茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラちゃんの加計呂麻日記-078

2013年12月27日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                -078 

 

 

奄美群島本土復帰60周年記念 

 

 今年最後のブログ更改となりました。毎週一回宛更改して、GOOブログでは78回目。結構続いてきました。今年はお陰さまで自然災害にあまり遭遇する事もありませんでしたが、場所によっては旱魃の被害で、特産のサトウキビが相当減収の模様です。「黒糖」というミネラルの豊富な砂糖が売れ筋の商品。口に含むとこくのある味が口一杯に拡がります。お菓子代わりにもなる優れもの。

島のあちこちで「サトウキビ畑」が拡がっており、夏の暑い盛りに島の若者が収穫作業をしております。傍目にも辛い作業ですよ!奄美群島はお米はあまり作付けされて居りません。その代わり「サツマイモ」が代役でしょうか。土地が滋味でなくても良く育ちます。何せ肥料はやり過ぎるのはよくなく、葉っぱの付いた萎れた茎を土に挿し、水をやるだけで後は放りぱなし。手も掛かりせん。

 

 

4ヶ月もすれば大きなサツマイモが一茎に4~5個くらい付いております。生まれて初めて農作業をした爺が、数十kgも収穫できるのですから・・・<安能芋>と言う品種が最高!糖度は40とか。焼き芋、蒸かし芋、炊き込みご飯も良いですね。兎に角、甘い芋です。種子島の業者から苗を買って植えてごらんなさい。次回からは止められない!・・・但し、イノシシの大好物ですから、防御対策は万全にしなければなりません。

兎に角、こいつは大変な暴れ者で、柵は壊すは、防御網は破るは、そこら中駆け回るは、畑は穴だらけ。爺の畑もさんざんヤラレマシタ!時期になりますと島中何処でもご対面可能で、猛毒ハブと一緒に島の厄介者です。ハブは食用にはなりませんが、イノシシはなかなかいける味で美味しいですよ! 

 

 

 

   

東シナ海の空模様

 

 最近は中国大陸からの季節風の影響で、毎日曇りか時雨れております。今年尖閣諸島の問題で、軍用機や例のオスプレーが飛び交い、静かな空ではありませんでした。来年はより一層物騒な事になりそうですね。本州の自衛隊の戦車を減らして時速80kmも出るような、タイヤ装備の戦車兼装甲車が登場するとの事。飛行機でも運搬できるのがミソ。オスプレーでも一台くらいなら運べそう。機動力が格段に上がるでしょうね。南西諸島の防衛を念頭に、新たに水陸両用車52両、MV22オスプレイ17機を、水陸機動団の輸送手段などとして配備する。また、高高度の無人偵察機(グローバルホーク)3機を購入する方針だそうで。 

 

 

今後5年間で25兆円程度の資金が、この計画に投入されるとの事。又、爺の年金が減らされるのかね!    

                         

年末に入ってから、東シナ海、黄海周辺は波立って来ました。先日の安部首相の<靖国参拝>で中国、韓国を筆頭として、米国、ロシア、EUとブーイングの嵐が吹き荒れております。新華社・HPなどは安部首相を「安部」と呼び捨てにしております。古代から礼節の国であったはずですが、最近はその片鱗もかなぐり捨てましたか? 韓国の報道はまだ其処まで入っていないようですが・・・

 

 

事によったら 来年早々えらいことが起こるやもしれません。南北朝鮮戦争、東シナ海、南シナ海で戦争騒ぎが勃発するかも。日本の何処に居ても何らかの影響は免れませんでしょうね。日本海側、南西諸島の皆様は何時も朝鮮半島や中国大陸に注意を払われたほうが宜しいかも。その他の方は東南海地震に特にご注意を!・・・未だに大きな余震が発生しておりますので・・・・・・爺はえらい所へ移住してしまった模様・・・後の祭りか(^~:)

 北朝鮮の情勢はますます混沌としてきました。漏れ伝わる情報は多いのですが、多くは伝聞情報ですから確度が低い。肝心の韓国や中国でも大体似た様なものらしい。今回の大騒動の真の原因や主役の黒子の実態が良く分からない。「朝鮮総連」の例の不動産のオークションの裁判所の結論も未だ出ず。モンゴル政府と日本政府の話し合いの上での行動だとは思いますがね??

FT(フィナンシャル・タイムズ)などの報道では、国内の権力闘争の上での確執というよりも、利権の争奪にかかわる事に端を発する粛清問題とか。共産圏でも自由主義圏でも共通にある利権問題。中国でもその他の国でも見られる現象。これだけはイデオロギーは関係ないようで。

 

 

アントニオ猪木議員がまた訪朝する予定とか・・・また、混沌としてきました。民間人にはなかなか分からない難しい問題です。韓国政府の予想では2014.1~3に危険な時期が到来するであろうと言うようなメッセージを流し始めました。素人考えでも、現在の北朝鮮の状況を考えると、そのようになりますでしょう。緊張状態は長くは維持できませんから、どうしても何かの行動を誘発してしまいます。

* 韓国の予想は単なる当て推量ではなく、確固たる証拠から導き出したものであるとの情報が有ります。張氏の部下が極秘資料を持ち出して、現在韓国が保護(亡命申請中)をしているとか。

 

韓国メデイアの論調の変化

 最近韓国のジャーナリズムの論調が変化してきました。韓国周辺の政治環境が激変して、従来からの外交政策に行き詰まりの様相を呈してきているようです。

「朴大統領の外遊に賞賛一色だったメディアも、(ここ最近の東アジアにおける)国際的危機に『答えを示せ』とわめきたてており、リーダーとして最大の危機にあるとさえ叫ばれる」・・・・韓国紙・メディアトゥデイ

「防空識別圏問題で軍事衝突の可能性が高まり、張成沢を処刑した北朝鮮がいつ暴発するかわからない状況では、両国の断交はどちらにも得にならない」 ・・・・韓国日報 社説 

「韓国も、昔の被害を永遠の債務にする発言や行動に出るのは決して成熟した態度ではないこと、そうした発言などは今や国際社会の一員に加わる国・国民・指導者にふさわしいものではないことを、熟知することが望ましい」・・・朝鮮日報

「不明瞭な外交を繰り広げ米国と中国の両方に捨てられ孤立することもしかねない局面」 「周辺国との善隣外交、バランス外交の展開が必須だ。特に同じ境遇にある日本との協力も拒んではならない」・・・・文正仁・延世大学教授の論考

 

 

以上の通りです。まことにその通りで、リベラルな論調です。これを読んで爺も少し気持ちが楽になりました。<千年恨>が朴大統領の持論だそうですが、これでは永久に平和は来る事はありません。以前から爺が何度も書いているように、国の歴史というものは、戦いの歴史でもあります。どちらかが悪で片方が善などと言う事は有り得ないのです。

・・・・にも拘らず、今回の「靖国問題」で、韓国が<反日>一つに固まってしまったようです。少しばかりの雪解けを期待していた矢先、猛烈な寒風が吹き荒れてしまいました。しかし韓国のメデイアの中にも、少なからず現状を憂う考え方の人達もいるのです。この辺りを間違わないで欲しいと思います。

 

 

中韓の「歴史的認識云々」は極く短時間の間の歴史認識で、たとえば中国5000年の歴史上、どれだけ惨く悲惨なことを中国は隣国や周辺諸国にしてきたかは、自ら充分知っているはずだと思います。理に合わないことですから他国を納得させる事が出来ないのです。偏向教育は一時は効果は有りますが、時間による制裁を必ず受けて、いずれ何の効果もなくなります。これも歴史が物語っておりますね。

韓国だけでなく、隣国中国でもウイグル族と中国政府の小競り合いも頻発しております。これにチベット問題、インドとの国境をめぐる摩擦、南シナ海の問題が併せて起きる可能性も大。あちらからも此方からも燎原の火の手が挙がりそうな気配です。これに国際経済問題の火の手が加われば、大変な事態が引き起こされる事になるやしれません。  2014年は午年・・荒れそうですね! 

 

 

いずれにしても、中国が世界の世論を上手に使って、東シナ海は大荒れになる可能性が高くなりました。また、北朝鮮が日韓の一層の政治的硬化を見て、南に大きく動く可能性もあるのではないのでしょうか。さすれば韓国は如何相成りましょうか。正に背水の陣となります。政治の世界でも民間人の世界でも、最も危険な処世となりましょう。中国は難しい選択をしなければならないでしょうが、所詮、答えは決まっておりますね・・・・ 

 

本年最後のブログですが、南西諸島方面の方々へ

<来年東シナ海は大荒れの模様。敵の領土内侵入までは無いでしょうが、敵潜水艦の暗躍によって、海上航行の船舶は一時か短時間か、あるいは暫しの間は不可能になるかも。戦いにおいて肝要な事は「補給」です。燎原の火が燃え上がりそうになって来たら、「米、味噌、醤油・・・」の備蓄が肝要。貨幣、紙幣は幾ら有ってもの役にも立ちませんぞ!> 離島の爺の本音です!

 

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金融経済学入門講座」   

  式市場の天気予報

  

 今年も年末の大納会(12.30)まで残すところ数日間となって来ました静かな大納会を期待していたのですが、トンでもない事態が発生! 正月の御目出度い期間がどうなるか分からぬようになって来ました。以前から、中国、朝鮮半島情勢は警告してきましたが・・・・・

 東京市場 12/27 16.178.94   ↑  4.5  

 NY市場 12/26    16.479.88   ↑ 122.33

東京市場は下足の長い陰線の中継足。 大納会は何も無ければ高いですね。靖国問題がなければ絶対値で、NYを抜いていましたでしょうが・・・有為転変・・・なればご覧の通りとあいなります。

東京市場

 

                  

 

   Forbes・・・・・ <世界はデフレと通貨戦争の危機、きっかけは日本

2013.11.21 Forbes.comを読んで

 東京、NY市場は中長期的なチャートでも分かるように、右肩上がりの上昇相場である。上海株式市場でも低落下降相場に底が入ったようで、先々上昇傾向がうかがえる。現時点での国際金融市場の最大のリスクは、先進国のデフレであるとしている。

各国の中央銀行の量的緩和金融政策と実体経済・・「米国消費者生活指数、ドイツの生産物価指数、原油などの商品価格の弱さ」・・・所謂、デフレとのせめぎあいにおいて、デフレに軍配が上がっているということである。

Forbesは次の点を上げている。(一部、爺が補填・下線部分

A-<日本がデフレを輸出

 最近の円相場の大幅な低落傾向は、ついに¥78円程度から¥104円近辺まで付けた実績を見ても分かる。円相場の下落で日本の輸出力が増し、中国元、韓国ウオン高を誘発してきている。欧州も近いうちに一段の緩和政策を打ち出し、FRBは緩和縮小の可能性を示唆しているが、デフレ懸念が高まる中、縮小は実施されそうにもない。これがいずれ「通貨戦争」に発展する。

 

B-<ディスインフレーション(物価上昇率が極めて低い状態)

米国の目標インフレ率は2%(日銀もこれを最近言い出してきている)に対して、10月のインフレ率は1%。銀行の貸出残高は減速しており、FRBの金融緩和策は貸し出しの増加に繋がらず、実体経済に浸透していない。企業も消費者も借り入れには慎重で、ローンに対する最終需要はまだ充分でない。

インフレの減速は欧州全体に広がる傾向があり、利下げの原因としてインフレ率低下を挙げている。

* 金融緩和が実体経済に浸透せず、それらが株式市場に流れることから、NY株式市場の右肩上がりのフローチャートを描かせる事になる。経済実態が伴わない株式上昇相場である。

 

C-<日本に非があるわけ>(ここで大変な事をご宣託している

 日本の株式市場の上昇と円安・・・<アベノミックスという大掛かりな実験が全く完全なる失敗である証拠なのだ>・・・国内総生産GDPの伸び率の低下、貿易収支は史上3番目の低いレベル。財政収支と貿易収支の赤字の場合、そのギャップを個人貯蓄か、中央銀行による大規模な資金供給で埋める必要がある。

個人貯蓄の増加は個人投資の減少につながり、中央銀行の資金供給量の増加になり、円相場は一段と下落する。

日本の国債も注目すべきポイントであり、日銀による国債買い入れ(マネタイゼーション)が加速すると、債券市場から個人投資家が押し出される。これが長期金利の上昇につながり、これがGNPの245%近くの巨額の政府債務に掛かる利払い負担が耐え切れない水準に到達する危険性がある。

このことは日本政府が最悪の結果をもたらす道作りという、とんでもない実験をえらんでしまったという事になる。

他国は円安に対抗するために自国通貨の価値価格を持って応戦するであろう。所謂「通貨戦争」である。世界が貿易の報復合戦でさらに悪化していくのは歴史が示している。

* 1・ 平成の大不況に金融経済の崩壊・・・その後のスダグフレーション(不況時のインフレ)・・・株式市場の大暴落・・・日銀のゼロ金利政策による多大な資金供給・・・日銀の政策変更(インフレ率2%)を経て、日本経済は立ち直り始めて来ている。

   2・ Fobes は過去の円安120円が日本経済にとって、居心地の良い事を知っているのにも拘らず、良しとしない(日本経済に対する恐怖感)があるようである。アベノミックス=失敗の結論は速すぎると思う。また、米中の確執は結局「米+欧州」の結束による、中国封じ込めに至るはずであるから、FRBの量的緊縮政策への変換は現実感を帯びて行くと考える。中国において第二の旧ソ連経済崩壊、東南アジアの経済崩壊と似たような現象をを招くであろう。現在そこまでの結論は早いと思うが?

 

D-<量的緩和と低金利は続く

中央銀行はこれからデフレに対して、金融緩和策を発動して対抗するであろう。金融緩和は縮小でなく拡大に向かうであろう。株価は近い将来調整局面にはいるであろう。

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今後どうなるであろうか?(爺の見方

結論的に申せば、Forbesの論調は中身の問題は別として、NY市場に関しては正しいといわざるを得ない。下記のチャートが示すとおり、NYは上昇第一波、第二波を終了するような形になっている。この後しばらく調整場面を迎えるが、その後、第三波を取っていくかどうかは分からない?

NY株式市場チャート10年間

 

さて、現実の国際的な金融経済がどのように変化するかは、専門家でもなかなか大変であろう。Forbesの論調は一つの考え方でも有るので、ご紹介しました。

「午年は尻下がり」という喩えもあるようですが、現今の政治経済情勢を素直に見ても、「さにあらん」と言うべきでしょうか。今後、中韓や北鮮がどのように出て来るか予想が難しい情勢であれば、春から夏に掛けては国際的な規模の市場で調整が続くかもしれません。少なくともNYは$17.000Point辺りが転換点と爺は見るのですが????・・・如何でしょうか!

 

願わくば 日本の正月(新旧)と中韓の春節位までは静かにして頂けませんでしょうか。折角、年末に京都から灘のお酒を2升も届けて貰ったのですから、美味しく飲みたいですね。如何でしょうか!

 

 

本年はこれにて終了させていただきます。御静聴有難うございました。 

 

    


サワラチャンの加計呂麻日記-077

2013年12月21日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                -077

 

 

大島海峡を望む

 

 いよいよ今年も押し迫って参りました。もうすぐクリスマスです。世界中がクリスマスイブを迎える準備で慌しい雰囲気で一杯だと思います。奄美群島も今年の12.25は「奄美大島日本復帰60周年記念事業」で、例年になく賑やかな雰囲気で満たされそうです。

恒例の「加計呂麻島マラソン」が開催されます。参加者は準備に余念がないと思いますが・・・

 

 

 

爺の住んでいる集落の海岸通りの、県道614号線が「マラソンコース」になりますので、家の窓から応援できますでしょうか。そうはいっても、師走の雰囲気は辺りにはなく、朝晩何時ものごとく静かな雰囲気が漂っており、ここは浮世の世間とは別世界の感じです。

がんばれ~

 

 

最近渡り鳥の姿が目に付くようになりました。通常目にしない原色の南方系の鮮やかな鳥が、畑の垣根に止まっていることがあります。名前が不明なのですが、可愛い鳥ですね。暖かい日は蝶や虫たちが飛び交い、藪鶯が飛んできてお喋りをしながら、木の実を啄ばむ姿が見られます。そのような光景に見とれておりますと、幸せな感じに浸ることが出来ます。

ルリカケス

 

 

この奄美大島の隣の離島に移住してから3年目に入りますが、やっと島に慣れてきた実感が最近するようになりました。 最近、西南諸島は尖閣諸島問題で緊張感が漂うようになりましたが、ジェット機の音や、オスプレーが飛来しなければ、瀬戸内海の小さな離島の雰囲気がすぐ感じることが出来ます。今後どのような災厄が来るか分かりませんが、そ~として置いて欲しいものです。

 

一年を振り返って-03

 尖閣諸島

 

 尖閣諸島問題は相変わらず中国の船舶が、接続水域や領海に侵入し続けております。出たり入ってりして、日本の海上保安庁の巡視船と追いかけヤッコを続けている模様。いずれもご苦労様というところでしょうか。どちらも正月の習慣がある訳ですから、「正月休み」「春節休み」は取られたらどうでしょうか。なんなら魚釣島で忘年会・新年会を開かれたら如何かと思います。

海保も海監の職員も職務命令でやっておられるのですから、職務柄ご苦労なことだと思います。岩礁だけで何の利用価値もない島で、周辺の<海の資源と国の見栄>の確保が唯一の利用価値のある島ですが・・・・いっそのこと「永世中立地域」にして、魚と鳥以外は立ち入り禁止にすれば良いのです。あるいは島だけ海中に沈めてしまったらどうでしょうか。公海になるわけですからどうにも手の出しようがない。それでも良いですね。有れば欲しくなる訳ですから・・・

 

 

かと思っていたら、南シナ海の海南島の近くの海で、米中の軍艦が衝突寸前の騒ぎが起こりました。いずれにしても揚陸艦がイージス巡洋艦の前方を塞いだとか。100m手前で巡洋艦がSTOP! 危ない行為ですね。砲撃されたり魚雷を発射したらどうなったでしょうな。おそらく米軍のB52爆撃機の航行に対する当て付けでしょう。いづれにしても公海上ですから中国海軍に非がありますね・・・・・その内エスカレートするでしょうから・・・近くに停泊している中国空母「遼寧(りょうねい)撃沈」なんて事が出てくるやも知れません。確立は高いかも?X

 

 

先日、東京都内の赤坂離宮でASEANと日本でなにやら会合が開かれました。安部首相が大活躍!古い話で恐縮ですが、東条英機首相が行った「大東亜共栄圏構想」のような感じがしたのは、爺だけではないのではないでしようか。 どこかの国が傍らでこれを苦々しく見ておられたでしょうが。日本からフィリッピンに対して10隻の巡視船の供与や、台湾政府が米国から最新鋭のアパッチヘリを購入したり、航空自衛隊のF15戦闘機が倍増されるとか・・・・東・南シナ海がだんだん騒がしくなってきました。明治から現在に至るまで本当にいろいろ物騒なことが起きました。こんな綺麗な風光明媚で暮らしやすい自然環境一杯の地域を、再度痛めつけないようにして欲しいですね。

 

一年を振り返って-04

 

 朝鮮半島

北朝鮮内でとうとう大変な事が起きてしまいました。先回も書きましたが真実は今もって闇の中で、海外の報道や公式発表から憶測しなければならない状況ですが・・・・半分常識では理解不能な状況です。金正日・金日成時代でもこのような事はなかったとされておりますし、有ったとしても内密に国家機密として扱ったでしょう。スターリンの粛清でもなかったことと思いますが・・・・

 

 

政治的な背景が正確に分からないので、様々な報道が飛び交っております。「拉致問題」一つ取ってみても、今回のことが<+>と言う方、<->と言う方などいろいろ。恐怖政治は一時は多少効果はありますが、歴史的にみて長く続くことはありませんでした。結末はいつも自己崩壊の憂き目に有っております。金国家主席の一人芝居ではないわけですから、ある組織が追い詰められて過剰の危機意識を持った末の凶行であったと思います。昭和初期の日本の政治状況と酷似して来ました。

 

それにしても先回も書きましたが、ロシアの国名がジャーナリストの口に上りませんね。国境をわずかに接しているにもかかわらず。 ロシアの日本向けHPにも、一言も出てきません。意識的に止めている感じがします。何故でしょうか。相当の利害関係が有った筈ですが。シリア問題では即反応したのですが。何か事情が有るのでしょう。

 

 

中国政府が寝耳に水の事件であったかどうかは分かりませんが、表面的には習政権の居を付いた事件であったように報道されております。黒子が誰か(何処の国か)がはっきりしないので・・・困ったものです・・・北朝鮮の単独行動ではとても出来ない事です。仮に単独行動でしたら政権崩壊は意外と早くやってくるでしょうが、朝鮮半島に大変な戦火と戦禍が沸き起こることでしょう。

 

 

戦後同じような状況であった、東西ドイツがこのたび保守・野党が大合同を成し遂げ、メルケル首相が党首になった模様。この状況は朝鮮半島に何時来るのでしょうか。朝鮮民族とゲルマン民族の思考方法の違いが如実に今回現れました。これから100年、200年後のことは予想は難しいでしょうが、両民族の差はますます拡大して、縮むことはもはやないかもしれません。朝鮮民族の悲劇ですね。何時の世もその中で一般民衆はただ苦しみを味わうだけ。これが歴史的な現実です。日本国民もこれを対岸の火と見るだけでなく、「現在の我が身の幸せ」を実感して、我が身に言い聞かせることだと思います。  来年は残念ながら<朝鮮半島に火が見えるかもしれません

                          

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金融経済学入門講座

 

             株式市場の天気予報

 

 日本時間・12/19の早朝に米連邦公開市場委員会(FOMC)において、FRBのバーナンキ議長(2014年度からはイエーレン)が、現状の量的緩和政策の縮小を決めた。2014年1月から月額850億ドル(約8兆7600億円)規模の証券購入(国債購入)額を100億ドル縮小となります。いよいよ発表されました。NY市場は292ドル高の16.167Pointを付けました。一応市場は好感の模様でした

FRB

 

NYの今後は先回書きました通り、今後多少上は有ると思いますが? 次の金融政策は金利引き上げ策になりますので、NYのチャートから見ると目先天井か近いと見るべきでしょうか。東京市場は¥104円を付けて、大きく上昇しました。<掉尾の一振>の年末になるでしょうか。

NY市場チャート・13y

12.20 東京市場 15.870.42  11.20 ↑

 

順調に上昇中で、罫線の窓を開けており、来週窓を埋めるかどうかは微妙ですが、年末までに目先16.000円に向けて上昇して行くでしょう。絶対値でNYを抜くかどうかが興味あるところです。円は105円を付けるでしょうか。

 

 東京市場

 

 

 今回のFRBの金融政策転換については、次回に「Forbesの論説文を解釈して、今後をいま少し掘り下げて考えて見たいと思います。

韓国の情報部では、先般粛清された張氏の側近の亡命者によって、北朝鮮が2014年の1~3月に極端な行動に出ると、北朝鮮の重要情報を掴んだ上で発表しておりますので、相場はNY,欧米、中国、東京と大荒れになるかも。また、南シナ海での米中の艦船の衝突寸前の騒ぎで、米国が高圧的に変化してきております。尖閣諸島、南シナ海も相当危険性が高くなりましたので、政治状況の変化には注意をしなければいけませんでしょう。

 以前からの連載の昭和初期の金融経済についてはForbesの件の次の回から再開してみたいと思います。昨今の極東アジアの政治経済状況は、今も昔も変わらない緊張状態の連続ですね。来年は<午年>ですから、相当跳ねましょうか。頭が痛いですね。 

                        

 


サワラちゃんの加計呂麻日記-076

2013年12月14日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                -076 

 

 

 

加計呂麻島・太平洋岸

 

奄美群島日本復帰60周年 

 

 都会であれば世界中何処でも歳末特有の賑わいか、クリスマスを迎える準備の慌しさで賑わいを見せているでしょうが、離島は何時でも同じ雰囲気。静かな時間と静かな佇まいが辺りを覆っております。本土の皆さんは12/25は「クリスマス」ということになりますが、奄美群島では今年は特別な日になるんですね。「奄美群島日本復帰60周年」ということです。

 

1945.8.15で太平洋戦争が終了し、1946.2.2には奄美群島は日本国から分離され、米国海軍の軍政下におかれました。その後強い復帰運動の結果、1953.8.8にダレス国務長官が奄美群島の日本への返還の発表1953.12.25に正式返還されました。その間8年間。沖縄返還が1972年ですから、大きな違いが有りますね。

爺が奄美大島の隣の加計呂麻島に来てから、この辺り一帯が旧日本軍の軍事地域であった事を知って、少なからず驚きました。作家として戦後有名になった島尾敏雄氏が「第18震洋隊」の隊長として奄美大島・加計呂麻島に着任したのが、1944年。

          第18震洋隊特攻基地格納地塹壕跡

 

 

爺の住まう集落の隣の集落にも、特攻隊基地の塹壕の穴が枯れ草や枯れ木に隠れるように今も残っております。傍を通ると1945年生まれの人間としては複雑な思いにされてしまいます。この基地からも4名、対岸の大島の基地からも10名の特攻犠牲者が出てしまいました。

最近の東シナ海の騒ぎを耳にしますと、<もう、いい加減にしてくれ>と思うのは爺だけでは有りますまい。島は峻険な地形で攻めにくい反面、守りにくく逃げ場が有りません。船で逃げ出したところで逃げ場が無く、補給もなかなか難しい。将棋で言えば「穴熊」戦法ですね。只管、しぶとく耐えるしかない。敵も猛毒ハブが住まう山中は戸惑いますし、被害も多いでしょうね。

サツマイモを作って主食とし、年から年中出来る野菜と魚で足りないところを補い、本土からの補給を待つ戦法でしょうか。大変でしょうがやれると思います。大変な話になって来ましたが・・・・本当に心底・・・戦後の食料不足の中で子供時代を過ごした経験者として・・・・・戦争はごめんですな!

 

 

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尖閣諸島 

 

 

一年を振り返って-01

 尖閣諸島

 

今年も押し迫って参りました。地震、大雨、台風と日本中が荒れました。南西諸島の「尖閣諸島」を震源とする活火山と地震は今もなお、東シナ海中はおろか南シナ海までも打ち震わしております。最近は朝鮮半島の南の済州島辺りまでゆれが広がり、その内に日本海の「竹島」まで、大きく影響するのではないかと言う憶測さえ出る始末。困った事になってきました。

 

韓国政府の防空識別圏設定の仕方によっては、日本政府が竹島に防空識別圏を設定するという事ですが、唯でさえ領土問題で揉めている所ですから、大変な事になりそうです。米国は韓国の防空識別圏問題に対しては、ハッキリしない態度を取っておりますと同時に、韓国の日本に対する相変わらずの強健な態度に不快感を示している。

 

 

韓国の日本に対する昔からの感覚が今もって変わらない。ある面では我侭な態度(先に大統領が訪問したドイツはこの点を物凄く嫌っている。ドイツ人の最も嫌いな国民が韓国人だとか)が、結局のところ将来大変な事態を引き起こし、且つ抜き差しなら無い事態に落ち込む危険性があります。何度もこの欄で書いておりますが、女性特有の問題に対する感性を朴大統領にも感じます。親父には遠く及びませんね。週刊文春にも強烈にたたかれましたが・・・

古代に於ける抗争関係

* 百済は破れ、日本に多くの帰化人が渡ってきた

先回もこの欄で書きましたが、極東アジアの極狭い地域に、米、日、中、韓、鮮の5カ国のパワーが集中している危険性。ここから大きな発火が起こる可能性は可なり有ると思います。古代にはこの極東地域で、新羅・唐 VS 百済・日本&高句麗、高麗という構図もありましたが、今もってそれが延々と続いている事に、気持ちの悪い感じを持つのは爺だけでしょうか。正に「宿業」ですね。

人間の持つ「習気(じっけ)」 というものの恐ろしさを感じませんか。21世紀にはもうこれを棄てなくてはいけません。そうでなければ未来永劫にわたって、憎しみ合うという事になってしまいます。

 

何のアイズかな? 

 

* ロシアのHPから 

 

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金融経済学入門講座

 

             株式市場の天気予報

 

一年を振り返って-02

 今年もいよいよ残り少なくなってきました。安部政権が発足してから「アベノミックス」と言う用語が巷を飛び交い、一時グローバル化しました。日経ダウ8.000円付近でおたおたしていた株価が、じわじわと上昇し、2013.12中には倍の16.000円をつけようという感じ。公私共に大分財布の中身が暖かくなったかと思います。宜しい事です。

爺が大勢上昇相場と言い始めた年の初め頃は、少し不安感もありましたが、長期のフローチャートを見る限りは自信を持っておりました。その内日銀総裁が途中で交代となり、今までとは違ったタイプの、外に向かってリップサービスの出来る方と言う印象を受けましたので、さらに自信が沸いてきました。

黒田日銀総裁 

 

大暴落するなどという記事が出る中で少々勇気が必要でしたが、このチャートへの信頼を土台にして、このブログでも大勢¥20.000円奪回を高らかに??ぶち上げました。その内日経のHPでも強気の記事が出始め、いよいよ自信が沸いて来たという訳。経済現象はマクロで抑えるのが肝要なのですね。目先のミクロ的視野では騙されます。

 

の来年以降の株式市場予想

 

大変難しい情勢になってきましたね。中国、北朝鮮の不可解な行動が最近目立って来ました。以前から何度も書いてきましたが、米国も 2014.2 頃には予算額の限度額問題がまた問題になってきそうですし、FRBもイマイチ態度がハッキリしません。<金融を締める>のか<現状維持する>のか。FRBも日銀も昔からそうでしたから、いまさら驚かないのですが・・・

FRB議長 

 

FT(フィナンシャル・タイムズ)の記事を読んでおりますと・・・

実際に日中戦争は起きないであろうし、起きても中国勢は遥かに劣勢である。軍事力、経済力の両面で。中国の国内は環境問題で大混乱であるし、バブルでパンパンに膨れ、不良債権が夥しい状態である。今の政権の強気は国内の不満のガス抜きであろうと・・・・

確かに中国の国内は政治経済問題で混乱状態ですし、権力闘争真っ盛り。このような状態で日米と戦争状態になりようもない。そうは言っても尖閣問題で一度振り上げた拳は簡単に面子を重んじるお国柄としては降ろせない。・・・我慢比べでしょうか・・・・これは株式市場には余り良くないですね。ダウ¥20.000までは可なり時間が掛かるかも・・・・

長期チャート

 

長期的な視野に立てば、日本経済は長期低迷状態からTake off しましたからジグザグ相場になっても、上昇局面は変わらないと見ております。爺の考えは現物株投資を原則として考えておりますので、大きく押したら買い増しし、大勢天井確認後売り逃げる手法です。短期決戦は危険が多いという考えです。

 

最近の株式の実勢をどうぞ

3年間チャート

 

短期チャート

この先危険な国際情勢になっても

1-中国の政権、経済の転覆状態の現実化・・・・旧ソ連崩壊と同じ現象の発生。その時の日本経済のダメージは経験済み。予想は可能。ある面ではチャンス到来かも。早く中国から避難すべきと思うのですが。爺の素人考えですが。東南アジア諸国も軸足を日本に動かしております。インドネシアやフィリッピン、ヴェトナム、ミャンマーなど。

2-朝鮮戦争が再度勃発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・現在も南北は戦争状態です。その際、米国がどの程度まで関与するか、日本がどのように関わるかで、かなり違った局面が出てくるかもしれませんね。「朝鮮戦争特需」というのが過去にはありましたが、今の韓国の朴政権では可なり難しいかも。なにせ韓国がどちらを向いているかはっきり分かりませんね。両面作戦は不可能なのですが、現実はそちらに向かっております。古代新羅のようになってしまうかも?

          朴韓国大統領                              

その様なわけで大勢上昇相場であっても、途中では大きな上下の動きや中段保ち合い、整理相場が有ると思います。目先の動きに捕らわれると、大変な目に遭う事も有り得ます。その様な際はじっくり構えるか、相場から身を一時引くことも肝要でしょうか。その様に考えます。自然現象と同じく予想は難しいですね。 

3-尖閣諸島と北朝鮮政治経済・・・・どちらも危険な発火点! 尖閣問題も来年も引き続き日中の間に刺さった鋭い棘になるでしょうが、北朝鮮のNO2の失脚騒動は、朝鮮半島だけでなく中国の対北朝鮮政治経済政策にも、大きな影響を及ぼすそうです。

***********************

* 12/13 早朝、張国防副委員長の処刑がラジオプレスで発表(真実は不明ですが。国外、国内向けには死刑執行済とのこと)中国に北朝鮮の2名の副首相が亡命申請。表面的には中朝の乖離が鮮明になりました。北鮮の暴走があれば緊張が一気に高まります。朴大統領の非難のボルテージが一気に上がり始めました。若者とご婦人の場合は危険この上ないですね。(^~^)

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張国防副委員長

 

中国に信任のあったNO2の張国防副委員長を粛清した真の理由が不明なので、北朝鮮の思惑が見えてきません。後ろで操っている国が有ると思うのですが・・・???・・・ですね。張氏の部下を韓国の諜報機関が北京内で匿っているとか。ただし、中国は韓国への出国は認めないそうですから・・・ますます??の連続です。最新の情報によれば・・北鮮の2名の副首相が中国に亡命中で、中国もこれを認めております。されば今後中国のコントロールが効かなくなるということに・・・・別の米国のジャーナリズムは逆にやり易くなるとか・・・この辺りは良く分かりません。

いずれにしても北朝鮮の経済を実質的にコントロールしてきた、中国の相手方が突然失脚したのですから、軍部が以前よりも強力になるのは、火を見るよりも明らかです。金主席が浄瑠璃人形の木偶であるとする見方もあります。さすれば、1930代以降の旧日本陸軍・関東軍の台頭みたいになって来ます。近々に韓国攻撃が現実化するかもしれませんね。中国の軍がこれを煽るのか、それとも制御不可能で投げ出すのか予想できませんが、本当に危険なことです。

 

 

 金国家主席は以前若い頃スイスに居りました。ヒトラーの「我が闘争」が愛読書だとか?・・・レーニンが革命が始まるロシアに貨物列車に隠れて潜入した時も、出発点はスイスでした。金主席の母親も現在スイス在住とかの未確認情報も流れております。北朝鮮を大きく変えていくパワーの原点は、どうもここら辺りにあるように思えてなりません。それが何かは爺にはわかりませんが。

いろいろな情報がどんどん飛び出して来て、現在も混乱状態です。それほど今回の事件は衝撃的なことでしたのでしょう。

歴史の真実は一般庶民には奇想天外な事が多いですから、後でビックリ仰天するかもしれません。クワバラ、クワバラ!!

株式チャートは世界の政治経済を中心にして、森羅万象のあらゆる事象が含まれたエッセンスみたいなものです。多少の作為などで影響させる事は不可能です。神仏+悪魔の人間に対するメッセージであると考えて大事に、且つ慎重に見る事をお勧めします。 

 

ハルシャガイ

 

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サワラちゃんの加計呂麻日記-075

2013年12月07日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                -075 

 

 

 

加計呂麻島・伊古茂

山裾に伊古茂小学校の校舎と養老院施設が見えます。

 

 

 今年も残り少なくなってきました。もうすぐクリスマス、大晦日、お正月と数珠繋ぎのように慌しい光景が続いて来ます。爺の集落は限界集落ですから何時でも同じような状態ですが、玄関先に正月飾りが下がり始めますと、世間と同じような感じになります。ただ、この辺りは旧暦で事が進んで行きますので、年賀状の配達が唯一の本土並みでしようか。

狸の子供達

 

 奄美群島は年間の行事が新暦ではなく、旧暦で事が進んでいくようです。新暦で物事を考えることに慣れている爺には、ピントが外れることが多いです。行事だけでなく潮の満ち引きもその一つです。この辺りは海が傍にありますから、常に潮の満ち引きは、風力や波の高さと同様に大事な情報です。フェリーは風と波に常に影響を受けます。

                     フェリー 

 

台風や大風が吹きますと、鹿児島からのフェリーなどは即欠航になりますから、うっかりスーパーに行こうものなら、棚に商品が疎らで買い物にならないということになります。また、フェリーは時々オーバーホールや修理点検をしますので、小さな代船になることが有ります。波が高いと揺れも大きいですから年寄りは嫌がります。下手をすると波を頭から被ることになります。

そんなこんなで、最近は買い物で大島へは殆ど出なくなりました。食料はもっぱら通販+クロネコヤマトです。この方が便利で速く且つ安上がり。家まで持って来てくれるんで、交通事故にも遭わないので安全です。断崖絶壁の九十九折の山道はやはり危険です。インターネットは便利ですね。地域経済に貢献はしませんが(一部は貢献)・・ま~、良いか!・・・情報化社会はある面では、地方経済に大きな影響を与えますね。

 

 

時々、フェリーが船体検査に入る事があります。離島暮らしをしたことがない爺は始め戸惑いました。その期間は代船が出るのですが、フェリーと違った乗り場と降り場となり、特に標識も注意書きありません。皆さん慣れておりますから慌てることなし。なれど新参者は戸惑いの連続。この辺りが都会暮らし慣れした社会とは違いますね。都会でしたらフェリー会社に抗議電話が殺到ということになりますでしょうか。ここは<てーげー、テーゲー>なんです。慌てない、慌てない!

 

 

喫茶店でちょっと一服   ]

             株式市場の天気予報

 

狐・・犬・・・?・・可愛い!

ロシアのHPから掲載 

ここ一週間の東京、NY市場の動きは予想の範囲で推移しており、特に驚くほどの動きはありませんでした。円が103円まで付けその後2日間ほど東京市場は下押ししましたが、当然と言えば当然の動きです。戻り高値を取ってきたのですから、ここらでヤレヤレ売りが出てきても仕様が有りません。

 

東京市場

 

NYダウ平均

 

株式の格言と言うか、性格というか、この動きは「初押しは買い」ではないでしょうか。この下げでビビッてはいけません。寧ろ、理想的な動きと捕らえるべきでしょう。東京市場の天井はまだまだ高いところにあります。現物買いなら年末まで買い突っ張るべきか?X?

 

 

 

唯ここに来て米国のバイデン副大統領の日、中、韓訪問が有りましたし、韓国の中国に対する批判がましい態度が出てきております。まことに短い蜜月期間であった事か。腰が据わっておりません。如何にもご婦人らしい政治行動のように思います。習国家主席に上手にあしらわれていた感じです。バイデン氏が帰国してから、中国がどのような態度を表すかが大きな問題でしょうね。当然のことながら東京株式市場に大きなインパクトが有るでしょう。

先般書きましたとおり、横目で常に中国の発言や行動を注視していなければならないでしょう。振り上げた拳をどのように降ろすのか、あるいは振り回すつもりなのかは、爺には予想は大変難しいですが・・・・今回は米国は可なり穏やかな態度に出たと思います。これに対して中国がどう反応するかが大変大事なところではないでしょうか。

 

 

中国の国内は大混乱必死の状態にも見えます。やっと冬に入ったにも拘らず、全国的な大気汚染で、国民がひーひー言っております。中国東北部だけでなく、中南部地域までも大変な状態です。FRBも金融引き締めのニュアンスをちらちら流し始めて居ります。2014.02に何か大混乱が起こるような感じがしてならないのです。爺の感触ですがキナ臭くて仕方が有りません。

 

シリアやイラン問題も大きな峠を越えているようですから、米国は極東アジアにシフト移動をして来るはず・・・オバマ大統領の参謀にはカーター大統領の懐刀ブレジンスキーが控えておりますから・・・・バイデン氏の訪中は2014.04のオバマ大統領の露払いの行動でしょうから、米中の行動と発言には非常に注意を払うべきでしょうね。

 

  

                             

 

 爺が一番気にかけているのは、ロシアの行動です。最近プーチン大統領が大変静かですね。恐らく漁夫の利を得ようと、じっくりと米・日・中・韓の動きを見ていると思います。北鮮も大きな動きがありました。極東アジアのほんの僅かな地域に4ヶ国のパワーが集中するという異常な状態になっております。当然、ここが危険な発火点となってしまいます。

日・中・韓の危険な地域

 

これからは韓国の動きがもっとも危険で、次は日本でしょうか。読者の中には笑う方も居られるでしょが、爺は現在、米、味噌、醤油の買い貯めを近所の皆さんに勧めております。西南諸島は離島ですから、イザトなった時補給が難しいのです。東シナ海は某国の潜水艦が活動しますから、鹿児島港からのフェリー、貨物船は行動が控えられることになるでしょう。備蓄の少ない離島は直ぐピンチに陥ります。金よりも物です。本土とは状況が違います。でも、余り理解してくれませんね。・・・平和だったんですね。今までが・・・

ということで、西の方角をちらちら見ながら東京市場にお付き合いしましょうか。

 

 先月末で、漸く<島暮らし>シリーズも終わりました。今月から休止しておりました<金融経済学入門講座>を再開しますので、これからもご愛顧ください。

 

大正ロマン・赤玉ポートワイン

 

寿屋(サントリー日本初のヌード広告である。1922年(大正11年) 

昔話

爺が若かりし頃、札幌の中心部にある会社のサラリーマンをしていた頃、時々会社を訪れる綺麗な女性がおりました。年のころ25~28歳くらい。憧れておりました。先輩にそっと聞いてみた。

曰く、<壽屋>の事務員さんだと・・

今頃分かったんですが、「サントリー」の札幌支店の事務員さんでした。酒屋さんの娘だと当時認識しておりました。通りで垢抜けたスタイル抜群の清楚な女性でしたから。

壽屋= <Suntory>とは知らなかった  

明治は遠くなりにけり・・・

 

金融経済学入門講座

長期間のブランクが有りましたので、記憶の薄くなった視聴者も有ると思いますので、前回までのアウトラインをおさらいしたいと思います。 


 

 昭和元年・1926年 大正天皇崩御 ・ 昭和天皇 

       1927年 金融恐慌(片岡大蔵大臣失言事件) 

              台湾銀行救済緊急勅令枢密院で否訣 

       1928年  張作霖爆殺事件 

             1929年 ニューヨーク株式市場大暴落・・・世界大恐慌

             1930年 昭和恐慌本格化す 

             濱口 雄幸狙撃さる 若槻礼次郎内閣成立

             陸軍中堅による三月事件

       1931年  満州事変勃発  犬養内閣成立 英国金本位制停止

             高橋 是清 大蔵大臣就任 金本位制停止 

                    


 大正・昭和初期の日本の金融経済は、現在の状態より現在のアメリカ経済のCOPYのような、弱肉強食の貧富の差が大きい、就職難の厳しい環境でした。経営者よりも資本家の力が強く、首の挿げ替えは頻繁に行われ、利益の大部分は役員報酬や、株式配当に回され、会社経営への再投資は思いのほか少ない状態でした。

 

現在の日本は労働者の就職率は高く、失業率は4.0%程度ですが、当時は25%にもなっておりました。欧米はこれから比較すると現在でもかなり高いですね。今、日本で失業率が10%も越えようなら、革命でも起こりかねないでしょう。考えられない状態になると思います。米国・7%、イタリア・12%、フランス・10.5%、イギリス・8%、ドイツ・5%(2013.9現在)です。因みに韓国・3%です。

現在の恒例の株主総会は<シャンシャン総会>で、誠に静かなもので、経営者は緊張することは余りありませんが、当時は資本家の考えで何時でも、資本家の希望に合致した経営者に挿げ替えられました。あくまでも会社は資本家の利益の追求の場でもありました。 

純資産8.000万円以上の構成員(2012年

所謂、億万長者=現在、1億200万円

 

会社の利益の経営への再投資が少ないので、企業の更なる発展を阻害したことは否めませんでした。現在のアメリカの経営者や資本家に対する利益の還元は、現在の日本と比較すると考えられない状況であることはご承知の通り。赤字でも役員報酬は邦貨で数億円。好況であれば数十億円単位の役員報酬やボーナスが払われます。最近ですと日本でも好業績企業の役員報酬やボーナスで1~2億円位は何社か有りますが・・・それでも、欧米と比較すると桁が一桁違いますね。

 

 話は違いますが、今年米国の駐日大使になられた、ケネディー大使の総資産は270億円とか。日本でこれを仮に、長期定期預金で回しますと、税込みで1年間で2.106億円~2.7億円です。<億ション>に住んで、贅沢な食生活をしてもとても一年で使い切れるものではありません。

 

 

でも、これ位の資産はアメリカでは少ない方でしょう。使っても使っても確実に資産は増えていく。税制はそれに見合ったように下支えして行きますから、あっという間に巨万の富が形成されます。マイクロソフトの創立者などの総資産は、数兆円レベルです。ちょっとした国家の年間の国家予算を超えております。

                             超資産家

                                 

            

 当時の日本の経済界は現在では考えられないほど、アメリカナイズされた世界でもありました。江戸時代の延長線上の政治経済ではなかったのです。この点は確り認識して置かねばなりません。この事が日本の政治経済を、大きくその後変質させていく事になっていきます。

変化をさせる要因はさまざま有りますが、主要な問題点としては

A・ 世界的な大恐慌の発生  B・ 欧米軍事・経済の中国への侵略 C・ 共産主義の台頭

D・ 日本軍部の欧米列強に対する呼応・・・などが挙げられると考えられます。

A~Dの事柄に対して、国力を強化していく政治経済政策として、国家総動員体制の確立の方向へ大きく舵を切っていったのです。あるいは、そうせざるを得なかったと言うべきでしょうか。

現代の政治経済の学校教育の教科書などでは、当時の「政党政治家の失政と軍の横暴化」というような論旨で書かれておりますが、これは間違いです。政治家も経営者も軍人も、政官財の全ての目が中国本土に目を向け、その為に同じような主義主張を持っていたと考えるのが正しいと思います。「横断道路 皆で歩けば怖くない」を地で行っていったのです。一般民衆もそれに呼応して行ったのも間違いありません。

上海租界          * 当時 英国・米国・伊国・仏国・日本が上海の一部を租界としていた

上記の1925年~1931年までの年譜を見ただけでも、そのような事が滲み出ております。世界大恐慌は資本主義経済の持つ欠陥を露呈し、同時期出現してきた社会主義経済(擬似的共産主義)のバラ色視化と憧れと脅威・・・・これがその当時の世界の政治経済の二大要因ではないでしょうか。このことがその後全体主義国家へと多くの国々を導き、世界を奈落に引き込んで行ったのではないでしょうか。

 

                      

ここで大事なことは、・・・数人の政治家や資本家や思想家の行動や力で、世界を大きく変質させて行ったなどとは、見当外れのことであると考えます。人知を超える大きな大潮流に世界の政治経済が巻き込まれ、その中で幾つかの大きな渦巻きが現れただけの事だと思います。ヒトラーやチャーチルやトルーマン、スターリン、マルクス、エンゲルス・・東条英機 etc はまさに目立つ渦の一つ一つだったに相違なかったでしょう。あるいは小船に竿挿す船頭さんでしたか・・・・・・

 

別な例にたとえれば、「蜂の集団」に例えれます。 一つの蜂の集団は数万、数十万、数百万匹からなる構成集団です、確かに中心には一匹の女王蜂が居りますが、これが全ての集団を統率しているわけでもなく、また一匹そのものに確固たる意識が有るわけでもありません。にもかかわらず、整然と同方向に全てが動いていきます。人間の集団も所詮は同じようなものだと考えます。

 

何か無形の姿の見えない存在に、無意識に引きずり回されているかのようです。それが神仏なのかあるいは人間よりも遥かに次元の高い高等生物なのかは解りませんが。あるいは、全ての地球の生物のDNAの基本的なシステムそものなのかもしれません。現代科学では未だ及ばないレベルです。 

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