金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

口内炎、痛いけれど原因絞り込めず・・・・

2012年03月22日 | 健康・病気

ここ10日程上下唇と口内の一部が過敏になり、ちょっと苦労している。中々良くならないので、昨日思い切って東京医科歯科大の附属病院に行ってみた。担当医との面談の中で「10日程前まで急性前立腺炎のため、クラビットという抗生物質を飲んでいた」というと、担当医は「クラビットの薬疹の可能性が高いですね。泌尿器科の先生の薬疹の可能性があるかないか確認してください。それがスタート点です」と言われた。なお担当医の先生は写真を撮ったり、口内の粘膜を綿棒のようなものでこすり細菌を採取していたが、検査結果がでるには10日位かかるという話だった。

実は数日前街のクリニック(口腔外科の看板を掲げている)で、見てもらった時は「クラビットの影響はないでしょう」という言われた。医科歯科大の先生とはまったく逆の見解である。

インターネットでざっと見ると「口内炎については偏食・ストレス・唾液不足・口腔の乾燥などが関係していると言われているが、メカニズムについはよく分かっていない」という説明である。医科歯科大で処方されたのは「口内洗浄薬」つまりうがい薬である。

口内炎というのは、直ぐに命に係る訳ではなさそうだから、医学界で原因究明や治療方法の確立が遅れているのだろうか?あるいは人体のメカニズムが複雑で原因究明が容易でないのだろうか?

まあ「口内炎」を体が発する警告としてストレス解消等に努めたいと思うが、口の周りが痛いこと自体結構ストレスだったりして・・・・・

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昭和記念公園往復、ピザでランチ

2012年03月20日 | サイクリング

3月20日春分の日、朝起きた時は寒く感じたが、10時前になると暖かくなってきたので、昭和記念公園までサイクリングをすることにした。今年は天気の悪い日が多かったので、サイクリングは久しぶりだ。自宅を出て50分程で昭和記念公園到着。公園内は梅の花盛りでカメラを向ける人も多い。写真は紅千鳥という美しい名前がついた梅だ。

Benichidori

下は八重寒梅

Yaekannbai

梅以外で目に付く花はサンシュの黄色い花だ。

Sanshu_4

黄色いというと菜の花も咲いていた。

Nanohana

水辺も暖かくなってきた。

Pond

Kamo

昼前になったので公園を後にして、青梅街道と多摩湖自転車道が交差するところにある「讃岐うどん」を食べに行くことにした。ところが店に着くと長蛇の列ができている。このうどん屋は満員のことが多くまだ一度も食事をしたことがない。安くて駐車ができて手頃だから混んでいるのだろう。

セカンドチョイスとして多摩湖自転車道を花小金井の方に少し走ったところにある「風のシンフォニー」という個人住宅を改装したレストランでパスタを食べた。サラダ+飲み物で1,300円。少し高い気もするが場所代と雰囲気代と割り切る。

Xmasrose

レストランの前の庭にはクリスマスローズが咲いていた。冬の花だが今年は寒いので春になっても咲き続けるのだろう。

クロッカスもきれいだ。

Crocus

レストランの隣は教会で境に寒桜が咲いていた。

Kannzakura

レストランの前には大きなソメイヨシノの木があった。桜の時期にはお花見を楽しみながらのランチが好評ということだ。

Piza

庭に面したテーブルでピザを食べたら体が冷えてきた。予定通り花小金井の天然温泉で一風呂浴びる。サイクリングと早春の花見と近所の温泉という安上がりで充実した半日だった。

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【書評】大往生したけりゃ医療とかかわるな~極論だが示唆に富む

2012年03月19日 | 本と雑誌

この前新宿駅の駅なか書店で「大往生したけりゃ医療とかかわるな」(中村 仁一著 幻冬舎新書)を買った。前から読みたいと思っていた本ではないが、題名に刺激されて買ってしまった次第だ。

この本の表現はかなり極端で刺激的だ。まず「はじめに」の中で著者は「繁殖を終えた年寄りには、『ガン死』が一番のお勧めです。ただし、『手遅れの幸せ』を満喫するためには、『がん検診』や『人間ドック』などは受けてはいけません」と述べる。

著者は20年以上も前から「死ぬのはがんがいい」とあちこちで言ったり、本に書いてきたりしているという。そしてなぜ死ぬのはがんがいいかについては2つの理由があるという。一つは「周囲に死にゆく姿を見せるのが、生まれた人間の最後の務めと考えている。しかもじわじわ弱るのが趣味ですからがんは最適だ」ということ。もう一つは「比較的最後まで意識清明で意思表示可能ながんであれば、身辺整理ができ、お世話になった人たちにちゃんとお礼やお別れがいえる」ということだ。

著者は1940年生まれの医師で、現在は老人ホームの附属診療所の所長を勤める。若い時から健康に恵まれていた様で「救急車は呼ばない、乗らない、入院しない」をモットーにしているという。羨ましい限りで私は30過ぎの時「腎臓結石」で、真夜中に救急車を呼び、緊急入院した経験があるし、つい1ヶ月ほど前も急性前立腺炎で入院していた。だから著者に「ちょっと具合が悪くなるとすぐ医者にかかる」とか「薬を飲まないことには病気はよくならない」などという現代人の悪癖を指摘されると考え込んでしまうのである。

もっともこれは著者の一つの極論で、正確にいうと「生活習慣病のように体のうちから起こり、すぐには死なないけれど治らない病気の場合はちょっと具合が悪くなってもすぐに医者にかかるな」というべきなのだろう。このことについは著者もこの本の後ろの方で「肺炎とか赤痢なのの感染症は完治する可能性がある」と述べている。つまり丁寧にいうと医者にかかれば完治する(かからないと死に至る)ような病気の場合は、医者にかかるべきだが、生活習慣病のように「治せない」病気の場合は、安易に医者にかかるなというのが、著者の主張なのである。

著者は生活習慣病のように「治らない」病気の「治せない」ものに専門医がいるため、話がややこしくなる、なぜなら専門医なら「治せる」のではないかと誤解をするからだと述べる。卓見というべきだろう。

私見を述べるならば、自分が病になった時「医者にかかって治る病」か「医者にかかっても治らない病」を見分ける力は患者にも求められているということだ。

なおこの本は「死」について多くのことを語っているが、著者が本当に述べたいことは、自分の死を考えることで死ぬまでの生き方を考えようということである。

参考になったのは「自分の死を考える」ための具体的な行動15か条だった。この15か条の中には「遺言を認める」「別れの手紙、録音、録画を準備する」「事前指示書を完成する」などかなり大変な準備がある。事前指示書というのは、病気や事故で意識がなくなったり、正常な判断力が消失した場合に、どのような医療サービスを受けたいかを判断力が正常な時に表明しておくものだが、指示は「心肺蘇生」「強制人工栄養」等について具体的に記述する必要があるということだ。頭がハッキリしているうちによく勉強しておく必要がありそうだ。

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米国で「質の高い」仕事への楽観高まる

2012年03月18日 | 国際・政治

日本では「景気は気から」という。寡聞にして英語でも「景気は気から」というかどうかは知らないが、楽観的な見通しが経済実態に先行することは間違いないだろう。特に雇用、中でも「質の高い仕事」に対する見通しが景気に先行すると考えて良いだろう。

3月16日にギャラップが発表していた雇用見通しに対する調査では、19%のアメリカ人が「質の高い仕事を見つける良い時期」だと述べていたが、これは2月の16%に較べて大幅な改善だ。一方質の高い仕事を見つける上で悪い時期という人は78%と高いものの、2008年9月以降では一番低くなっている。

アメリカの今年の経済成長については恐らく2.5%前後になると思われる。これは通常のリセッションの後の回復としては、ペースが遅いが金融危機の後、消費者のバランスシートが傷んでいることを考えると、まずまずのペースではないだろうか?

もっとも「質の高い仕事を見つける上で良い時期」と答えた人の比率が一番高かったのは07年1月で48%だった。そこまで戻るにはまだまだ時間はかかる。

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顧客は「操り人形」~ゴールドマンの内部告発

2012年03月15日 | 金融

昨日欧米のマスコミを賑わしたのが、ゴールドマンザックスの中堅社員グレッグ・スミス氏がニューヨーク・タイムズに投稿した内部告発だ。

ロンドンでデリバティブを担当していたスミス氏は、早朝に電子メールで辞職を届けた後、ニューヨーク・タイムズに「ゴールドマンの企業文化はメチャクチャになり、自社の利益を顧客の利益に優先している。ゴールドマンの役員達は顧客を「操り人形」だと言っている」という主旨の告発文書を送った。

「操り人形」muppetは俗語で「バカ」という意味もあるから、これが本当だとしたら、ゴールドマンザックスは随分顧客をナメたものである。

これはゴールドマンが自己の利益のために、顧客の利益を犠牲にしているという一連の申し立て・主張の新しい一つに過ぎないが、内部告発が公になったのは初めてだ。

☆   ☆   ☆

ゴールドマンに代表される投資銀行(証券会社)が、顧客の利益より自社の利益を大事にしている・・・・ということが常に事実であるかどうかは分からないが、今の証券会社や金融機関が「自社が儲かる商品を販売しようとする」傾向が強いことは、個人取引でも常日頃感じるところである。

例えば投資家の利益を優先して考えると、販売手数料や信託報酬の低い上場型投信のような商品が推奨されてしかるべきなのだが、金融機関の窓口では、もっと金融機関にとって儲けの大きな商品が勧められる。

顧客を操り人形と呼ぶかどうかは別として、顧客を「収益の源泉」と見ていることは間違いない。

ところで投資銀行等金融機関に勤める職員もまた会社から「報酬で操られる」操り人形である。会社が操るということは、役員や幹部職員が操るということなのだが、実はそれらの人間も一定の年齢を過ぎると会社を辞めていく。そういう意味では彼等もまた「操り人形」に過ぎないといえるかもしれない。そういう意味では「操り」の元凶は「収益至上主義」というべきなのだろう。

ゴールドマン内部告発の話が今後発展するかどうかは分からない。だが我々は「口の上手い」金融機関の人の話には裏があるのでないか?少なくともこの人はそのサービスや商品を売ることでかなり儲けを企んでいるのではないか?と思って話を聞く必要はあるだろう。

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