サワラちゃんの加計呂麻日記
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加計呂麻島・諸鈍湾方面
台風26号が上手く災害なし通過してくれたので、安心していたら伊豆大島が大被害になりました。ここ、奄美大島も毎年風水害で大きな被害を受けましたので、他人事では有りません。
さて、問題の台風27号は現在奄美大島近海を通過中(AM8:00)。気象庁のレーダー予想と気象協会の気象予想が若干違っていましたので、素人の爺は困惑しました。レーダーで実際に画面を逐次見ていますと、台風はあたかも酔った親父の千鳥足宜しく、海上を行きつ戻りつのろのろと進んでおりました。これではプロといえども大変でしょうね。
結果的には災害を出さないでご通過いただけるようで。さて、この後本州方面の大雨が心配ですね。30号の大台を取ってくるのかどうかは予想が難しいのですが、気はまだ許せません。伊豆諸島方面の方は、難儀でしょうが充分注意をしてください。
新種の狸の子供
見かけは狐か犬の子供と思いきや、実は新種の狸の子だそうで。アルビノ(動物学においては、メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により 先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患)ではないとのこと。白い狐は昔から存在して居ましたが・・・
***島暮らし-016***
<ムラ社会>-02
今回は<ムラ社会>からもう少し視点を拡げて見ましょう。
島の中でも、山間僻地でも、中小の都会でも見つけようとしたら、それなりに其処でしか得ることができない光景や楽しみがあります。 奈良の古寺院での素晴らしい古佛像群は、そこでしか見ることができない。奈良のゆったりとした時間の流れは、離島や山間僻地では流れてはいない。
時間の流れはその地域によって変化するようです。住めば都とか。島は不便なことも多いが、それを補って余りある素晴らしさがある。唯、これは島を一回出た人間か、I ターン者しか分からないことかもしれない。<可愛い子には旅をさせよ>とか。言い古された言葉ですが、まことにその通り
さて、<島暮らし>も今回で16回目。 よく書いてきました。 これから見知らぬ土地に足を踏み込む時の、躊躇の念を持たれる方も居りましょうから、良い面と悪い面をハッキリ,実践を体験して来た齢70近い爺が,正直に腹蔵なく書くのも良いのではないかと思います。
地元の人にとって多少耳の痛いことも中には有るでしょうが、綺麗事を言ってディホルメしたような事を言っていては、いけないことだと思いますし、間違った潜入観念を改める良い機会にもなると思います。初めのころは島暮らしの本当に良い面を選んで書いてきましたが、段々憂鬱な部分も書くようにもなりました。でも、最後まで読んでいただいて、現実を知っていただければ幸いかなと思っております。
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先々回ご紹介しました、日本経済新聞社のHPの投稿論文の第2弾が出ました。京大総長直々です。是非、お読みください!
「ムラ社会脱し世界を導け 原発事故に学ぶ」(経済教室)
松本紘 京都大学総長
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO29491210Q1A530C1KE8000/
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先々回もご紹介しました<ムラ社会>のWIKIの定義を見て思うのは、何度も言いますように離島や、山間僻地特有の現象ではなく、日本のどこの社会でも大なり小なり見られる現象です。昔のように情報が余り普及していなかった時代は、情報が偏在して居りましたが、現在はTV,インターネット、携帯電話などが、全国どこでも平均的に普及してます。 電話回線もないTVも見れないところ以外は、情報に関しては平均化されています。
寧ろ、大都会の方が情報過多で弊害が多いかもしれません。離島のようなところは、人の移動が少ないので、WIKIの定義が多少色薄く見られる傾向はあるかもしれません。これからはテーマを絞ってカテゴリーに分けて、WIKIの定義を今回は考えてみましょう。
虐めと排他主義
<ムラ社会>の特徴の一つとして、多様性を嫌うという意識があります。古い伝統をもつ集合体(集落)ほど、同じ意識で同じ方向を見ながら動く事を、集落の共通の意識を持つ事を、集落構成人に無意識に強制しているのは事実です。都会人のような個人主義、独立自尊では少ない人数の集落の場合、集合体の存立が危ぶまれるわけですから・・・・・・・
ここから「排他主義」(排斥主義)が生まれてくるのでしょう。これは戦前以前の江戸時代からの、日本社会の農村社会の基本生活理念でもある、隣組・五人組等の歴史的伝統から来るものでもあるのです。戦時中は戦時政治経済統制の方針からも、強く取り入れられて来た事情もあります。根は相当深いものです。
その集落の暗黙の了解に従わない人間は、I&U、在来者に関わらず、排斥されその手段として<弱いもの虐め>が、出現する事にもなる。 <噂を流す>、<疎外感を実感させる>、<実力行使>・・結果的に「村八分」という最終的手段をとる事もあるのでしょう。
<弱いもの虐め>が小・中学校内だけでなく、現代の大人の社会にも厳然と存在するのは、誰もが知っている事実。ただ、これはだけは言えます。別な言い方をすれば、そのような行為をする大人は、「精神的離陸」が未だ出来ていない人間ということになります。
過去でも現在でも地域に関係なく<虐め>はどこにも存在します。異分子の存在を許さないという体質。あるいはある特定の人間のサディズム的体質者を除去出来ない環境が、このような問題をムラ社会に作り出す事もあるようです。異質なものを認めようとしない。同質を好む・・・個人主義を精神的支柱とする、欧米人得にラテン系の民族とは対極にあるようです。
ただ、例外的には被害者がある疾患・・<アスベルガー、サバン症候群・発達障害等>というような精神的障害を持っている場合、通常の精神状態の方々にも差別は受けます。いずれにしても、人間本来の心の中には、濃い薄いはあってもこのような性向は基本的に持ち合わせている事です。
* <アスペルガー症候群、サバン症候群・発達障害等>の詳細については、姉妹ブログの「茜ちゃんのつれずれ草-033」をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/amamichan/m/201211
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通常誰にでも持ち合わせている、人間本来の性向を抑えれるか、儚くも曝け出すかは教育や指導などの有無によっても大きく変化します。ですから、しつこいようですが離島や山間僻地独特のものではない事を理解すべきです。
弱いもの虐めをする者、それに参加する者達は所詮、「弱虫」なのです。<皆で渡れば怖くない>という言葉は、裏返して考えれば、自らの精神的な弱さを現しているに過ぎません。彼らに共通する事は、「一対一の対決」に意外と尻込みをする事です。それが肉体的力比べでも、言論であっても。ましてや公論は彼らにとって論外です。自らの考えをはっきり言えない人間は、往々にしてこの手の人間が多いと言えます。
* すぐ暴力を振るいたがる人が居りますが、これは大脳の面白いメカニズムに原因があるようです。通常は理性を司る分野で制御出来るのですが、命令系統に2系統有るようで、迂回路のような部分を使用して、制御を免れるように暴力行為をしてしまうようです。躾や教育以前の大脳の機能的なものから来るようです。この事は最近専門機関の研究で分かってきました。
「発達障害」などの精神疾患は精神病では有りません。親の躾云々よりも、大脳の機能障害と考えた方が宜しいようです。この辺は大事な事なので、よく理解をした方が宜しいようです。
何か集落・集合体の中で問題が発生した時、当事者が話し合いをする事によって解決するという教育などが、一般的でない場合は、どうしても他人の賛同者を募って、相手を無理やりにでも思うところに持って行こうとします。ただ、ここで間違っていけない事は、この現象はあらゆる社会の共通現象であるという事です。大都会でも、大きな組織の中でも厳然と存在します。
離島や山間僻地や、古い伝統の色濃い集落・集合体に起居する事になって、上記のような問題が起こってきた場合は、基本に立ち返って、当事者に直接会って話をするということが大切です。
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ちょっと一休み
話の喫茶店
みんな・江田氏、衆院座席も2列前に「降格」 (HP)
衆院議事課によると、議長席側から当選回数の少ない順に座るのが慣例という。渡辺氏に近い議員は「無役になった江田氏が、前の席に移るのは当然だ」と指摘するが、8月の幹事長更迭に続き、江田氏の席順も“降格”となることについて、党内からは「いじめも同然だ」との声も漏れている。
イヤハヤ、国権の最高機関内でもこんな事が有るんですか。事の真偽は分かりませんが。
これで党は崩壊の局面でしょうな。有権者はよく見ております。
爺の言っていた事は本当でしょう。
今回は<ムラ社会>で起きがちな現象の一つとして、<虐めと排他主義>について書いてみました。最後に大事な事を申し上げたい事があります。
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・・・「Uターン」にしろ「Iターン」にしろ、縁あって始めての地域や集合体に移った場合は、一人の大人として「地域の為にやるべき事」は必ずやる事です。<草刈作業>、<地域の共同作業>、<災害が起こった場合の様々な側面からの援助や手助け>等・・・これらを為さないで物を言っても、土台話しに成りません。・・・・
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極当たり前の常識なのですが、これが出来ない中高年者が現に存在するのも事実です。新しい移住者は現地の方にとっては、珍しき人でもあるのです。違った文化や新しい知識などを持ってくる人達でもあるのです。その人達に憧れや羨望や複雑な感情を持つのは、不思議でもありません。
集落・集合体の構成員は黙ってよく見て観察しています。常識的な大人の行動をする事によって、心理的な安心を与える事です。逆な立場になって考えてみると、この事は簡単に理解できます。構成員の年齢や学歴などで、多少時間的な差は生じますが、ほぼ同じ結果になります。この島の場合は高齢者の方が、それなりの見識を持っていると思います。戦前の日本の教育の賜物であろうと思います。勿論、多くの中・若年者も同じですが。
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次回は<ムラ社会ー03>を書いてみましょう。
喫茶店でちょっと一服 ]
株式市場の天気予報
台風27号が28号とアベックを組んで、ネチネチと嫌らしい動きをしながら、奄美の傍を通過して行きました。通過してから7~8時間にもなるのに、未だに強い風が時より吹いております。関東、東海地方、伊豆諸島の皆さんお気を付けください。また、小笠原諸島の方々もどうぞより強い台風ですので、さらにお気を付けを。(10/25 PM19:00)
10/25 14.088.19 398.22 ↓
台風の影響でしょうか? 悪材料が特に出たわけではないのですが、派手に下げました。来週の台風27,28号の影響を考えましたか?。罫線的にはどうという事はありません。もう少し揉みたいのでしょうか。200日移動平均線が順調に上昇しております。米国の政界からは経済的な雑音は聞こえてきません。中国市場も落ち着いておりますので、単なる調整程度でしょうか。
ドイツのメルケル首相の携帯が盗聴されていたとか。オバマ大統領に強く抗議とか。英国もイタリアの情報を傍受とか。 アングロサクソンは昔からお得意の分野。安部首相は大丈夫でしょうか。もしかしたら???・・・・日・独・伊は未だに国連において、旧敵国条項は健在ですからね。驚く事もありませんが・・・相場には無関係か。いずれにしても10月は無事通過か。
お知らせ
<金融超入門講座>は「島暮らし」が終了するまで、お休みします。(島は電話回線のADSLですので、大きなブログが出来難い技術的理由からです)
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