消費税率引き上げ法案を国会で成立させるんであれば、なんでもありという民主党の動きです。野田首相と谷垣自民党総裁の極秘会談、岡田大臣(副総理)と自民党幹部との極秘会談が報じられています。消費税率引き上げの国民の意思、過半数の賛成とはなっていません。当然のことです。多くの国民は生活苦に苦しんでいます。失業率は高止まり、若年労働者の失業は社会問題化しています。非正規労働の拡大で所得は減少し、貯蓄は減少しています。その中で、国家財政が苦しいので、増税させてほしいとの勝手な提起が簡単に受け入れられるはずがありません。
民主党は消費税率を引き上げないといって衆議院選挙を行い、小選挙区制も手伝って、相対的な多数議席を獲得しただけです。その点では全国民を拘束するような消費税率引き上げ、TPP交渉参加、年金制度の変更など、国民に信を問うべき政策課題を野田政権が勝手に提案、法制化することこそが問題です。
同時に、国民が自民党政治から民主党に政権交代の期待をしたことは事実です。その期待とは、自民党政治との決別、変化でした。ところが、鳩山、菅、野田政権と3代目になって「自民党より自民党的」「自民党との大連立」とはなにわか言わんやです。国民から民主党への支持は「消費税率引き上げ、TPP交渉参加、年金制度の変更」を了承しての支持ではありません。野田氏は民主党大会で「消費税率引き上げ」を主張して民主党党首になったので正当な政策と主張しています。論理のすり替えを行っています。その結果、国民からのごうごうたる非難、批判のなかで民主党議員からさえも「消費税率引き上げ反対、TPP交渉参加反対」の声が公然と上がっています。
その打開策が「民主党と自民党の大連立」とは本当にいい加減で、ふざけた政治家です。民主党幹部からもこのような「民主党と自民党の大連立」は政治的にありえない。おかしいと声が上がっています。当たり前です。
<大連立「たぶん不可能」>
藤村修官房長官は19日午前の記者会見で、大連立の可能性について「具体的なテーマで与野党が協議して合意を得るのは大事だが、大連立は政界再編の話で、全然次元が違う。そんなことはたぶん不可能だと思う」と否定的な見解を示した。野田佳彦首相は昨夏の民主党代表選の直前まで大連立の必要性に言及していたが、藤村長官は「首相は政界再編を志向しているのか」との質問に「そんな印象はない」と述べた。
民主党は消費税率を引き上げないといって衆議院選挙を行い、小選挙区制も手伝って、相対的な多数議席を獲得しただけです。その点では全国民を拘束するような消費税率引き上げ、TPP交渉参加、年金制度の変更など、国民に信を問うべき政策課題を野田政権が勝手に提案、法制化することこそが問題です。
同時に、国民が自民党政治から民主党に政権交代の期待をしたことは事実です。その期待とは、自民党政治との決別、変化でした。ところが、鳩山、菅、野田政権と3代目になって「自民党より自民党的」「自民党との大連立」とはなにわか言わんやです。国民から民主党への支持は「消費税率引き上げ、TPP交渉参加、年金制度の変更」を了承しての支持ではありません。野田氏は民主党大会で「消費税率引き上げ」を主張して民主党党首になったので正当な政策と主張しています。論理のすり替えを行っています。その結果、国民からのごうごうたる非難、批判のなかで民主党議員からさえも「消費税率引き上げ反対、TPP交渉参加反対」の声が公然と上がっています。
その打開策が「民主党と自民党の大連立」とは本当にいい加減で、ふざけた政治家です。民主党幹部からもこのような「民主党と自民党の大連立」は政治的にありえない。おかしいと声が上がっています。当たり前です。
<大連立「たぶん不可能」>
藤村修官房長官は19日午前の記者会見で、大連立の可能性について「具体的なテーマで与野党が協議して合意を得るのは大事だが、大連立は政界再編の話で、全然次元が違う。そんなことはたぶん不可能だと思う」と否定的な見解を示した。野田佳彦首相は昨夏の民主党代表選の直前まで大連立の必要性に言及していたが、藤村長官は「首相は政界再編を志向しているのか」との質問に「そんな印象はない」と述べた。