サワラちゃんの加計呂麻日記
-078
奄美群島本土復帰60周年記念
今年最後のブログ更改となりました。毎週一回宛更改して、GOOブログでは78回目。結構続いてきました。今年はお陰さまで自然災害にあまり遭遇する事もありませんでしたが、場所によっては旱魃の被害で、特産のサトウキビが相当減収の模様です。「黒糖」というミネラルの豊富な砂糖が売れ筋の商品。口に含むとこくのある味が口一杯に拡がります。お菓子代わりにもなる優れもの。
島のあちこちで「サトウキビ畑」が拡がっており、夏の暑い盛りに島の若者が収穫作業をしております。傍目にも辛い作業ですよ!奄美群島はお米はあまり作付けされて居りません。その代わり「サツマイモ」が代役でしょうか。土地が滋味でなくても良く育ちます。何せ肥料はやり過ぎるのはよくなく、葉っぱの付いた萎れた茎を土に挿し、水をやるだけで後は放りぱなし。手も掛かりせん。
4ヶ月もすれば大きなサツマイモが一茎に4~5個くらい付いております。生まれて初めて農作業をした爺が、数十kgも収穫できるのですから・・・<安能芋>と言う品種が最高!糖度は40とか。焼き芋、蒸かし芋、炊き込みご飯も良いですね。兎に角、甘い芋です。種子島の業者から苗を買って植えてごらんなさい。次回からは止められない!・・・但し、イノシシの大好物ですから、防御対策は万全にしなければなりません。
兎に角、こいつは大変な暴れ者で、柵は壊すは、防御網は破るは、そこら中駆け回るは、畑は穴だらけ。爺の畑もさんざんヤラレマシタ!時期になりますと島中何処でもご対面可能で、猛毒ハブと一緒に島の厄介者です。ハブは食用にはなりませんが、イノシシはなかなかいける味で美味しいですよ!
東シナ海の空模様
最近は中国大陸からの季節風の影響で、毎日曇りか時雨れております。今年尖閣諸島の問題で、軍用機や例のオスプレーが飛び交い、静かな空ではありませんでした。来年はより一層物騒な事になりそうですね。本州の自衛隊の戦車を減らして時速80kmも出るような、タイヤ装備の戦車兼装甲車が登場するとの事。飛行機でも運搬できるのがミソ。オスプレーでも一台くらいなら運べそう。機動力が格段に上がるでしょうね。南西諸島の防衛を念頭に、新たに水陸両用車52両、MV22オスプレイ17機を、水陸機動団の輸送手段などとして配備する。また、高高度の無人偵察機(グローバルホーク)3機を購入する方針だそうで。
今後5年間で25兆円程度の資金が、この計画に投入されるとの事。又、爺の年金が減らされるのかね!
年末に入ってから、東シナ海、黄海周辺は波立って来ました。先日の安部首相の<靖国参拝>で中国、韓国を筆頭として、米国、ロシア、EUとブーイングの嵐が吹き荒れております。新華社・HPなどは安部首相を「安部」と呼び捨てにしております。古代から礼節の国であったはずですが、最近はその片鱗もかなぐり捨てましたか? 韓国の報道はまだ其処まで入っていないようですが・・・
事によったら 来年早々えらいことが起こるやもしれません。南北朝鮮戦争、東シナ海、南シナ海で戦争騒ぎが勃発するかも。日本の何処に居ても何らかの影響は免れませんでしょうね。日本海側、南西諸島の皆様は何時も朝鮮半島や中国大陸に注意を払われたほうが宜しいかも。その他の方は東南海地震に特にご注意を!・・・未だに大きな余震が発生しておりますので・・・・・・爺はえらい所へ移住してしまった模様・・・後の祭りか(^~:)
北朝鮮の情勢はますます混沌としてきました。漏れ伝わる情報は多いのですが、多くは伝聞情報ですから確度が低い。肝心の韓国や中国でも大体似た様なものらしい。今回の大騒動の真の原因や主役の黒子の実態が良く分からない。「朝鮮総連」の例の不動産のオークションの裁判所の結論も未だ出ず。モンゴル政府と日本政府の話し合いの上での行動だとは思いますがね??
FT(フィナンシャル・タイムズ)などの報道では、国内の権力闘争の上での確執というよりも、利権の争奪にかかわる事に端を発する粛清問題とか。共産圏でも自由主義圏でも共通にある利権問題。中国でもその他の国でも見られる現象。これだけはイデオロギーは関係ないようで。
アントニオ猪木議員がまた訪朝する予定とか・・・また、混沌としてきました。民間人にはなかなか分からない難しい問題です。韓国政府の予想では2014.1~3に危険な時期が到来するであろうと言うようなメッセージを流し始めました。素人考えでも、現在の北朝鮮の状況を考えると、そのようになりますでしょう。緊張状態は長くは維持できませんから、どうしても何かの行動を誘発してしまいます。
* 韓国の予想は単なる当て推量ではなく、確固たる証拠から導き出したものであるとの情報が有ります。張氏の部下が極秘資料を持ち出して、現在韓国が保護(亡命申請中)をしているとか。
韓国メデイアの論調の変化
最近韓国のジャーナリズムの論調が変化してきました。韓国周辺の政治環境が激変して、従来からの外交政策に行き詰まりの様相を呈してきているようです。
「朴大統領の外遊に賞賛一色だったメディアも、(ここ最近の東アジアにおける)国際的危機に『答えを示せ』とわめきたてており、リーダーとして最大の危機にあるとさえ叫ばれる」・・・・韓国紙・メディアトゥデイ
「防空識別圏問題で軍事衝突の可能性が高まり、張成沢を処刑した北朝鮮がいつ暴発するかわからない状況では、両国の断交はどちらにも得にならない」 ・・・・韓国日報 社説
「韓国も、昔の被害を永遠の債務にする発言や行動に出るのは決して成熟した態度ではないこと、そうした発言などは今や国際社会の一員に加わる国・国民・指導者にふさわしいものではないことを、熟知することが望ましい」・・・朝鮮日報
「不明瞭な外交を繰り広げ米国と中国の両方に捨てられ孤立することもしかねない局面」 「周辺国との善隣外交、バランス外交の展開が必須だ。特に同じ境遇にある日本との協力も拒んではならない」・・・・文正仁・延世大学教授の論考
以上の通りです。まことにその通りで、リベラルな論調です。これを読んで爺も少し気持ちが楽になりました。<千年恨>が朴大統領の持論だそうですが、これでは永久に平和は来る事はありません。以前から爺が何度も書いているように、国の歴史というものは、戦いの歴史でもあります。どちらかが悪で片方が善などと言う事は有り得ないのです。
・・・・にも拘らず、今回の「靖国問題」で、韓国が<反日>一つに固まってしまったようです。少しばかりの雪解けを期待していた矢先、猛烈な寒風が吹き荒れてしまいました。しかし韓国のメデイアの中にも、少なからず現状を憂う考え方の人達もいるのです。この辺りを間違わないで欲しいと思います。
中韓の「歴史的認識云々」は極く短時間の間の歴史認識で、たとえば中国5000年の歴史上、どれだけ惨く悲惨なことを中国は隣国や周辺諸国にしてきたかは、自ら充分知っているはずだと思います。理に合わないことですから他国を納得させる事が出来ないのです。偏向教育は一時は効果は有りますが、時間による制裁を必ず受けて、いずれ何の効果もなくなります。これも歴史が物語っておりますね。
韓国だけでなく、隣国中国でもウイグル族と中国政府の小競り合いも頻発しております。これにチベット問題、インドとの国境をめぐる摩擦、南シナ海の問題が併せて起きる可能性も大。あちらからも此方からも燎原の火の手が挙がりそうな気配です。これに国際経済問題の火の手が加われば、大変な事態が引き起こされる事になるやしれません。 2014年は午年・・荒れそうですね!
いずれにしても、中国が世界の世論を上手に使って、東シナ海は大荒れになる可能性が高くなりました。また、北朝鮮が日韓の一層の政治的硬化を見て、南に大きく動く可能性もあるのではないのでしょうか。さすれば韓国は如何相成りましょうか。正に背水の陣となります。政治の世界でも民間人の世界でも、最も危険な処世となりましょう。中国は難しい選択をしなければならないでしょうが、所詮、答えは決まっておりますね・・・・
本年最後のブログですが、南西諸島方面の方々へ
<来年東シナ海は大荒れの模様。敵の領土内侵入までは無いでしょうが、敵潜水艦の暗躍によって、海上航行の船舶は一時か短時間か、あるいは暫しの間は不可能になるかも。戦いにおいて肝要な事は「補給」です。燎原の火が燃え上がりそうになって来たら、「米、味噌、醤油・・・」の備蓄が肝要。貨幣、紙幣は幾ら有ってもの役にも立ちませんぞ!> 離島の爺の本音です!
喫茶店でちょっと一服 ]
「金融経済学超入門講座」 &
株式市場の天気予報
今年も年末の大納会(12.30)まで残すところ数日間となって来ました静かな大納会を期待していたのですが、トンでもない事態が発生! 正月の御目出度い期間がどうなるか分からぬようになって来ました。以前から、中国、朝鮮半島情勢は警告してきましたが・・・・・
東京市場 12/27 16.178.94 ↑ 4.5
NY市場 12/26 16.479.88 ↑ 122.33
東京市場は下足の長い陰線の中継足。 大納会は何も無ければ高いですね。靖国問題がなければ絶対値で、NYを抜いていましたでしょうが・・・有為転変・・・なればご覧の通りとあいなります。
東京市場
Forbes・・・・・ <世界はデフレと通貨戦争の危機、きっかけは日本>
2013.11.21 Forbes.comを読んで
東京、NY市場は中長期的なチャートでも分かるように、右肩上がりの上昇相場である。上海株式市場でも低落下降相場に底が入ったようで、先々上昇傾向がうかがえる。現時点での国際金融市場の最大のリスクは、先進国のデフレであるとしている。
各国の中央銀行の量的緩和金融政策と実体経済・・「米国消費者生活指数、ドイツの生産物価指数、原油などの商品価格の弱さ」・・・所謂、デフレとのせめぎあいにおいて、デフレに軍配が上がっているということである。
Forbesは次の点を上げている。(一部、爺が補填・下線部分)
A-<日本がデフレを輸出>
最近の円相場の大幅な低落傾向は、ついに¥78円程度から¥104円近辺まで付けた実績を見ても分かる。円相場の下落で日本の輸出力が増し、中国元、韓国ウオン高を誘発してきている。欧州も近いうちに一段の緩和政策を打ち出し、FRBは緩和縮小の可能性を示唆しているが、デフレ懸念が高まる中、縮小は実施されそうにもない。これがいずれ「通貨戦争」に発展する。
B-<ディスインフレーション(物価上昇率が極めて低い状態)
米国の目標インフレ率は2%(日銀もこれを最近言い出してきている)に対して、10月のインフレ率は1%。銀行の貸出残高は減速しており、FRBの金融緩和策は貸し出しの増加に繋がらず、実体経済に浸透していない。企業も消費者も借り入れには慎重で、ローンに対する最終需要はまだ充分でない。
インフレの減速は欧州全体に広がる傾向があり、利下げの原因としてインフレ率低下を挙げている。
* 金融緩和が実体経済に浸透せず、それらが株式市場に流れることから、NY株式市場の右肩上がりのフローチャートを描かせる事になる。経済実態が伴わない株式上昇相場である。
C-<日本に非があるわけ>(ここで大変な事をご宣託している)
日本の株式市場の上昇と円安・・・<アベノミックスという大掛かりな実験が全く完全なる失敗である証拠なのだ>・・・国内総生産GDPの伸び率の低下、貿易収支は史上3番目の低いレベル。財政収支と貿易収支の赤字の場合、そのギャップを個人貯蓄か、中央銀行による大規模な資金供給で埋める必要がある。
個人貯蓄の増加は個人投資の減少につながり、中央銀行の資金供給量の増加になり、円相場は一段と下落する。
日本の国債も注目すべきポイントであり、日銀による国債買い入れ(マネタイゼーション)が加速すると、債券市場から個人投資家が押し出される。これが長期金利の上昇につながり、これがGNPの245%近くの巨額の政府債務に掛かる利払い負担が耐え切れない水準に到達する危険性がある。
このことは日本政府が最悪の結果をもたらす道作りという、とんでもない実験をえらんでしまったという事になる。
他国は円安に対抗するために自国通貨の価値価格を持って応戦するであろう。所謂「通貨戦争」である。世界が貿易の報復合戦でさらに悪化していくのは歴史が示している。
* 1・ 平成の大不況に金融経済の崩壊・・・その後のスダグフレーション(不況時のインフレ)・・・株式市場の大暴落・・・日銀のゼロ金利政策による多大な資金供給・・・日銀の政策変更(インフレ率2%)を経て、日本経済は立ち直り始めて来ている。
2・ Fobes は過去の円安120円が日本経済にとって、居心地の良い事を知っているのにも拘らず、良しとしない(日本経済に対する恐怖感)があるようである。アベノミックス=失敗の結論は速すぎると思う。また、米中の確執は結局「米+欧州」の結束による、中国封じ込めに至るはずであるから、FRBの量的緊縮政策への変換は現実感を帯びて行くと考える。中国において第二の旧ソ連経済崩壊、東南アジアの経済崩壊と似たような現象をを招くであろう。現在そこまでの結論は早いと思うが?
D-<量的緩和と低金利は続く>
中央銀行はこれからデフレに対して、金融緩和策を発動して対抗するであろう。金融緩和は縮小でなく拡大に向かうであろう。株価は近い将来調整局面にはいるであろう。
**********************************
今後どうなるであろうか?(爺の見方)
結論的に申せば、Forbesの論調は中身の問題は別として、NY市場に関しては正しいといわざるを得ない。下記のチャートが示すとおり、NYは上昇第一波、第二波を終了するような形になっている。この後しばらく調整場面を迎えるが、その後、第三波を取っていくかどうかは分からない?
NY株式市場チャート(10年間)
さて、現実の国際的な金融経済がどのように変化するかは、専門家でもなかなか大変であろう。Forbesの論調は一つの考え方でも有るので、ご紹介しました。
「午年は尻下がり」という喩えもあるようですが、現今の政治経済情勢を素直に見ても、「さにあらん」と言うべきでしょうか。今後、中韓や北鮮がどのように出て来るか予想が難しい情勢であれば、春から夏に掛けては国際的な規模の市場で調整が続くかもしれません。少なくともNYは$17.000Point辺りが転換点と爺は見るのですが????・・・如何でしょうか!
願わくば 日本の正月(新旧)と中韓の春節位までは静かにして頂けませんでしょうか。折角、年末に京都から灘のお酒を2升も届けて貰ったのですから、美味しく飲みたいですね。如何でしょうか!
本年はこれにて終了させていただきます。御静聴有難うございました。