茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

新・サワラちゃんの加計呂麻島日記 & 能面・面打ち-003

2014年03月03日 | 教育

 

 サワラちゃんの

 加計呂麻島日記  能面・面打ち

003

 

しばらくご無沙汰いたしました!本日より再開致します。

今日は「桃の節句で~す!

 

 

 

 

 加計呂麻島寸描

 

半月位ご無沙汰しました。そんな中でもいろいろ有りました。

その一つが「ソチオリンピック・フギアースケート」の華が有りました。 

そう!、浅田真央ちゃんです。

 

         

SPが始まってから、爺の腹が急に痛み出した。畑に行っても痛みが止まらない。解剖学的には胃の上部であることは間違いない。一瞬、「癌」・・まさか??

朝まで痛みが引っ切り無しに続く。早朝、HPを見て仰天。SPは16位????

何度も眼を擦った。何度見ても6位ではない。他のHPも同じ。マサカ!

十一面観音菩薩」のお写真に向かってお祈りしました。

最近やけに韓国のジャーナリストがしつこく付き纏っていた。

これを心配していたのです。

やろ~、ゆるさね~ぞ>なんて思って、「不動明王・不動真言」をしばらく念じておりました。

タラソワコーチ

そうしたら・・・急反転!・・・奇跡が起きた! 

この方、「元・・・・・ だとさ。

 

 <孫にも娘にも怒られてしまいました・・・・・・

お前さん、前から何時も一言多いんだよ! 

でも、Freeは自己最高得点!

全世界から大声援!と賛美の言葉。

 

 

6位に終わったけれど、結果的にはTopレベルでした。

爺は名古屋に13年居たからではないけれど、彼女の直向な向上心を買っておりました。

ロシアのタラソワ元コーチを初めとして様々な方々が絶賛!

驚いた事に中国の市民の中国版Twitterには北京・精華大の学生が絶賛!思わず涙が出そうになった。そして、何時の間にか胃の痛みも霧散解消。

彼女は金メダル・プレーヤーです。世界選手権もがんばって!

 

 

 

能面・面打ち 

 

節木増 ・ 堀 安右衛門 作

 

 

沢山の小刀や鑿や道具類を研ぎ始めて2週間。なかなか思うようには進みません。錆の度合いが本土よりも進み易いようです。潮風と湿度がその原因です。電気製品のプリント基板がすぐ錆付いて故障を起こしてしまうのです。刃物はいとも簡単。それでもやっと準備は形ばかり揃いました。始めは突き鑿とヨキと鋸さえあればOK! 以後は順次必要な道具を研ぎ揃えれば宜しいのです。

 

                                     ↓ 突き鑿 ・ 丸鑿 ・ ヨキ

 

以前にも書きましたとおり、能面の中で女面が一番難しく、一面覚えるのに名人でも10年掛かるとされております。当年69歳の爺では、黄泉の国に行くまで順調に行っても、2面がやっとでしょうか

でもそれではちょっと悲しいので欲張って、浮世絵師・歌川 豊国 六代目を目標に97歳まで生きると仮定して、3面と大きな目標を立てました。 (爺大丈夫?? サワラちゃん 

 

       大見得きって出した目標の面  

 

1- 天下一 友閑 満康 ・・「小面」     

 

2- 石川 龍右衛門 重政 ・・「小面」(雪の小面)    

 

 3- 能楽師 増阿弥 久次 ・・「節木増」         

 

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以下は出来うればの話

   4-  天下一大宮大和 実盛 ・・・「逆髪」      

   

   5- 金剛孫次郎・・・「孫次郎」           

 

その他の面は来世に目出度く生まれ変わることが出来たら、打たせていただきます。但し、飽くまでも「拙い写し」を打つだけのこと。それだけの事です。時々疲れたら<般若>や<黒式尉>も打ってみたいですね。  

 

  

喫茶店でちょっと一服    

 

                                         

 

如何でしょうか。 「増女」です。 当年32歳で能面人生25年の大ベテラン。6歳頃から能面を打っている勘定になる。  ピアノ、ヴァイオリンも4~5歳ですからね。

爺が能面に関心を持ったのが18歳。 能面を打ち始めたのが32歳!  あらま~!

新井 達矢 氏 ・東京都下 羽村在住

とにかく脱帽! 癖がないのと、面に品格がある。既に能舞台で使用されている面です。

一目で相当の力量があると判断できます。当代随一の能面師・長沢 氏春師のお弟子さんとか。ここまで来ると生れ付きの才能ですね。前世は師と同じような天下一クラスの能面師に違いないと思います。いやはや大変な人ですね。 とにかく脱帽致します。 

油が乗り切ってきたら何処まで行くのでしょうか????? 

 

 

雪の小面」について

上記の本文中で「雪の小面」について書きましたが、女面には小面以外にも「雪・花・月」の名称の付いた能面が存在します。その中で「小面」が一番有名です。

 

石川龍右衛門重政 雪の小面・本面

 

豊臣秀吉が所有していた雪・月・花の小面の中の「雪」を金春流の宗家・金春岌蓮(きゅうれん)に与えたとされております。しかし時代の騒乱の中で金春流から流失し、その後金剛流の贔屓筋の大阪の商人がこれを買い求め、現在は金剛流にて所持されている。

下の小面は「石川龍右衛門重政」作の写しの例です。

出目康久 作 

上記の小面を写した能面の例

堀 安右衛門  

 

 

因みに「」は現在「三井財団」にて所有され、「」は徳川家康に与えられたが、江戸城炎上の際消失とされているが、実際は行方不明状態です。雪の本面とその写しを比較してみてください。

今般時間が有りましたので、能面集を再度全て見直してみました。

各流派の宗家の能面の中に、超一流の能面師の作が沢山見られました。これからは出来る限りこのブログで紹介したいと思います。

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