そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

黒猫の母子

2023-01-11 03:23:27 | 家族ができました
スタッフIさんから連絡が入りました。
年明けの3日のことです。

ご実家の高齢のご両親が、具合が悪くてたどりついた母子猫に
餌をあげてしまっていたことに気づき
すぐに手術を考えてくれました。





幸いなことに年始のお休みがあるので、その間に捕まえたい
ということでした。
いつもの生活がはじまってしまうと、捕獲したり病院に搬入したりは大変です。
かと言って、高齢者がサクサクと動けるものではありません。

具合の悪い猫を気の毒に思ってご飯をあげてしまうことそのものは
優しさからです。
問題はそのままだと繁殖してしまうことや、いったん餌付けしても
自分が高齢では最後まで外で管理することは難しいということです。

娘さん夫婦が気がついてくれたのは、新年早々のお年玉ですね。

翌日さっそく捕獲器を仕掛けて2匹とも捕まえました。
4日でも手術を引き受けてくださる先生がいらして助かりました。

で5日の夜に報告が・・・。
にゃんと!
80代のお父さんとお母さん
家で飼うと言い出したそうです。

子猫の方はかなり近くまで来ていたようなので、
たぶんすぐに慣れると思うのですが
ママはなかなか手ごわそうです。

やめるように、リリースするようにと説得してみたものの
親御さんは頑固で決意は固かったそうで・・・。

猫たちにとって、家に入れて飼育してもらえれば
それに越したことはないのですが、
不慣れな猫となると、万が一お世話していて怪我をすることもあります。
脱走される心配もあります。
あわててご両親が転んでしまったら元も子もありません。

いろいろなパターンを想定して話をしてみても
家に入れる決意は揺るがず・・・だったそうです。

最終的には、ご自分たちが引き受ける覚悟を決めて
一件落着となったそうです。
ご両親にあきれるスタッフIさんでしたが・・・。

実はこのIさん、

当時、ひとりの相談者としてわたしのところに来てくれましたが
もしどうしても慣れないなら、無理せずリリースしてくださいとね
と説明したことを思い出しました。

ふふ、おんなじじゃん(* ´艸`)クスクス

血は争えないと言うか・・・
関わった猫に対しての愛情というか、責任の取り方というか
親子なんですね。

時間はかかるかもしれませんが、猫の母子も
少しづつ家猫としての生活になじんでくれたらいいですね。

縁起のいい黒猫です。
厄落としの猫とも言われて佳き縁や運を呼び込みますから
ご両親にもきっとたくさんの福をもたらしてくれますね。

頑固さに疲れながらも、見捨てることをしなかった親御さんを
きっと誇らしく感じていたんではないかなと思います。
愛情深い、似た者親子でしたね。

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