望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

最小単位最大量の軌跡

2018-04-13 19:57:25 | 望郷クリームソーダ
徳島県 旧宍喰町の中谷

「最小単位最大量の軌跡」

山里の一日 
朝から夕方まで日射しは山の上 
冬ごもりのような日々鶯はツガイの絆を確かめるように最小単位最大量で囀ずる

垣根に赤い花 最大値で赤々
最小単位最大量の慈しみで咲く
(そこに最小単位の家の灯りはある)
垣根の赤い花
山を明々と染め上げるとき
無感覚の時だけを刻む山となす

山奥の最小単位の人里
西の夕焼けに映える
西から東へ雲は流され
西から東へ人は上っていく

夫婦で過ごす最小単位でのささやかな日々も山の奥へ
いたわり愛は最大量軌跡となっていく






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