サタン道

フリマ命!の中年オバハン愚痴日記。

スペシャリストvs貴公子

2014-11-27 21:50:36 | Weblog
今回もニューmacと格闘する話で、前回の続きです。



電気モノが苦手なわたくしにとって、今回ほどわけがわからなく、さんざん姉や親友を巻き込んだケースはありませんでした。



実際自分でmacの操作をした時間はほとんどなく、電話での遠隔操作や直接親友が操作することでクリアしました。



つまりわたくしは見てるだけだった。(爆)



でもニューmacが使えるようになるまでの時間はかなりのストレスで、自分のせいなのに日に日に親友に八つ当たりするようになり、せっかちなわたくしにはつらく長い時間でした。(親友はもっとつらかったはず)




もう10年くらい続いているこのブログは自分のその時の気持ちの記録として書いているので、「こんなに大変だったんだよ(親友が)」を未来のわたくしに伝えるために書こうと思います。






さて、アップルのサポート兄さんに「iPhotoのデータ移行ができない」と太鼓判を押され、翌日もっともっと詳しくサポートしてくださるという「スペシャリスト」の方からお電話をいただきました。



今度は20代後半とおぼしき姉さんです。



女性になったことで ややテンションはダウンしましたが、めちゃくちゃ丁寧な方で、また言われるままに「幸せの赤い矢印」にサポートされ、旧macとニューmacの交差を交互にすることに。



旧macは画面共有ができないため、わたくしが画面が切り替わるたびに内容をそのまま電話口で読み上げて、姉さんの指示に従います。



わたくしが 旧macのパスワードを忘れるという初心者でもあり得ないミスをしたために、操作は難航。



より時間がかかり、10年使ってて初めて開けたウィンドウも多数ありました。



どんどん深くまで進んでゆき、データ移行を試みましたが、さんざんやった後で

「やっぱり外付けハードディスクがないと移行できない」

といわれ、またしても絶望。




ぐったりしながら「どんなハードディスクを買えばよいか?」を教えてもらい、この日は終了。



この時点で数人の貴公子様に何度も電話して質問したり、泣き言を言っていたので、「なるべく迷惑かけちゃいけない、買い物くらい自分でやらなくちゃ」とその日のうちにヨドバシへ。




ハードディスク売り場に行き、店員さんにメモを見せると、

「スミマセン、、。10、4環境のハードディスクはウチには置いておりません」

だと。(ガーン)



古くなるのは本体だけでなく、それにまつわるモノすべてが古くなる、というのを この日に知りました。



わたくしは涙目で「どうしたら手に入るんでしょう?」とすがると、「中古で手に入れるしかないですねぇ、、」。




ハードディスクがどんなモノかも知らなかったし、買うのも今回が初めてのわたくしに、どこをどう探せばいいというのですかっ?(ヤケクソ)




買い物は買わぬまま5分で終了。


すっかりやる気をなくしてこの日は終わりました。






翌日、写真データを確認しておこうと旧macの写真を開くと、

「データがありません」の表示が。



何回ためしても「ないよ」の表示。



ここ数日で何度も絶望を味わったわたくし、ここでドン底のズンドコに落ちました。




写真がない。



ないったらない。





「昨日サポートされながらパスワードを書き換えたりしたけど、それで消えちゃったのか、、?」

「移すはずのデータそのものがないってどうゆうこと?」


みるみる顔が青ざめて、スーーッと血の気が引いてゆくのを感じました。




写真データの内容は半分が娘たちの写真、もう半分はオークション用に撮った商品の写真でした。



商品は手元にあるので 消えたとしてもまた根性で500枚撮り直せばいいのですが、娘の写真はどうしようもない。



幼稚園くらいからの写真をプリントアウトするのが面倒でほっといたままだったのです。




娘たちは今では高校生と中学生になってしまい、わたくしがベタベタするもの嫌がるようになり(当たり前か)ろくにかまってくれなくなりましたが、写真の頃は可愛かった。




満面の笑顔、くだらないポーズを進んでカメラの前でやってくれた娘たち。




その貴重な写真がすべてパアに。





この日は本当に落ち込んでしまって、悲しくなり、また親友に電話で泣き言を言いました。




しばらくしてデータがなくなった旨をサポートの姉さんに報告すると、

「大丈夫です。なくなってはいません。移動してしまっただけです。」とのこと。




指示に従い調べてみると、ありました!




iPhotoから別のフォルダに移っていました。

なんでそうなったかはわかりませんが、とにかく無事だったので熱くお礼を言い、中古ハードディスクの件も伝えました。




ハードディスクがないと進まないので、この日は終了。




ここまででそうとう疲れたわたくし、もう何もする気にならず、親友のmacの貴公子様の中でも とりわけパソコンに詳しい貴公子様に連絡。


この貴公子様は パソコンを他人に教えるのが仕事なので 最強の助っ人なのですが、家が遠い+説明が専門的すぎてわからないという理由で「最後の手段」としていた貴公子様です。




電話でお願いする時、進むどころが退行してるんじゃないかというイライラが爆発し、


「もうだめだ」「あなたしかいない」「早く来てくれ」

と、まったく状況の説明になってないまま ゴリ押しで頼んだと記憶しております。






最強の貴公子様が来てくれるまでの間、消えてなかった娘たちの写真を1枚1枚見て涙。



「この頃は(大好き!)って言うと(わたしも♡)って答えてくれたなぁ、、」

「いつ失敗して消えるかわからないから心に焼き付けておこう」


と目頭を熱くしていました。





夕方、最強貴公子様登場。


着くなり「やったらすぐ帰る」と念押しされました。(おい!)




どうやら飲み屋で「貴公子の会」がすでに始まっているようで、早くそっちの舞踏会に行きたいようです。




貴公子様はわたくしの旧macとニューmacを交互に操作し、ものの10分で移動完了。



アップルのスペシャリストさんでさえできなかったことを 軽々とやってのけました。





あれだけやってできなかったし、もう娘たちの写真にさよならもして諦めていたので、こんなにスッと終わって呆然です。





終わったとたんに貴公子様はコートをとり「じゃ!」とすばやく逃げようとしたところを捕まえ、メールや写真の操作の細かい部分を質問攻め。



ついでに娘たちが乱入してきて関係ないスマホのことまで質問攻め。(親子だわ~)





舞踏会会場から「まだやってんの?」とメールがきたところで やっと最強貴公子様を手ばなして帰してあげました。






貴公子様が逃げた後、わたくしは「スペシャリストさんと貴公子様は どちらがmacに詳しいのか?」を考えていました。




電話+共有画面サポートをもってしても、こっちがあまりにもバカだとダメってことなんですかねぇ。


サポートの姉さんは「10.4環境が古くてマニュアルがない」ようなことを言っていたので、いくらスペシャリストさんでも限界があるのかも。




最強貴公子様の自宅のパソコン環境がわたくしのと似ていたこともあるかもしれませんが、やはり直に操作するほうがわかる、ということなのかもしれません。




わたくしが この死闘の数日間で学んだことは、


「なんかあったら友達に来てもらうのが一番早い」


ということです。(爆)





このブログを読んだ貴公子様たちは 今後二度とわたくしからの電話に出てくれないような気がしますが、そう言わずに また10年後にお願いいたします。






おかげさまで、このブログは 無事ニューmacで書いています。




貴公子様、アップルサポートの皆様、姉さん、ありがとうございました。






~完~












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