
取り残されたように係留されたヨット 小椋圭「めまい」の歌詞 「時は私にめまいだけを残してゆく だから暮れなずむ海の夕凪よ いかりをほどいていく舟の心とどめて」
夏本番 真っ只中 我が胸を切ない風が吹き抜けた
「夢見鳥の夢路」
ここふく風どこへ行く風 大山小山こえて小川のすみずみまで風は鳴く
緑の梢に羽を休めた夢見鳥
風に残した足跡を懐かしむほど寂しく
年を重ねるほど人恋しい行く手
風のほさき 無限にひろがる行方
風のほさき 完結も結末もない行方
この世界は非情という鳥籠
夢見鳥 夢見のままに逃げはしない
夢見鳥 夢路を果敢に飛ぶ
