金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

たそがれの五日市駅の郷愁

2010年04月19日 | まち歩き

僕は日暮れ時の山里の駅の雰囲気が好きだ

温泉に入りビールを飲んで良い気持ちでたどり着いた始発の駅

沢山いた登山者達も家路を急ぎもう疎らになっている

休日のたそがれの山里の駅には静かな安らぎがある

僕はふとふるさとの単線電車のことを想い出した

山里の駅には郷愁をさそうなにかがある

Stationtoyphoto

写真はオリンパスE-30のアートフィルター・トイフォトを使って撮影した

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機会に困難を見出すか?困難に機会を見出すか?(その1)

2010年04月19日 | 社会・経済

ウインストン・チャーチルの名言に「悲観主義者はあらゆる機会に困難を見出し、楽観主意者はあらゆる困難に機会を見出す」という言葉がある。ゴールドマンザックスが米国証券取引員会に訴追された件を見ているとふとこのパロディ版を思いついた。

「投資銀行マンはあらゆる困難に収益機会を見出し、規制当局はあらゆる収益の中に不正取引を見出そうとする」

投資銀行マンは、借金に苦しむ人の中にもビジネスチャンスを見出す。例えば通常では住宅融資を受けられないような人向けに作られたサブプライム・ローンを証券化することで大きな市場を作り、サブプライム・ローン拡販の原動力となった。

ギリシアのように追加の借金ができなくなった国には、資金調達手法としてのデリバティブを「これは借金ではなくスワップ取引である」と売り込む。モラルの問題は別として、投資銀行マンという人種があらゆる困難の中にビジネスチャンスを見つける努力をしていることは間違いない。時としてそれがモラル・ハザードの問題を起こすことはある~結構大きな問題なのだが~が、一方経済の活性化に大きな役割を担っていることは事実だ。

ゴールドマン・ザックスの訴追について、ことの成り行きを予想するのは時期尚早だ。アイスランドの火山爆発と引っ掛けてエコノミスト誌はA volcanic cloud over Wall Streetという題で、ゴールドマン・ザックスの訴追の影響はかなり大きなものになるのではないか?という見解を示している。ゴールドマン・ザックスが組成したCDOを購入して、大損を蒙った投資家の中には破綻しそうになり国家支援を受けた英国やドイツの銀行があり、これらの国が同社に対して法的措置を求める可能性があるからだ。

さてこのように不安定な材料が噴出したので、金曜日の米国株そして今日の日本株は大きく下げた。これを株価が急上昇していたので、テクニカルなコレクション(水準訂正)の時期に来ていたと見るか、何かファンダメンタルな変化が起きる予兆とみるか、見方は分かれるところだ。前者の立場に立つと、もう少し株価が下げると買い局面という判断が成り立つ。

今の私はやや前者の立場寄りだが、もう少し状況を見たいと考えている。チャーチルの言葉をかみしめながら。

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On top of (イディオム・シリーズ)

2010年04月19日 | 英語

On top of~は「~に加えて」という意味だ。また「~を支配して」という意味もある。前者の用例としてFTに次の文章あった。 This is particularly true of older domestic retail investors looking for investment income on top of pensions.「年金に加えて投資収入を期待する高齢の国内個人投資家にとってこれは特に当てはまる」

何が当てはまるか?というとその前に出ている「企業が新しい投資家を引き付けるために、配当を増やすこと」ことである。

記事によると野村證券の西山シニアストラテジストは、今年日本企業は業績が回復してきたので、1.5兆円から2兆円の自社株買い入れを行うと予想している。これは昨年の自社株買いの倍以上の金額だ。株価の上昇が期待できるので、自社株買いを歓迎する投資家もいるが、欧州の投資家のように、自社株買いより増配を優先して欲しいという投資家も多い。

配当収入を当てにする高齢者層も同じ要求を持っているだろうとFTは主張している。

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三頭山で季節外れの雪を踏んだ

2010年04月19日 | 

昨日4月18日日曜日は久し振りの好天だった。某ロータリークラブ・トレッキング同好会の皆さんと三頭山を歩いた。三頭山は「みとうさん」と読む。東京と山梨の県境にある1530mの山だ。朝8時48分のホリデー快速で到着した登山者で武蔵五日市駅は混雑していた。人数がまとまっていたので、タクシーで都民の森まで入る。タクシー代は93百円だった。バス代が千円弱なので、一人当たり3倍の料金だが、早く登りはじめたいので少し贅沢をした。

9時55分都民の森より登山開始。まず30分程歩いて三頭大滝に到着。登山道は一昨日降った雪がべったりと残っていた。

Ootaki

大滝から上の渓流沿いの登山道ではバードウオッチを楽しむ人などがゆっくりと歩いている。聞くとミソサザイが見えたとか。

雪を踏みつつ三頭山頂上に到着したのは11時50分。この会の人達は健脚でいつもは登るペースが速いのだが、今日は雪道で少しペースが落ちたようだ。

三頭山から槙寄山を経て数馬に降った。ムシカリ峠までは沢山の登山者が上り下りするので、歩きにくかったが、ムシカリ峠から南は人の少ない気持ちの良い稜線歩きを楽しむことができた。

Makiyoriyama

北面の斜面は写真のとおりかなり雪が残っている。一方下りにかかると雪が解けてドロンコ状態になり結構歩きにくかった。

今回の雪は記録的に遅い雪。歩くには多少難渋したが、おじさん達は童心に返って雪道を楽しんだ一日だった。数馬の湯には3時10分到着。一風呂浴びてビールを飲んで5時半のバスで武蔵五日市に戻った。なぜかこの日はフランス人の登山者が多かった。隣に座った中年の婦人にたずねると、日本に来て2年半人事コンサルタントの仕事をしているという話だった。日本の自然は素晴らしいとおっしゃる。桜の咲く頃に東京で雪を見て皆さん感激していたようだ。

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