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サワラちゃんの加計呂麻日記
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何時か何時かと思いつつ、なかなか梅雨が明けません。 今日も九州南部は大雨とか。
7月の初旬には梅雨明け宣言が出されるでしょうか。気温が低いのは良いのですが、湿気が強く廊下のフローリングも湿り気を帯びて、ぬるぬるの感じ。
強い太陽と紫外線。 時たま訪れるスコールの激しい雨の季節はもうすぐ傍に来ています。今年は梅雨前線が北に少しずれておりますね。カラスの連中が毎朝うるさく泣き騒ぐ。屋根を毎朝ドタバタと走り回り、木々の実を啄ばんでは道路にポィ! 人間がその後を掃除する。畑を荒らし、何か良い事してくれるんでしょうか。
この前貝殻を水で洗っていたら、カラスが<ウルサイ!>って言うような鳴き声を出して騒ぎ出す。 頭に来たから石をぶつける。当たるはずもないが、ガーギャー鳴いてどこかへ行ってしまいました。島の悪ガキ・チンピラですね。ハブ、リュウキュウイノシシ、カラスが島の3大悪党とか。
離島は本土の日刊新聞も簡単に手に入らず、FMのNHKも時間帯によっては受信状況が悪くなるので、もっぱらHPを閲覧することになります。 何時ともなく部屋に居る時はPCの前に座っている。読書は眼が最近老眼が進んで来ているので、拡大鏡の厄介になる始末。年は取りたくないものです。 海辺に行って水平線を見てはいるんですが、PCの画面は眼には良くないでしょうね。とは言いながら・・・
来月はいよいよ参院選挙。 もう既に政党の叔母ちゃん達がビラ配り。ここは宣伝カーが走る事は殆どないので、もっぱら口コミ。 このまま行くと自民公明大勝利、XXXは大惨敗!という結果になるのでしょうか。 衆参同日選挙は消えてしまいました。いやいや・・・
尖閣諸島の小競り合いは相変わらずですが。 言わなくても良いのに元首相が中国でXXX発言。なにか利する事が有るのでしょうか。習さんに感謝されるだけのリップサービスでしょうか。 事の是非は兎も角、やっては言ってはいけない事ですね。この方には随分日本は引きずり回されました。 今は離党している身分でしょうが、古巣の党は今回の選挙ではお陰で惨敗でしょうね。 何を考えているのやら爺には解かりません。
さて、行きがかり上 気に成る・・・・<株式市場のお天気>
上海・東京・NY・欧州の株式為替市況は少し見かけ上落ち着いて来ましたでしょうか。散々売り叩いたんですから、買い戻して利を採らなければいけません。少しの間は株価は上昇しますでしょうか。東京は13.800円辺りを越えるかどうかがポイント。参院選が追い風になりますでしょうから楽感はしているのですが・・・NYはこの程度の戻りが精一杯でもう少し揉み合うでしょうか。いずれにしても上海の爆弾を抱えた相場付きで、危険極まりないようで。皆さんご注意を願います。<休むのも相場>と申します。
NY チャート(赤) $15.000~あたりに岩盤あり ↓
* NYは先の安値の部分に頭を抑えられるかもしれません。必ず売り方はここで売りかかります。超えれば最高値更新出来ますが。戻り待ちの売りが有るので、相当厚い岩盤ですよ
* 13週移動平均線(赤)が上から株価を押さえているのが解かりますでしょうか。 なかなかこれは強い岩盤です。 抜ければスルスルと最高値まで行く事でしょう。参院選の状況次第ですね。
罫線がチャートが相場を造り操るのではないのですが、結果的にそのようになってしまいます。数字の魔術なのか、宇宙の神秘が数字に表れるというのか。 相場師はこれを頭に入れて相場を張りますので、結果的に引き吊り回される事になります。神秘の世界。
「金融経済学超入門講座」
よく<失われた10年、15年>という言葉を聴きます。 これは何を意味するのでしょうか。
ここからは小・中学校の皆さんにも解かるように書いてみたいと思います。
「日本における失われた10年は安定成長期終焉後の1990年代前半から2000年代前半にわたる経済低迷の期間を指す語」である・・NIKI
ちょうど今から15~16年昔の事(1997~1998年)になります。 その頃,爺はある古いお城の堀の傍に有る大學のキャンバスの学生食堂で、カツ丼を食べておりました。 53~54歳の頃でしようか。 久しぶりの中年親父の学生生活でした。 そのころそこで現代経済学を学んでおりました。何故か!
北海道拓殖銀行・廃業・(札幌)
2001年には大蔵省が解体され、その年の前後で銀行を含む金融機関がぐちゃぐちゃになって行く頃でした。古い大手の都市銀行が破産し、格下の相互銀行に吸収合併され、国の色濃い特殊銀行が次々と金融界から消えていきました。山一證券の社長が男泣きに泣いて、<国民の皆さんには責任は有りません。全て私達が悪いんです>と訴えていた声が記憶に残ります。1997年のころでしたでしょうか。
爺の心の中では<社長、アンタには直接の責任はないよ。下手人は他に居るよ>と・・・・<何故このような金融不況が日本に発生したのか。何故未然にそれを回避できなかったのか?>を知ろうと思い、学舎の門を潜りました。
でも、大學や大学院での授業は基礎的な教育ばかりで、そんな疑問に答えてくれる科目はほんの僅かでした。「現代経済学」、「財政学」位かな・・・・大学院のゼミでも・・・・固定資産税云々について・・・のような感じで、こりゃアカンワと思っておりました。現在の経済政策がゼミの俎上に乗る時代ではなかった・・・所詮は無理だったのかもね。
学生の購買の書棚にも、<マクロ経済学><ミクロ経済学><政治経済学>etcばかりで、余り役にも直には立ちそうにもない・・・
ある時、購買の書棚の一番隅に1.000ページ程の分厚い専門書が置いてありました。 売れないようでした。誰も買わない。<1925年代の昭和経済恐慌について>・・さもありなん!
始めは爺もそんな感覚でした。でも、妙にこの本に引かかるのですがね・・・・カツ丼を食いながらその事を考えてみました。
<今更、1925年代の大恐慌の発生のメカニズムを学んで、研究してどうなるんだ?X>って。
銀行取付騒ぎ
それから歳月が過ぎて15年。 今頃になってその書籍の、研究者の仕事の重要性が解かりました。そのような訳で暫くの間、日本の経済史・金融史について語りながら、この問題の答を明かしてみようと思います。
1929年の世界的大恐慌を日本もまともに受け、政治経済は大混乱状態になり、右傾化し軍部の勢いが強くなり、そのエネルギーが満州国を成立させ、国際的な批判を背に受けながら歴史の街道を、1945の太平洋戦争によるポツダム宣言受諾まで直走りました。<戦時経済体制>という経済用語が出来上がったのもこのころです。
次回以降にこの用語について詳細を書いてみますが、これが驚くなかれ戦後も日本の経済的復興・興隆の基本的な柱になるとは誰が予想したでしょうか。 日本の大方の学者も知らず占領者の大方のアメリカ政府関係者も知らなかった、戦時経済体制というシステム。
まず、このことをお話してから、<マネー・サプライ>の重要性について、そして、これと平行しながら日本銀行の「窓口指導」の隠れた力に立ち至ってみたいと思います。世の中を動かす特殊キーは隠れたところに存在しています。新聞のトップ記事や一見まっとうな書籍・情報のなかにはそれを見ることができません。
先日、元検事総長が死去しました。大変厳しい検事総長だったそうですが、彼が追い込んだ元首相・田中角栄は本当に被疑者だったんでしょうか?? 彼は棺桶の中に真実を持って行きましたが、これも日米の壮烈な政治経済的確執の産物でも有るのです。この事件にかかわる特殊キーを持っていたのは誰なんでしょうか。
この事件にはいろいろな見方があるのですが、ロッキード事件の核心は首相の贈収賄ではなく(表面的なもの)、先の日米開戦の直接の原因となった「原油の獲得」の争奪に有ったというのが真実のようです。まったく思いもよらないところにこの問題の核心は有ったようです。いずれはその真実は解き明かされるでしょう。 現代史はどれもそうですが奇々怪々ですね・・・・
この時点で、日経のHPは東京の大引け・・・¥13.677.32 463.77 ↑(6/28)
NYの大引け・・・$14.909 114.89 ↓ 戻り待ちの売り。 壁は厚そうね!
シカゴ先物日経平均 ・・13.780が最高値・・・やはり壁がありますね。13800円
東京の6/28までの罫線
↑ 窓が開いている
株価の推移はここまでは予想通りですが、ここからは胸突き八丁。
罫線的には二本目の陽線。 しかも窓が開きました。 強い足です。
13週移動平均線を下から抜きました。 ¥13.800の抵抗ラインを超えられますでしょうか??
7月相場が見ものですね。大荒れになるかもしれません。
<さわらちゃんの加計呂麻日記> (しーま版)
http://akanechan.at.webry.info/
<西南諸島貝殻学入門>
http://ritounikki.amamin.jp/ 、 http://blog.goo.ne.jp/amamichan/
<白洲正子文学逍遥記>
http://blog.goo.ne.jp/nippondentougeinou/