S嬢のPC日記

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「かみあわない議論」に思う

2005年04月11日 | ○○さんにトラックバック!
PCの「お気に入り」の整理をしていて、かなり前に放り込んだURLに興味深いものを見つけた。
教育の職人」という、高校の国語教師のサイトのコンテンツ「国語教育」の中の「創作教材(評論)」の部にある「アグネス論争を読む」というもの。

ここでは’80年代に話題を呼んだ「アグネス論争」の元となっている主な文章の全文が読める。
あらためて読むと、この論争上での「アグネスの論理」は、議論としてかみあっていない。
そして、この「議論」は「アグネス論争」として発展していき、そこで出てくる議論がまた、微妙にかみあっていない。
このかみあっていない議論を教材にしようとする教師の姿勢は見事だなあと思う。

ここで展開されている「アグネスの論理」というものには、むだづかいにっき「話がかみ合わない」で出てくる要素があって、そのことを発見するのも興味深い。
久しぶりに「アグネス論争」の全文なんぞを読み、なんだかみあっていない議論なんてものは、ネット上で一般人が展開するよりももっと前から存在してたじゃないか、なんていう、実に当たり前の感想なんぞを持ってしまったりする。

高校の国語教材として、いろいろなブログ上で目にする「かみあわない議論」ってものを、どこかの教師が「読解教材」なんてものに使っていたら、それはそれで興味深いものかもしれない。

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むだづかいにっき「話がかみ合わない」