昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

2018-10-21 20:41:03 | 俳句

3か月余りブログにご無沙汰だった。
かーたんが手術をして、それ以来なので随分とご心配をかけた読者の方も多いのではと思う。
オカブ自身も公私ともバタバタしており、もちろんかーたんのケアもありでとてもブログには手が付かなかった。
これからぼちぼち更新していこうと思う。
結果は、かーたんの卵巣がんは大腸がんからの転移で、来週から抗がん剤治療を開始する予定である。
副作用等が心配だが、かーたん本人は現在は普通に仕事もして日常生活を送っている。
重ねて、ご心配をおかけした方々にはお詫び申し上げる。
さて、家の猫の額のような庭には柿の木が一本ある。
この柿は、思い出したように突然の年に実をつけるへんてこりんな柿だ。
今年は実がなったので、収穫物をパチリと。
オカブは柿を食うのはあまり好きではない。
風雅に欠けると思われるかもしれないが、どうも美味いとは思わない。
食わないことはないが、好んで食うことはない。
俳味を嗜む身としては、大いに恥ずべきであろうか?

あきなへる柿の来し方想ひけり   素閑

払暁の梢に朱し残り柿   素閑

小童が枝柿抱え村の道   素閑

おおひなる柿の主なり屋敷街   素閑

母好む柿の実一つ贖ひぬ   素閑

遠き路歩みて一座柿の実や   素閑

硝子戸の脇の古柿触る小枝   素閑

今日も暮れ柿に託すや端ののぞみ   素閑

柿なりて庭はひそひそ荒れにけり   素閑



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