望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

サラバとさらせ

2020-12-17 21:46:12 | 燦々創成期

サラバとさらせ

北西季節風に突きあげたい
粗い傷から血しぶき噴き上がる寸前へ幾ばくよ
蠅叩き 尻を叩かれて
痛いほど腫れ上がる日々

夜空に星一つ見えない
星の涙より朝露の滴
待ち望むのは朝に残る月
青空に命の尽きない月を欲している

季節風よ さらせ吹きさらせ 風にうごめく生き物へ吹き荒れろ サラバと吹きさらせ