New ・ サワラちゃんの
加計呂麻島日記 & 貝殻採取
2016-08-26号
尖閣諸島問題-3
今回も尖閣諸島問題を取り上げてみたいと思う。
8/15に二階幹事長と中国の駐日大使が、幹事長就任祝いの挨拶と言って、中国の駐日大使が自民党本部を訪問した。
この会談で幹事長から苦言を呈され、程永華大使は<魚の取れる場所だった>と、苦しい言い訳をする。
魚を捕るのに15隻の海警察の巡視船が必要なのか? 民兵を乗せ重火器を漁船に積んで魚を捕る必要はない。
全くの言い訳三昧であったが、兎に角,中国翌日は直ぐ手を引いた。
Twitterでは<今にも中国民兵が、尖閣諸島に上陸して島を占拠すると大騒ぎ>であった。
筆者はTwitterに<煽っちゃいけない! 外交交渉が一番大事だ!>と何回も書き込んだ。
結果は大人しく中国は島を離れた。オマケまで付けて!
中国漁船がギリシャ船籍の大型船舶に激突!
漁船が何も態々10万トンもある大型船舶に、体当たり特攻攻撃をしなくても良いのに??
大型船舶からは日本の海保に連絡をして来た。中国ではないのだ。
これが中国民にショックを与えたようだ。外国船は日本を信頼しているのか?
結果的に日本の海保の船舶と飛行機が、6人の漁民を救助した。
残りの8人は東シナ海の海中深く、船と共に沈んだ。
救助中の海保職員と水中の漁民??
漁船には夥しい兵器が死体の漁民と共に積まれて、海底に沈んでいるはずだ。
日中の潜水艦が秘密裏に奪い合いを続けているかの知れぬ。
見つかったら中国に取っては致命的な失態になる。
8/15以降も中国海警察の艦船が、尖閣諸島周辺をウロツイテいるのは、
漁民の死体発見ではない。日本の海保の捜索が怖いのだ。索敵をしているのだ、
海上からは簡単に引き上げれない。しかし、いずれ漏れ伝わるだろう。
海自・潜水艦
何故、中国は大人しく引き下がったのか?
先回はその理由について(1)ケネディー駐米大使の岸田外務大臣の訪問 (2)佐世保港より米軍の強襲揚陸艦の出航
(3)中国の北載河会議の開催 を挙げた。この中で一番中国が恐れたのは上記(1)と(2)であろう。
(1)ケネディー駐米大使の岸田外務大臣の訪問
一件何でもない岸田外務大臣の就任祝い挨拶である。しかし、外務大臣は留任である。
米国が態々何の為にそこまで敢えてしなければならないか。常識外の事が起こった。
当然、中国政府は驚いたと思う。
<重要な米国政府からの訓令が大使に届き、それを日本政府に伝えた>と解釈する筈だ。
<何を言って来たのか???>・・・こう解釈するだろう。
「安全保障条約第5条の適用に基づいて、米国は中国に対して攻撃を行う」
それと同時に、普通であれば日本の報道機関がしない、米国海軍の行動予定を写真入りで行った。
オスプレーという特殊な攻撃機を満載して・・・20機程度は目視で確認できる。
もうこれは尖閣諸島攻撃は間違いない!・・・危ない。中国軍は全滅する!
撤退! 撤退!!!!!!
米国・強襲揚陸艦
尖閣諸島の中には「大正島」がある。ここは現在、米国軍の射爆場である。
この島の施設に間違って中国の民兵が上陸などしたら大変である。
即、攻撃の対象になる。強襲揚陸艦はこれを狙っていたであろう。中国は文句は言えない。
日本の自衛隊どころか、米国海兵隊などの軍隊と真面に激突する危険がある。
勝つ公算は100%ない!
漁船は全滅、どさくさ紛れに海警察の巡視船も全滅させられる。其れでも文句は言えない。
北載河の会議
仮にこのような事態になったら、中国政府が事態の挽回のため、中国国民のガス抜きを行った苦労が、
120%泡と消えてしまうではないか。・・・即、撤退あるのみである。
だから、中国の行動は速かった。速すぎて味方の漁船を置いてけぼりの為体だった。
共産党政府の役人の実態はこんなものなのである。日本だったら最後尾に海保が一隻必ず付くはずだ。
・・・
漁船が大型船舶に激突しても、結局助けも出来ず、後から駆けつけてウロウロするばかりだった。
当然、中国国民は全てをインターネットなどで知っている。非難ごうごう!
今回の 尖閣諸島の大騒ぎで、沢山の漁船(実態は民兵を乗せた艦艇である)と15隻の海警察の巡視船を投入し、
多額の費用と油を消費し、国内海外に大恥をかいただけであった!
北載河の会議とは何か?
中国の北京から東へ280km離れた保養地で、毎年行われる中国の権力者が集って行われる秘密会議である。
毛沢東の時代から続いている会議である。ここで重要な国家政策が決定される。
今年は習近平・国家主席が議長であろう。習近平国家主席はこれからの数か月間、
中国共産党の各レベルの指導層について全面的な人事異動を主導する。そして、来秋に行われる中央政治局委員の選定だ。
今回も習主席以前の国家主席も出席しているであろう。彼らなどとの確執も凄まじいものだろう。
最近の中国現政府の国内外での政治経済の失策続きがやり玉に挙げられる。
針の筵に座ったような感じになるのは誰か・・習国家主席である。
今回の尖閣諸島問題は何とか失政を挽回、糊塗する為のものであったことは間違いない。
北載河の隠れた大問題・王岐山人事問題
王岐山・副首相 王岐山
会議は秘密会議で有り、終了したばかりだから詳しい内容は、漏れ伝わるには時間が掛かる。
9/3~4はG20が開催される。直の事漏れてこない。
次回は、習近平・国家主席と王岐山について、遠い延安時代まで遡って書いてみよう。
これが今回の会議の隠れた大問題で有った筈だ。