中国、朝鮮人と比較すると良く分るでしょう。(中・韓の方達は、自分の意見は遠慮なく、はっきり言います)皆さんの中にも、上記の1~3までの事項についてどれにも該当する方は、非常に多いのではないでしょうか。大方の極東・南方系のアジア人は農耕民族ですから、西欧人のような個人主義では有りません。例外は有りますでしょうが。先ほどの精神科医の研究の所見・a~dについては、西欧人は全く理解不能でしょうね。

 

 

 

これが日本人の平均的な心情なのです。地方へ行けば行くほどその傾向は強くなります。京都やそれに類した人家の密集地など・・小京都などと呼ばれる街なども・・・ 

               爺は何時も閉口してました・・・・(^~^)  

でも、慣れれば<住めば都>で・・・それはそれでいろいろ良い事もあります。

 

 若い頃、京都の名刹・相国寺という大きなお寺の裏のお家に下宿していた事がありました。文豪・志賀直哉が出入りしていた家が、道路を挟んで向かいでしたか。何時も静かで、真夜中になると通りの傍から若い娘の立ち話が、二階の部屋まで聞こえて来たものでした。気になりますよね!

 

相国寺

 

 

クスクスという忍び笑いがするので、ついつい聞き耳を立てたものでした。娘達の今日の報告会、連絡会のようでした。こういうのは宜しいもので、情緒がありますよ。京都弁ですからね。

 

かと思えば、真夜中に男女の睦言が聞こえて来たり・・・暑い夏は窓は開け放つので・・・京都は暑いです。

                ・・・・・<行くの行かないのって>・・・・勝手にしろ何て・・・いやはや  

失礼しました! チョッと脱線。 まあ、たまには良いじゃないですか。  

 次回はお約束通り、<ムラ社会-03>に戻って、書いてみたいと思います。  

 

 

 

喫茶店でちょっと一服   ]

 

                       株式市場の天気予報

 

10/18  14.561.54   24.97↓  

 東京市場は少し小さな調整場面でしょうか。いずれにしても、米国の大騒ぎの影響ですので、止むを得ませんでした。予想とおりになりました。幾ら政治家がコップの中で騒いで抵抗したところで、次回の選挙でどのような結果になるか、充分分かっているはずですから、どうにもなるものじゃありませんな。

どこかの国の過去の政治家連中もこんな風でした。何処も同じですね。国民不在の政治をやっていると、選挙でキツイお灸を据えられる事が分からないのでしょうか。今回の一時帰休させられた人がどれ位の人数かは正確な事は分かりませんが、次回の選挙は間違いなく反対票に廻るでしょう。

毎日、経済的に追いまくられている弱者狙いの政治行動は、物凄い怨念になる事は確実。その波及効果は可也な数になるでしょう。事の是非は兎も角、共和党の大失点でした。オバマ大統領は次回の選挙は当選確実かな。政治はホワイトハウスと連邦議会議事堂の周辺で動いているわけではありません。TPPに出なかった事が、逆にプラスになったと思います。

いずれにしても、弱いものいじめ(民衆苛め)をしてはいけませんな。

東京市場・近未来の予想-01

 

 

来年の2月ころまで、米国の政治に振り回されるかもしれません。潜在的な不安要因となっております。日本は100兆円以上(国家予算規模)、中国は300兆円位か?いずれにしても米国債を大量に持っている国は戦々恐々ですよ。他人事ではありませんね。オバマ大統領タノンマス! 

 

日経より掲載

いずれにしても、先行きは三角保ちあい別れから¥16.000円狙いで上昇でしょうか。何も起こらなければの話ですが・・・・

 

02(週足)

 

台風27号は非常に強いとか。此方の方が予想は難しい?

皆さん、気を付けてください。とくに伊豆大島、奄美大島の方々へ。

 

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西表島の燕さんの

 

月刊 沖縄と貝」より掲載

 

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サワラチャンの加計呂麻日記-067-01

2013年10月13日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -067-01 

 

 

 

 

加計呂麻島・大島海峡 (対岸は奄美大島 

 

 台風が去って数日が過ぎた途端、南太平洋辺りにまた2個の台風が発生。アベック台風になって一個は中国大陸に、一個は先回と同様のコースを取りそうです。

と思っていたら26号が奄美に向かってきました。ど真ん中か外れるか。先回の24号は与論島が大被害を受けました。11月までは気を許せない毎日が続きそうです。

今年は季節外れになっても全国的に暑く、異常な天気が続いております。全世界の気候が今後大きく変わりそうな雲行き。世紀末には海面が80cmも上昇するなどどと、いつも書くことですが嫌です

台風一過後、近所の砂に貝殻拾いに行きましたが、空振り三振状態です。

 

 

毎日の様に糖度の高いサツマイモ・安納を食べております。栗のようにホックリとした甘みの強いサツマイモ。おやつの時間か食事の時間か分からないほど。時々紫芋も混ぜて。

生まれて初めて作った野菜ですが、こんなにも簡単に旨い野菜が作れるものなのか。

サツマイモを頬張りながら、一人幸せに浸っております。

先回も掲載しましたが、幸せなスナップです。

 

 

   

 島暮らし-012

 

最近、離島、陸の孤島などに I ターン者 が増えております。しかし、それらの方々の中には一抹の不安が有ると思います。それで、爺が生の情報をお話したいと思います 

このシリーズも今回で第12回です。いよいよ佳境に入ってきた感じ。後5~6回は続きます。では参りましょう。

      

 

 これからは島暮らしというだけでなく、本州・九州・四国などの山奥の限界集落、周りと隔絶されたような陸の孤島状態の地域も含むと、お考え頂きたい。  

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今回を含めて都合12回も<島暮らし>について、様々な面にスポットライトを当てて書いてきました。2年程の島暮らしを経過しますと、当初見えなかった様々なものが見えてくるようになります。人々の交わりの中には、気に障るような事も起きてきます。起こった瞬間は感情的になるのは、一般的な人間の常・・・・でも、冷静になって考えてみる・・・その地域の歴史、風土・・・・中には成るほどと思う事も有ります。今のところこのシリーズは17回程度になる予定です。少々暗い話題も多いですが、島の現実の姿を見ていただきたいと思います。。

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 ムラ社会 

-01

 

 大島海峡

 

 

 先回は<郷に入れば 郷に従え>、<内向き外向きな言葉と思考方法> という表題で書いてきましたが 今回は<ムラ社会>を書いてみたいと思います。 

 

その前に<ムラ社会>とは、どのような概念なのでしょうか。

 「村は本来道きりなどにより外部と区別される空間で、村の成員は生業を行い生活に必要な資源を供給する環境を共有し、寄合を行い祭礼や年中行事を共同で行うことにより統一された意思のもと秩序維持を行っていた。村社会は相互互助的な性質を持つ一方で内部には経済的階層や家柄による家格などが存在し、村の秩序維持のための青年組織などが存在した。特徴としては古くからの仕来たりを墨守する傾向があり、異を唱える者・倣わない者に対しては本人や肉親、更にその者に関わった者まで異端者扱いし、差別を行なうことがある。これにより新たにその地域に移住してきた者や流行にとらわれやすい若者が反発し、古くから住んできた者とのトラブルが後を絶たない」

****WIKIより掲載

さらにWIKIには 

以下のような特徴が見られるとある

      **************************************************

  • 1-  長による支配、ボスと子分の上下関係が厳然と存在する。
  • 2- 所属する「村」の掟や価値観、しきたりが絶対であり、少数派や多様性の存在自体を認めない。
  • 3-  出る杭は打たれる。長い物には巻かれるべし。寄らば大樹の陰。義理と人情。横並び。
  • 4- 排他主義に基づく仲間意識が存在する。
  • 5- 自分逹の理解できない『他所者』の存在を許さない。
  • 6- 同郷者に対しては「自分達と同じで当たり前」という意識を抱いており、自我の存在を認めない。
  • 7- 傍目には異端者に寛容だが、相手を理解しようとではなく理解できるものに改造しようとしていたり、特例で見逃されているだけであったりする。
  • 8- 白か黒か、善か悪かといった二極論を好む。これが「異端者は自分たちを見下している/敵意を抱いている/自分より劣る存在である」といった思い込みを生みやすい。
  • 9- 弱いと規定したものに対しては、陰湿且つ徹底的に圧迫を加える。
  • 10- 構成員は陰口を好む。
  • 11- 有形物のみならず時間や空間に対する共有意識も強く、プライベートやプライバシーといった概念が無い。
  • 12- 事なかれ主義。トラブルが起こると「される方が悪い」という理論で被害者を悪者にし、噂話は真実を追求するより噂を既成事実にする。
  • 13- "掟"に関与しない世間一般のルールやマナーにはルーズ。他者がルールを守る姿にも息苦しさを感じるため、他者にもルーズさを強要。「マナーを守らないのがマナー」と化している。
  • 14 インテリが少数であることと年長者の影響力により、架空の法律のでっち上げ、神頼みといった非常識がまかり通る。 

  ******************* 

 皆さん如何読まれたでしょうか。14項目。頷く方も相当数居られると思います。爺のように数千年の歴史の伝統を持つ地域に住んだり、特殊な社会の人達と職業柄仕事として接してきた者にとって、なかなか複雑な思いにさらされます。14の中でこの島にも該当しそうなのは9項目。特に驚くには当たりません。 都会も田舎もある意味では、このようなものです

 

 

 

 これらは一つ、僻地や離島の中に見られるという事はありません。時代の最先端を行く組織の中にさえ存在します。あるいは一昔前の「白い巨塔」と呼ばれる中にも、厳然として存在しました。

爺が現在住まいする島の中を見ましても、80~90過ぎの老人でも、見識をしっかり持っている方も居られるかと思えば10歳の子供にも劣る行動をしてしまう,初老の分別盛りの人間も居ります。 特に地域性はないと思います。

 

 つまり、その方その人なのです。世の東西に関わらず、この手の事は何処にでも存在します。ただ、言えることは他の地域と没交渉の人にとっては、悲しむべき事にその不条理が理解できないし、自らを改めるチャンスにも預からないということです

当然、先祖帰りしたUターン者もその範疇にはいるでしょうね。確かにこのような方も実際に存在している事は確かです。ただ、絶対数は少ないと思います。何処でも問題児は存在するものです。 

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問題児 

 先祖帰りしたUターン者

爺の造語の説明

 

 Uターン者の中には、数年から数十年もの間,生地を離れていた方が多数居りますが、たまたまその様な方の中で、故郷に帰って来た途端、時空を超えて出身地を離れた時の時空間に戻ってしまう方が居るのです。つまり頭の中のある期間が、リセットされてしまうようです。

しかしながら現実には、出身地の状態も時間の経過と共に変化しています。にも関わらず本人はそれが理解、認識出来ないということです。その結果出て来る現象は、所謂「ホーム・シック」のような状態になるようです。

奇妙な常識外れの行動や言動を発したりして、回りに迷惑を掛けてもそれが分からず、挙句の果てには<引き篭もり>状態になってしまう。単なる一時的な優越感の挫折を味わったという事なのかもしれませんが、結局は再度生地を離れる方もあるとか。謂わば、時空間的時差呆けですね。

 

 

世の中の事象というものは常に移り変わって行く という概念を、その人間は持ち得ないという事です。例えばある老人がこの島に生まれて、この方住み続けていたとしても、現在の島の状態をすべて把握しているわけではありません。殆どが過去に1~2度訪れた経験が有ると言う場合が殆どです。しかしながら本人は時空間の変化を理解しようとしません。にも拘らず<私はこの島の全てを知っている>と認識するのです。

このようなUターン者もこの現象をそのまま踏襲しています。離島した後の島の変化は無いという建前の上に立って物事を考えてしまう。当然、現実との間に齟齬・乖離が生じます。それが精神的不安を呼び起こすのです。これが<時空間的時差呆け>です。

 幾分、精神分析的な記述になりましたが、現実にその様な方も居られるのです。

これが先祖帰りしたUターン者です。絶対数は非常に少ないのですが、現実に存在するのです。

 

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 最後の纏めのコーナーでも改めて論じますが、農耕民族であるアジア人と騎馬民族であるユーラシア人、採集民族である北欧・西欧民族では、そのよって立つ場はちがいますから、その地域特有の国民性を持っております。自我意識の強いフランス人には、逆立ちしても理解できない事柄も有るでしょうし、又逆に、<ウイ!>と言う様な事項も、上の14項目の中には有った筈です。少なからず世界中の民族は大なり小なり持っているのです。

 それでは次回は上記14の中から幾つか取り上げて考えて見ましょう。                                            

以上で・・本日は<ムラ社会>について書いてみました。                       

 

 

喫茶店でちょっと一服   ]

                       株式市場の天気予報

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 オバマ米大統領は12日、週末恒例の国民向けビデオ演説で、連邦債務の上限を引き上げなければ米国は建国以来初のデフォルト(債務不履行)に陥り、「国の信認と世界での立場が脅かされる」と述べ、一刻も早く財政協議を妥結させる必要があると訴えた>

共和党首脳

 

 <大統領は野党共和党との「哲学上の対立で政府機関が一部閉鎖に追い込まれたと強調。債務上限の引き上げと同時に、2014会計年度予算を成立させ、政府機関の再開を伴う形で危機を回避すべきだとの考えを示した>・・・・産経より掲載

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オバマ大統領

 

 いよいよ17日が迫ってきました。相場の方は爺の予想通りの展開でした。内心楽観しているといるいうことでしょう。どこかの国でも与野党が対立して、審議拒否をするのと同じで、何時までもフロワーに寝転がっているわけには行かないのです。次回の選挙でどうなるかは百も承知のはず。

牧師までに苦言を呈せられる始末。勝負は付いているのです。挙句にジャーナリスト界からも皮肉られる始末。一部の金融業者達の空売りによる利益を得たいが為の、悪材料作りは大人のやることではありません。共和党悪玉、オバマ大統領善玉感が庶民の頭に定着するだけ。

 

東京市場の近未来予想

10/17間での結論の出方によって、多少チャートは違ってくるでしょうが、

大勢は変わらないと見ています。 

 最近の政治経済情勢を見ていますと、ロシアと日本がポイントを稼いで、中国、米国が失点を重ね、韓国がそれに続いております。オバマ大統領自身が反省してましたとおり、TPPの欠席は米国の大きな失点。中国は喜んでは居ましたが、内心はそれどころではないはず。

 

 

日本に対して中韓から秋波が送られて来ます。相場の世界言葉に<勝ち馬に乗れ>というのがあります。 曲がりなりにも上向き始めた日本を、実態経済面から見直している証拠です。過去の大きな実績が有りますからね。何事も実績が物を言います。能書きだけでは誰も世間は認めません。最近、機械関係の指数が上向き始めております。これは経済指数の中では大事指数ですね。

日銀総裁

 

 以前にも書きましたとおり、東京市場の月足のチャートが示すとおり、相場は大底を打ったのです。そして、相場理論通りの幼年相場も終わり、現在壮年期相場に入ったばかり。これから大勢は1990年代の大天井に向かって、多くの上下動を経験して進んでいくのです。一旦、相場は上向き始めたら、経済世界が崩壊でもしない限り変更はありません。これからは大きく相場を見て行きたいと思います。

 お知らせ 

<金融超入門講座島暮らしが終了するまで、お休みします。(島は電話回線のADSLですので、大きなブログが出来難い技術的理由からです

 


サワラちゃんの加計呂麻日記-066-02

2013年10月09日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -066-02

 

 

 

台風23.24号の連隊の南西諸島への攻撃!

 

いよいよ始まりました。台風一家のご到来!

23号は露払い、本家は24号でしょうか。風速は70km/h、雨量は250mm/h。

今回はツー ペアー。11月初旬までは気を緩められません。

今年は台風の空振りが続きましたので。

結果は運良く加計呂麻島はカスッタだけ。無事でした 

 今月でいよいよ離島・加計呂麻島暮らしも2年になります。目出度く9月になって3年目に突入! 都会生活が殆どの爺にとって(来年は70歳になります)離島暮らしは、生まれて初めての生活。  島に来る前に知人の医者から頂いた、BRUTUSという雑誌一冊。 

 

 特集は島暮らし  

 

 

中を読むと、抱腹舌鋒の記事が書いてある。<ホンマかいな?X>という感じ。それでは、今回も島暮らしの実体験をご紹介!  

 島暮らし-011  

 

 先々回は突然の<サツマイモ堀り>の様子を、特集で書いて見ました。

その後は毎日サツマイモ三昧の毎日です。焼き芋、蒸かし芋など・・・

と、喜んだも束の間。嵐の夜に<琉球イノシシ>の攻撃に遭いました。

既に、サツマイモは100%収穫しておりましたので、幸いに作物の被害は0でした。

 

琉球イノシシの親子

 

サツマイモ畑を綺麗に掘り起こしていただいて、お陰で大助かり!

柵の裾は突破出来なかったので、網を牙でバッサリ切られた!

サスガだ、一刀流の切れ味。帰る時破った防御柵は・・・

どうしてくれるんだ!  と言うわけ。

 

こうしてやる!

 

来年はスチール製の波板で、柵の裾を囲む予定。兎に角、彼らのパワーと牙は凄い!

 

 

 

最近、離島、陸の孤島などに I ターン者 が増えております。しかし、それらの方々の中には一抹の不安が有ると思います。それで、爺が生の情報をお話したいと思います

 


これからは島暮らしというだけでなく、本州・九州・四国などの山奥の限界集落、周りと隔絶されたような陸の孤島状態の地域おも含むと、お考え頂きたい 


 

内向きな言葉と思考方法  外向きな言葉と思考方法 

-002

 

子供達の笑顔

 

 先回、日本経済新聞のHPの一説をご紹介しました。科学の最先端を行く研究分野でも、また、大企業の中でも、あるセクション単位に捉えてみれば、似たような事は数多く見られます。

 

 <郷に入れば 郷に従え>は少なくとも日本の全ての社会で見られる現象です。ただ、その濃度の濃い薄いは有りますが。 また、田舎の爺ちゃん、婆ちゃんが皆この諺を多用するかと言えば、そうでもありません。 東京、大阪などの大都会で数年、或いは数十年も生活してきた中高年者でも、故郷に帰ってきた途端、先祖帰りしたように、この言葉を語り始め、かつ実行する人も居るのです。もちろん、この諺の深い意味なぞ毛頭知る由もなし。耳学問ですがね。

 

このような方は恐らく彼の地で生活する事にだけ汲々として、異国や異地域で学ぶべき事を、身に付けれなかった悲しむべき人か、或いは所謂、「世渡り上手」なのでしょうか。人が自らの心を押し殺して、地域に馴染むのに一心になるのも、一つの処世術として否定するものでは有りませんが、結果的にその地域の衰退に手を貸してしまったとしたら、どのようにそれを人生の最後で総括したらよいのでしょうか。でも、そのような方はいずれは心に窮しますね。 

 

HP・ブログは情報の発信と収集のツール

 

 I ターンの方でも、U ターンの方でも、盛んにブログなどを発信して、地域の活性化に寄与している方は、老若男女を問わず沢山居られます。共通している事は皆思考方法が前向きで、外方向に眼と心がバランス良く向いております。見ていて意欲が感じられます。そのような方の中には、家の中に引きこもって内向き思考の方は居られません。眼の向く方向はとても大事な事なのですね。

戦時中の日本では殆どの地域で、英語等の外国語の学習を禁じておりましたそうで。中には逆のやり方の知識人も僅かではありますが居られました。日本が英米に情報戦で敗れたのは、この当たりの眼の向く方向に原因があったのでしょう。エニグマ(独)、パープル(日)という極秘暗号が解読されました、しかし、その逆はありませんでしたようで・・ここにも技術以外の思考方法の違いを感じます。

 

            エニグマ                    パープル

               

* 第二次対戦中、解読不可能とされていた日独の暗号機。しかし、いずれも英・米の諜報機関に解読されていた。 日本の外務省暗号機パープルは、日本の外務省と現地大使館とのやり取りは筒抜けとなっていた。戦時中に、スペインの諜報機関から解読されている旨の情報を無視し、敗戦まで使用していた。その際、暗号機の上に「取り扱い注意」の張り紙をしただけが、その時の対策であった。

                               

外部情報を常にアンテナを張って、取り入れ分析する民族常に勝ちを納めるのです。これは生物が生き延びていく鉄則です。人の後ろに身を隠し、周りに合わすやり方は、個人には一見上手く行きそうですが、いずれグループ全体の生存を脅かしていくやり方なのですね。英米の情報戦で日本は敗れたのは確かで、その後もなかなかこれが改まらなかった。歴史が証明しているのです。素晴らしい技術を持っていても、効率良く使えなければ、唯我独尊になっていては何時かは敗れる。

 

ノックアウト・パンチ 一発!

 

シマウマでも弱者や子供を中に入れて、ライオンに対して雄が周りを囲んで、蹴りを入れているじゃありませんか。雄や大人のメスが中に紛れて隠れていたら、種は滅んでいってしまいます。これと同じですね。<郷に入れば 郷に従え>はこの論理なのです。これは滅亡引き伸ばし作戦でしょうか。精神論や道徳論ではなく、

         生物や種の基本的な生き方から考えてこの諺は間違いですね

 

 内向き思考の生活は何れ「」的な精神状態に自らを誘い、何時の間にか引き篭もりの生活になってしまわざるを得ません。実際にそのような方々も見られますね。それでは何おか言わんやではないでしょうか。勿体無い人生ですね。そのような方は深山幽谷に入られて、孤独の行者のような生活をされたほうが宜しい。その方が回りの方に迷惑になりませんし、本人も精神的に満足できるでしょう。

 

 

 爺の住んでいる奄美大島とその離島は、貝の研究の世界では大変貴重な地域なのです。国内外の研究者が熱い眼を投げかけて居る場所です。つまり、新種の貝がまだまだ沢山見つかる可能性が有ると言う事です。島の方達は<貝採り>というと、生の食用貝の採取を念頭に置きますので、時々話しに行き違いが起こる事がありますが・・・厚い貝図鑑を捲りながら貝を探すのも、これまた楽しいものです。貝だけでなく蝶や植物も貴重なものが生息しております。

 

 

外方向に眼を向ければ、様々な興味有る課題を見つける事が出来ます。<郷にいれば、郷に従え>では、一生そのような生き方には縁がないことになりかねません。宝の山に住んでいてそれに気が付かないのは寂しい生き方ですね。如何に眼の向ける方向が大事かお解りいただけますでしょうか。

 

都会の中ムラ社会

 

  爺が離島に住んでいながら<金融経済学超入門講座>や<株式市場の天気予報>をブログに掲載する事に、怪訝に思われる方もお有りでしょう。 「岡目八目」 と言う言葉が有ります。少し離れた場所から世の中の現象を見ている方が、すっきり見えやすいと言う事です。勿論、金に縁を持たない生活をしているから、余計な蟠りを棄てる事が出来るのでしょうか。 そんなに外れた見方をする事がないように思います。これは意外な発見ですね。引き篭もってしまってはそれは無理ですね。

 

I & Uターンをされた方は、何か課題を作られた方が、素晴らしいことを発見し、生き生きとした人生を送られるような気がします。それが学問探求の生活であれ、著述家の様な生活であれ、古代中国の陸遊のような隠者の生活であれ、七賢人であれ、土に親しみ土と共に生きる生活であれです。

 

 

 

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 余談になりますが・・昔、爺がサラリーマンをしておりました時、上司の支店長が面白い言葉を語ってくれました。「人生至る所に青山有り」という言葉でした。この方は若い頃、横浜正金銀行(その後、東京銀行に変わり、現在は三菱東京UFJ銀行に改名)の銀行員だったそうですが、満州に憧れ渡満しました。しかし、敗戦で満州浪人になり帰国し、横浜の伊勢崎町の路上で物を売って生計を立てて居たそうです。その時昔の上司に拾われ、再度、大企業のサラリーマンになった方です。

69歳になっても、この上司の支店長の言葉は、深く脳裏に残っております。先日、<山崎 豊子>さんが88歳で逝去されましたが白洲 正子のような素晴らしい人生であったと思います。出来うればこのような素晴らしい米寿を迎えて、この世をオサラバしたいですね。それには外向きな言葉と思考方法が是非とも必要です。

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 はじめに申したとおり、<郷に入れば 郷に従え>とは、意外にも地域にとっても、自らの人生にとってもかなり怖い言葉であるという認識を持たなければなりません。

 

     ですから 不用意にしたり顔で、このような言葉は使わないほうが宜しいと 爺は考えます。

 

 大分抽象的な文章になりましたが、

爺の言わんとするところがお解りいただけましたでしょうか。

 

  次回は<日本のムラ社会>について考えて見ましょう。 

 

喫茶店でちょっと一服   ]

                       株式市場の天気予報

 10-08   13.894 .61    41.29  ↑  

中段保ちあいの一番底がやっと入りそう。逆毛抜き型で。少し底が深めでしょうか。これから2番底形成へ。これから暫し整理の時間が必要です。投資家のバッター交代と言いましょうか。

 

10/08現在の今後予想(東京市場)

  消費税8%の正式決定が10月の初旬にあったことで、目先筋としては一先ず達成感が出て、手仕舞いをしたのでしょう。空買いの決済もしなければならない、差し迫った事情もあったのですが、運が悪く米国の政府の予算が、共和・民主両党の確執で未だに決まらず。連邦職員や関連企業の職員の一時帰休という、日本では考えられないことが発生してしまいました。

  

10月17日の期限まで幾日も有りません。まさに崖っぷち。東京市場もとうとう大きな中断保ちあいに入ってしまいました。爺としては17日までに解決すると見ていますが、しかし、大きく予想が外れたら「リーマンショック」以来の金融界の大騒動になるでしょうね。

 

2008 リーマンショック

よもや同じ苦しみをする気持ちは、米国にはないと思いますが。オバマ大統領がTPPのインドネシアの重要な会議をキャンセルするという事は、何か只ならぬものを感じますがね・・・・でも、正直な所、海外の情報から切迫した危機感が感じられないのです??・・何故でしょうか?

今回の米国の議会の審議は何か裏がありそうで、演技臭いのです

         それで爺は<楽観気分>・・・理由は不明ですが・・山感ですがね

お陰で中国が大はしゃぎ、それどころではないと思いますよ。8月の中国の金融危機は如何なさいました。あの時は国家経済崩壊の危険でもあったんですよ!

 

 

 

   本日は<金融経済超入門講座>はお休みします。

 

 

 

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サワラチャンの加計呂麻日記-066-01

2013年10月04日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -066-01

 

 

 

加計呂麻島・須子茂海岸 

 

台風 20~22号がどういう訳か、南西諸島をかすって雨も一滴も降らさずに、只管 北に向かって飛

び去って行きました。完全な空振り状態。雨はどうしたのでしょうか。

と思っていたらすぐさま23号が近づいて来ました。直撃ではないのですが雨は降るような感じ。

それでも奄美群島の傍まで来てから、進行方向を宮古島方面に向きを変えております。

そして、ウジウジしながら晴れたり曇ったり、少々雨を降らしたりと、

ハッキリしない素振りを示しております。恥ずかしいんでしょうかね?

畠や家に周りの後片付けをすぐさま完了しました。なにせ、今年初めてのお客様。

ご無礼の無きように・・・・

宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の新型ロケット「イプシロン」が、先月9月14日午後2時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。

イプシロン

 

爺が先日心配しておりました通り、中国から<このロケットはミサイル転用云々・・>と

早速イチャモンが付きました。このロケットが固体燃料であった事がその理由でした。

ほっときナハレ!

 

 

 

 今月でいよいよ離島・加計呂麻島暮らしも2年になります。目出度く9月になって3年目に突入! 都会生活が殆どの爺にとって(来年は70歳になります)離島暮らしは、生まれて初めての生活。  島に来る前に知人の医者から頂いた、BRUTUSという雑誌一冊。 

                    

 特集は島暮らし  

 

 

中を読むと、抱腹舌鋒の記事が書いてある。<ホンマかいな?X>という感じ。それでは、今回も島暮らしの実体験をご紹介!  

 島暮らし-010 

 

 先回は突然の<サツマイモ堀り>の様子を、特集で書いて見ました。

その後は毎日サツマイモ三昧の毎日です。

焼き芋、蒸かし芋など・・・

それでは、いつものシリーズに戻りましょうか。

 

 

最近、離島、陸の孤島などに I ターン者 が増えております。しかし、それらの方々の中には一抹の不安が有ると思います。それで、爺が生の情報をお話したいと思います

 


これからは島暮らしというだけでなく、本州・九州・四国などの山奥の限界集落、周りと隔絶されたような陸の孤島状態の地域おも含むと、お考え頂きたい 


 

内向きな言葉と思考方法  外向きな言葉と思考方法 

-001

 

 

第一話

 

 先々回は、カンボジアとタイでの実話をご紹介してみました。現在の日本人が聞くと首を傾げかねない話ですが、似たような話は山間僻地や離島では考えられることです。これらの行為はその土地の人達には、日頃吸っている空気みたいなもので、何の不思議な事ではないことなのです。

それだけに何かがこじれた事が発生した場合には、思った以上に騒ぎが大きくなってしまい、事によっては取り返しが付かなくなる事になります。 同じ母国語が共通する間柄であればまだ良いのですが、異国人同士となれば、それが殺人事件に発展する事も有るでしょう。

 

 

 外務省の外郭団体・JAIKAは一般の民間人を選抜教育して、低開発国、発展途上国に派遣しておりますが、彼らの話をレポートで読むと、カンボジア、タイ以上の難しい問題が有るようです。現地の教育文化、言語、歴史が複雑に影響してくるからです。相当注意していても、散々な眼に遭う事も少なくないと思います。

 

 

 定年で年金生活に入ったご夫婦が、南太平洋や東南アジアなどに移住する方が多いようですが、現地の大都会の中ならそれ程違和感は無いとは思いますが、田舎となるともろにその国の特徴ある匂いを吸う事になります。思わぬ事に驚愕する事も有りますし、危険も有ると思いますね。マレーシア、タイ、フィリッピンなどでも、都会周辺やリゾート地域は宜しいようですが、ローカル地域はそれなりの注意が必要です。

 

 

 

 

国によって違いますが、¥600万円程度の定期預金をすれば、簡単に移住できるシステムがあります。そうなれば平価の違いから、日本の通常の年金額で充分な生活が送れるようです。メイドさんを雇う事も可能なようです。日本では普通は不可能な事ですから。問題は生活習慣のトラブルさえなければという前提条件が付きます。良くその地域の特性を十分調べて、間違いの起きないように注意してください。人間関係でなく自然環境の違いも、日本以上のものが有ると思われます。

 

フィリッピンの街角

 

 

 

たとえば、タイの北部のミャンマーに近い地域の、チェンマイやチェンライは気温も比較的低いので宜しいのですが、政治紛争などの影響もあります。また、タイの南部地域のリゾートは、地震や津波が大きな危険要素になっております。イザということを何時も頭に置かなければなりません。充分な蓄えと生活資金があれば、高級リゾート地域で安全な生活を送れるでしょうが、そうでなければそれ相当の注意が必要です。バラ色の夢優先は危険が伴います。

そのような事であれば、本国の離島や山間僻地は、災害を充分に考慮できるのであれば、外国よりは安心して生活が出来ます。加計呂麻島などは便利さからは程遠いですが、その代わり安全、自然満喫、ノンビリ・・・・生活が楽(経済的に)・・・こちらの方が宜しいのでは  

チェンライ

チェンライの街角(タイでは外食が主な食事の仕方だそうです)マンションやアパートには日本のような炊事施設がない場合が多いとか。外食産業は日本より以前からの生活システムでしょうか。

ところ変われば品変わる。

 

  

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 最近日本各所で離島や僻地で限界集落という現象がますます増えてきております。爺の町でも似たようなもので、2年前は10.000人以上の人口が有りましたそうで。しかし、現在は9.650前後となっております。この現象は全国的なものでしょう。このままで行くと10年後には 300/2 X 10年=1.500人 下手をすると加速度が付いて8.000人を割るかもしれません。現在世界自然遺産の問題で、いろいろ動きが盛んになってきております。これがプラスになって欲しいものです。

  *******************************************************

   

第二話

 

先々回は<郷に入れば郷に従え>について、かなり詳しく書いてみました。筆者としてはそれなりの伏線を用意したわけです。その土地の長い伝承された伝統行事や慣習は尊重しなければなりませんが・・・・

札幌を背景として北の大地に立つ、クラーク博士

 

 弛まぬ努力の上の伝統の保持と、自らの保守性を保つだけの行動では、両者の間に大きな違いが出て来ます。他所からの新しい考えや行動を排除して、只管、伝統を重んじていったばかりに、土台から腐ってしまったのを、知らずに居るということに遭遇してしまう危険が有るのです。以前、米国のクラーク博士の言葉・・Boys be Ambitious なる言葉を紹介しましたが、それとは眼の向かう方向性が全く違います。 

 内向きな方向性を持つ言葉は、結局地域の発展には結び付きません。逆に外向きな方向性を持つ言葉は、地域の発展に大きく寄与してきます。これは歴史の真実です。土地の方達には昔から引き継がれて来た慣習や伝統らしきものは、自らの身体に深くしみこんで居るので、違和感もなく空気のような存在だと思います。しかし、それが故に世界の大勢や流れに鈍感になっている危険性があります。隔絶した社会ではないのですから、独自に生活を続けていくわけには参りません。

夏目漱石

 

気が付いたら世界から取り残されかねません。世界の動きはそれが産業経済であれ、思想であっても、大きな河の流れに竿を刺す訳にはいかないのです。 夏目漱石ではないですが<流れに竿刺せば角が立ち、情に竿刺せば流される。兎角世間は住みにくい>のですが・・・・ 

 

ゆっくり流れる島の時間

 加計呂麻島の島端れの集落のバス乗り場。

次回も引き続いてこのお話の続きをしたいと思います。 

 

 

    喫茶店でちょっと一服    

                          株式市場の天気予報    

 10.04   14.024.31    132.94   ↓

 予想通り米国からトンデモナイ事が飛び込んできました。 財務省はこのまま行けば世界経済が大混乱に陥ると警笛を鳴らし、挙句の果てにはオバマ大統領は東南アジア歴訪をキャンセルする始末。8月には中国財政破綻!という時限爆弾が、破裂しそうになり以後燻りつづけております。

10月は魔の季節。過去ロクナ事が起きておりません。1929年の世界大恐慌も10月でした。東京市場も煽りを食って下の通りです。チャート理論は予想外の事には弱いところがあります。ここ数週間は危険性がありますので、先回のご注意を守ってください。

日足チャート

 

ただ、アメリカ経済の深層の真相はどうなんでしょうか?

ヤラセではないのでしょうかね?・・・・目先の金融筋が儲けたいが為の、大芝居(危機感を煽る)を打っているのではないのでしょうか。シリア情勢はロシアに旨くやられ、アメリカの軍事産業は儲けの機会を失いました。その代替行為じゃないのでしょうか。月中には何とか旨く纏まると思います共和党には不利な情勢です。腹の底では充分理解している筈。国民にそっぽ向かれたたらどうするんですか。何かどこかの国の与野党と似てますね。オバマ大統領方に目が有ると思いますが・・・

日米日足チャート比較

東京市場は少し深い中段保ち合いになってしまいましたが、大勢は変わりませんでしょうね。ただ、爺の判断以上に米国経済が、大きく陥穽に入ったらそれはとんでもない事にはなりますが・・・ 

 

 

 

 金融経済学入門講座 

 

 昭和恐慌と金解禁

 

1930年前後の政治経済情勢金解禁-008  

 


 

        1929年 ニューヨーク株式市場大暴落・・・世界大恐慌

             1930年 昭和恐慌本格化す 

             濱口 雄幸狙撃さる 若槻礼次郎内閣成立

             陸軍中堅による三月事件

       1931年  満州事変勃発  犬養内閣成立 英国金本位制停止

             高橋 是清 大蔵大臣就任 金本位制停止 

                     


東京駅

 先回は1920~30年代の日本の金融経済状況が、現在の米国の金融経済状況と見間違うような状況であったということを書いて見ました。戦前の日本と現在の日本の経済構造の相違は、貯蓄率や国内総生産に占める消費の割合に反映されています。現在の貯蓄率は20%程度ですが、1920年当時は5%。 消費の国内総生産に占める割合は、現在は60%。当時は80%程度で、現在の米国に似た状態でした。

では、このような大きな変化は何時日本に起きたのでしょうか。それは今次の世界大戦を境に劇的に変わってしまいました。日本の金融経済体制は自由な市場経済から、高度に規制された戦後システムへと根源的に変化を遂げたのでした。それは戦後経済体制という言葉に、要約する事が出来ます。

昭和初期当時のバス

 

 小さな政府と出来るだけ制約の無い自由主義経済体制の、世界的経済恐慌による破綻。この経験から大きな政府、計画経済の導入、つまり、古典的な自由放任経済体制の解体に乗り出し始めました。これは日本のみならず米国でも同じような傾向に有ったのです。ただ、そうはいっても純粋な共産主義や社会主義を見据えてそれを目指したのではなかったですが。

ただ、当時の政財界の為政者は、当時の資本主義経済システムそのものに欠陥を認め、正統派の自由市場主義が教えるように、手をこまねいていると、革命は起こる危険性を予感したに相違ありません。 ポルシェビイキが1917年に革命を起こして、悲惨な経済困窮と民衆の不満の後押しで政府を転覆させた事実は、明らかに対岸の火ではなかった筈です。

昭和初期・タイガー計算機

 

 北 一輝の革命理論に潤色して行った中堅若人は沢山居たようです。時の内務省の中堅官僚・後の内閣総理大臣・岸 信介もその一人であったと、戦後述懐されております。ケインズのような元古典派経済学者でも直感的に、政府の介入が産業の産出高の増大と失業率の低下に、役立つであろうと考えるようになり、大きな政府と強力な産業への介入を実行して行ったのです。

つまり、世界的な大波が資本主義経済を覆い、各国がそれぞれ社会主義的計画的経済の手法を、導入して行ったのです。どの国も同じ方向を向き始めたということになります。

今まで何度も同じような趣旨の事を、重ねて書いてきましたが、その主たる趣旨は・・・既にグローバル化されてきた当時の世界経済の中で、一国だけが単独で行動する事は、最早無理であったということです。各国の政治経済史を見るとき、その国だけに限定的にスポットを当てて、観ると言う事はナンセンスであると言わねばなりません。

関東軍司令部

 

 何度も書きますが・・・陸軍(関東軍)の暴走ではなく、産・軍・官の中に醸成された危機感が、自然に渾然一体となって、日本列島の西に眼が強く向くようになり、それが戦時経済体制の確立に次第に変わって来た。 政治が政党がそれについて行けなくなった。振り回されて行くようになったというのが、歴史の真実なのでしょう。

 韓国や中国がその当時の日本の政治政策を非難することは、否定すべきではないと思いますが、彼ら(中韓)はうまく対処出来なかったと言う事も歴史的真実です。 この反省が彼らには無いですね。被害の面だけを強調するのは、結局「負け犬」の論理なのです。戦後の日本の復興は彼らに再建の力を与えました。本来成れば、中韓が先に復興に成功できた筈です。しかし、後手を踏んだのも事実。しかし、その後世界経済第2位の中国、北よりも遥かに成功した韓国経済が出現しました。

 

 

にも拘らず、<歴史に学べ>と贖罪を言い募るのは、歴史をよく理解していない者の言う事ですね。このような国はまた、悲劇の国を造り上げてしまいます。それは過去の歴史が証明しています。最近の韓国のヒステリックな政治経済政策は、この危険性が有ります。

女性の大統領はどうもこの傾向が有りますね。 眼の周りしか見えないと言う事でしょうか。ドイツ、南米にも多くの例が見受けられます。国の発展が止まってしまう傾向があります。 ドイツは最近あらゆる面で啼かず跳ばずですね。手堅いだけです。・・・・・残念ですが!

次回はもう少しこの先を続けて、それから幾分戻って1930年時代の金融経済政策を考えてみたいと思います。

      *******************************************

 最近中国政府の風向きが変わってきました。日中国交35周年記念のご招待とか。

国内は軍、官僚の不正摘発ラッシュ!

そのような事が政府主導で内外に発表され始めている?

日米 VS 中朝韓 の奇妙な構図?

 

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