sawarachan
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新・サワラちゃんの
叔父さん、叔母さんの
宇宙・素粒子
物理学入門
みずがめ(水瓶)座のらせん星雲 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a5/db03da2346bcef3cf0191bc5a8ca58f8.jpg)
上の写真は地球から650光年離れたみずがめ(水瓶)座のらせん星雲を、2つの宇宙望遠鏡を使って撮影した画像を米航空宇宙局(NASA)が4日までに公表された。恒星が寿命を終え、周囲にガスやちり状の物質を振りまきながら死にゆく姿。地球の近くにある太陽も、50億年後には同じ運命をたどると考えられている。
我々の宇宙がビッグバンで誕生してから137億年。 太陽系の年齢は45.66億年。太陽系が過去に超新星爆発を起こした恒星の残骸から出来上がったというのが20~21世紀宇宙物理学の通説です。これは地球上に金・鉄・ウランといった物質が含まれていることに由来します。当然のことながら地球以外の惑星も同じような状態でしょう。
太陽は太陽系の総質量の99.86%を占めており、太陽系の歴史は太陽の歴史そのものです。
太陽の歴史
太陽誕生 1億年後・・・・・主系列星の段階に入った太陽は、現在までに30%ほど明るさを増してきたとされている
主系列星・・・・巨大な質量を持ち誕生後数百万年で超新星となるようなものを除けば、大多数の恒星は生涯のほとんどの時間を主系列に位置する。主系列星の段階は109億年ほど続く。
太陽誕生 63億年後・・・・中心核で燃料となる水素が消費し尽くされ、中心核ではなくその周囲で水素の核融合が始まるとされる。その結果、重力により収縮しようとする力と核融合反応により膨張しようとする力のバランスが崩れ、太陽は膨張を開始して赤色巨星の段階に入る。
外層は現在の11倍から170倍程度にまで膨張する一方、核融合反応の起きていない中心核は収縮を続ける。この時点で水星と、金星は太陽に飲み込まれ、高温のために融解し蒸発する。
太陽誕生 76億年後・・・・中心核の温度は約3億Kにまで上昇し、ヘリウムの燃焼が始まる。最終的に太陽は現在の200倍から800倍にまで巨大化し、膨張した外層は現在の地球軌道近くにまで達すると考えられる
かつては地球も太陽に飲み込まれるか蒸発してしまうと予測されていたが、20世紀末 - 21世紀初頭の研究では赤色巨星段階の初期に起こる質量放出によって重力が弱まり、惑星の公転軌道が外側に移動するため地球が太陽に飲み込まれることはないだろうとされている。
あるいは太陽の活動が強まっている段階で、太陽風が強くなり、その圧力で地球より外周の惑星は太陽系の外側の方へ押し出されるという説も有る。 木星なども気体部分は太陽風に飛ばされ、中心核の岩石部分のみが残るとも考えられている。いずれにしても地球は大気が全て剥ぎ取られ、生命体は残存出来ないでしょう。残ったとしても地中深く生息するバクテリアだけでしょうか。
太陽誕生 109億年後・・・赤色巨星の段階に続いて太陽は脈動変光星へと進化し、これによって外層の物質が放出されて惑星状星雲を作り、10 - 50万年にわたってガスを放出する。(みずがめ(水瓶)座のらせん星雲)も同じ状態 その後、太陽は白色矮星となり、何十億年にもわたってゆっくりと冷えていく。123億年後には収縮が止まる。
これらの星は、もはやエネルギー源が無いため、数百億年かけて次第に低温の星になり、最後は黒色矮星となって電磁波による観測ができなくなるとされている。
以上が太陽の3倍以内程度の主系列星の全生涯です。
太陽内の核融合反応
太陽の核融合は「水素核融合」です。水素原子(H)4個からヘリウム原子(He)1個に変換され、この反応が起こると質量が0.7%減少(質量欠損)します。この僅かな差が光や熱エネルギーに変わるわけです。全てが核融合炉としての巨大な太陽の質量を考えれば、たった0.7%の減少もそれはもう莫大なエネルギーになるわけですね。
太陽の場合毎秒約6億トンがヘリウムに変わってます。この時発生するエネルギーは3億8500万メガワットの1兆倍のエネルギーに相当するそうです。想像を絶する巨大なエネルギーになるわけです。
ビッグバン&インフレーション
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先回から<ビッグバン>について少し詳しく書いています。一般的に巷間言われていることと、微妙に違うことがお分かりいただけたでしょうか。
物質も空間も時間さえもない究極の重力的特異点という大きさが零の状態から宇宙が生まれた・・・なぞと言われると、狐につままれた感じになるのは、筆者だけではないと思います。ましてや、「無」の状態から生まれたなぞと言われると、<ホンマかいな?>と思うのは当然だと思います。
仏教の経典を見ると、<無>、<有>、<空>という概念が出てきますが、<有>は存在する・・・物質=色 <無>・・・存在が無くなった状態 <空>は有と無の中間の状態であるとされております。 そのようなわけですから、常識的に考えると、<無>の状態から宇宙が突然発生する訳はない。と考えるのは止むを得ないと思いますね。
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JAXA(宇宙航空研究開発機構)は<無のゆらぎの状態>ついて、このように説明しております。
・・無と有の状態が両方とも同時に、ある確立をもって存在している状態をさす。我々の身の回りの物質は細かく分解していけば、全て確率的に存在している・・・・この量子論的な世界が宇宙の始まりにあったと考えられている・・じゃ、私は確率的にこの世に存在してるの?
・・・そのような無と有の状態でかつ時間の無い世界は、宇宙が生まれては消えていく世界で、その中の一つが何らかの原因で消えずに成長したのが、現在の宇宙である・・・・これが国立天文台の説明です。?????
何か落語のジュゲムジュゲムを聴いているような感じ。何らかの原因って?ひょっとしたら、<神様がお作りになったんだ>・・・ そん事かしらと思いたくるような感じ。
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<無のゆらぎの状態>というのは、<無>ではなく、<真空のエネルギー>で満ち満ちている状態である・・・・ ますます????
例えば<電子・->と<反電子・+>、<陽子・+>と<反陽子・->、<物質・+>と<反物質・->といえば、いかがでしょうか。<無のゆらぎ>の中からこれらが生み出されてきますが、すぐ対消滅を起こして消えていきます。でも、無になったわけでは有りません。そのようなエネルギーに満ち溢れた宇宙空間から、突然消滅しない宇宙が生まれ出たということです。
仏教の理論の<空>=真空エネルギーという解釈をすると、以外に簡単に理解できるのではないでしょうか。今から2000年以上も前の科学もないような時代に、どうしてこんな事が理解出来ていたのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/76/c168a451101405359cc15a8a8e42c6b5.jpg)
さらに、国立天文台はこんな説明をしています。
・・ 宇宙が生まれたときは最初は11次元で、やがて余分な次元が小さくなり、空間の3次元と時間の1次元が残った・・・・
ちょっと待ってくださいな、先生!って言いたいくらい。
4次元空間 ・・・縦、横、高さの3次元+時間・・OK 了解
後の残り7次元は<小さく丸まった>???
ミチオ・カクという米国の大学教授の書いた<超空間>という物理学の本に掲載されていた概念ですが、我々の宇宙はこのような構造になっているようです。 チャンドラ・セカールというノーベル賞受賞学者はこの宇宙世界は26次元であると、言っていたそうです。トンデモナイ次元。想像も出来ない!
「超弦理論」という素粒子物理学の世界では、この宇宙は11次元で認識されています。残りの次元は顕微鏡でも見えないほどの、小さな世界に丸まってそんざいしているので、4次元空間としてしか認識できないそうで・・・????
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/f1/5a70cc7c9f6b09052df5c4061743a5e8.jpg)
でも、<ワープする宇宙>のリサ・ランドールの理論では、5次元空間の存在は間違いないと考えているようです。5次元目は余剰次元ということで、重力のみがその次元に関係が有るとの事・・・????
いずれにしても、我々の宇宙空間が生まれた瞬間は、現代物理学でもいろいろな説が行きかい、定説はない状態です。
欧州合同原子核研究機構(CERN)に所属する物理学者Gabriele Venezianoによりますと、・・ビッグバンより前にも宇宙は存在し、宇宙の時計は果てしない過去から無限の未来まで、永遠の時を刻み続けている・・・としています。そして、
宇宙は最初、希薄なガスが漂う空間であったが、やがて一部が集まって固まりとなり、その後ブラックホールとなり、その中の密度が極限に達したとき、ビックバンが起きて、宇宙が形成された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/38/8690fa89fdc450fa6404926d5c205bf0.jpg)
現在の宇宙は巨大なブラックホールの中にあるということになります。彼は第一世代の超弦理論の研究者で、ミチオ・カクよりも古い研究者です。その後、彼の理論は南部 陽一郎博士の量子色力学にも繋がっていくのです。
如何でしたでしょうか。 堂々巡りのような状態になりましたか。いずれにしても、現代科学では良く解っていないのが現状です。
次回はさらに詳しく時間を追ってビッグバンについて書いてみます。
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