昨日のこと
昨日はあまりに疲れすぎて、考えることもたくさんあって
記事を書くこともできずにいた
もとはと言えば、わたしは体調不良で・・・
膀胱炎を起こし病院に行くつもりでいたのだ
一昨日の真夜中、寝苦しさも手伝って早起きの形になってしまった
朝方というには早すぎる時間だけどチビのママさんにメールして
ランチに誘った
忙しい彼女だけど、時間的な折り合いがつけばOKとのことだった
もし、来られるならお目当てのお店は保健所の近くだし
乗り合わせできるし、待ち合わせ場所は保健所ということに
それがよかったのか悪かったのかはわからないけれど
病院で診察も終わり、いざ待ち合わせたその場所へ急いだ
チビのママさんの用事も無事に済んでいた
当然と言えば当然なんだけど
わたしたちは収容施設の中が気になってしかたなくなっていた
はじめは見ないで行きすぎたいというのが本音だった
でも、扉が開いていて、協働事業のメンバーのTさんが
収容されている犬や猫のお世話をしてるのが見えて
そうなったら、もうどんな猫がいるか気になって尋ねてしまった
迷い犬にまじって、成猫がじっとうずくまるように収容箱に入れられていた
具合がよくないのは一目でわかった
『たぶん、今週末までもつかもたないかわからないよ』
そんな風に言われたけど・・・
処分にまわされたらたまらないし、こんな狭い箱で逝かせるなんて
やっぱりそれもたまらない
何もできないけど、せめてだったら家の中で・・・
そう考えて引き取りを申し出た
チビのママさんもかかった費用は半分だすよって言ってくれた
この子を連れてきた職員のYさんに確認事項もあるということで
とりあえずランチタイムを優先させた
今にして思えば、わたしはこの時間さえも身勝手だった気がしている
しかも、午後は眼科の予約などもあり
引き出しが決まったにもかかわらず、わたしはすぐにこの子を
病院に連れて行かなかった
用事を済ませやっとこの子をキャリィに入れてもらい
獣医さんに向かったのは、もう4時半近い時間だった
このみすぼらしく汚れきった猫ちゃんは
運転席の後ろの座席の下で、小さく何度か鳴いていた
『今ね、診てもらうから、もうすぐね』
そう言って車を走らせていた
そのときのわたしときたら、死期が迫っているとは言っても
まさかまさかそこまで早いとは思えずに
本当に危機感が足りなかったと後悔している
先生にお願いしてキャリィから出したけれど
ひどい、ひどすぎる悪臭
汚れ方も半端じゃなくて、とりあえず洗い流してみないと
どこがどう悪いのかもわからないということで
先生とふたりでこの子をお湯で洗った
お湯をかけたら、毛が皮膚にはりついて
この子がどれだけ痩せてみじめな日々を過ごしていたのかが
むき出しになった
この浜松市で、これほどみじめな猫がいたのかと思うほどだった
年取って病気になったりすれば、だんだん痩せてくるけれど
この子は、もうどれほどの長い時間
何も口にできなかったんだろう
と同時に、この子の体についたおびただしい数ののみが
お湯をかけたことで動き回るのがわかった
お湯をかけない首から上の部分にみんな上がってきて
本当にぞっとする光景だった
しかも、何度も何度もお湯をかけても、たらいにつけても
この子の体からは茶色の汚れが出てきた
のみのせいで貧血をおこし、痒くてももう体からのみをはらうことも
できずにいた
この上ないストレスだっただろうに・・・
体を乾かしてる間も、先生が点滴したり栄養剤を入れてる間も
わたしはこの子の頭を撫でながら、のみ退治を続けていた
ときどき、半がわきの体にドライヤーもかけて温めたりもした
先生がAD缶のにおいをかがせたり、強制給仕してみたけれど
もうまったく受け付ける様子はなく
わたしはと言えば
こんなときはどうすればいいんだか、オロオロするばかり
そんなとき、一瞬先生にお客様が来てその場を離れてしまった
そのわずかな間に、わたしの眼の前で、ビク、ビクって体をけいれんさせて・・・
それがこの子の最後の動きになってしまった
先生が戻ってきて聴診器で心臓が動いてないことを確認してくれた
急に、涙がこぼれてしまった
なんで生まれてきたんだろう
こんな姿で、どうして誰も助けてやらないんだろう
死にかけて、はじめて保健所に連絡して、引き取ってもらうのって
なんかへんじゃないの
その前に人としてやれることがあっただろうに・・・
よくわからないけど
この子にあやまるしかない気がした
人間が上で偉いのなら、下のもんには優しくするなり
ちゃんとするのが上に立つ者の務めだと思う
もちろん、もっと早く、いっこくも早く引き出して手当しなかった自分も含め
この子に詫びなければならないと思った
馬鹿な人間ばっかのところに置いておくのが忍びなくて
神様が早く迎えに来たんだと思う
看取るつもりで連れてきたんだけど・・・
この子の姿を見たら、そうじゃない、そうじゃないって気がしてきた
助けるつもりで連れてこようとしないから
自分の中の危機感が欠けちゃうんだ
この子の無念さは計り知れず
こんな形で朽ちていいはずもない
きれいにしてのみを取ってあげただけで終わってしまった
まだ、乳歯の残る若い猫だった
1歳になっていなかっただろうな
迎えに行ったとき、この子は飼育放棄ではなく
家の中(庭)にいたと通報をもらって負傷動物として
保健所の職員の方が連れてきたと聞いた
負傷動物なら・・・助からないと判断したときは
獣医の先生の元で、安楽死をさせてもらえないものかと思う
麻酔をうって見送ってあげてほしい
負傷動物を見かけたときの考え方なんだけど
ガスで処分では・・・安楽死とは言わないし
ちょっとここの部分は検討してもらいたいと思っている
いずれにしても、心がえぐりとられるような出来事だった
一生忘れないし、この子みたいな子を絶対に増やしてはいけないと思う
それこそが、人が人でいるためでもあるように思えてしまう
そして、今の時期にちなんでこの子はチャンプル君と命名
楽しくて栄養満点のお名前にした
今度は、どこに行ってもおなかいっぱい食べられるように
ごめんね、チャンプル君
ほんとに、ごめん
昨日はあまりに疲れすぎて、考えることもたくさんあって
記事を書くこともできずにいた
もとはと言えば、わたしは体調不良で・・・
膀胱炎を起こし病院に行くつもりでいたのだ
一昨日の真夜中、寝苦しさも手伝って早起きの形になってしまった
朝方というには早すぎる時間だけどチビのママさんにメールして
ランチに誘った
忙しい彼女だけど、時間的な折り合いがつけばOKとのことだった
もし、来られるならお目当てのお店は保健所の近くだし
乗り合わせできるし、待ち合わせ場所は保健所ということに
それがよかったのか悪かったのかはわからないけれど
病院で診察も終わり、いざ待ち合わせたその場所へ急いだ
チビのママさんの用事も無事に済んでいた
当然と言えば当然なんだけど
わたしたちは収容施設の中が気になってしかたなくなっていた
はじめは見ないで行きすぎたいというのが本音だった
でも、扉が開いていて、協働事業のメンバーのTさんが
収容されている犬や猫のお世話をしてるのが見えて
そうなったら、もうどんな猫がいるか気になって尋ねてしまった
迷い犬にまじって、成猫がじっとうずくまるように収容箱に入れられていた
具合がよくないのは一目でわかった
『たぶん、今週末までもつかもたないかわからないよ』
そんな風に言われたけど・・・
処分にまわされたらたまらないし、こんな狭い箱で逝かせるなんて
やっぱりそれもたまらない
何もできないけど、せめてだったら家の中で・・・
そう考えて引き取りを申し出た
チビのママさんもかかった費用は半分だすよって言ってくれた
この子を連れてきた職員のYさんに確認事項もあるということで
とりあえずランチタイムを優先させた
今にして思えば、わたしはこの時間さえも身勝手だった気がしている
しかも、午後は眼科の予約などもあり
引き出しが決まったにもかかわらず、わたしはすぐにこの子を
病院に連れて行かなかった
用事を済ませやっとこの子をキャリィに入れてもらい
獣医さんに向かったのは、もう4時半近い時間だった
このみすぼらしく汚れきった猫ちゃんは
運転席の後ろの座席の下で、小さく何度か鳴いていた
『今ね、診てもらうから、もうすぐね』
そう言って車を走らせていた
そのときのわたしときたら、死期が迫っているとは言っても
まさかまさかそこまで早いとは思えずに
本当に危機感が足りなかったと後悔している
先生にお願いしてキャリィから出したけれど
ひどい、ひどすぎる悪臭
汚れ方も半端じゃなくて、とりあえず洗い流してみないと
どこがどう悪いのかもわからないということで
先生とふたりでこの子をお湯で洗った
お湯をかけたら、毛が皮膚にはりついて
この子がどれだけ痩せてみじめな日々を過ごしていたのかが
むき出しになった
この浜松市で、これほどみじめな猫がいたのかと思うほどだった
年取って病気になったりすれば、だんだん痩せてくるけれど
この子は、もうどれほどの長い時間
何も口にできなかったんだろう
と同時に、この子の体についたおびただしい数ののみが
お湯をかけたことで動き回るのがわかった
お湯をかけない首から上の部分にみんな上がってきて
本当にぞっとする光景だった
しかも、何度も何度もお湯をかけても、たらいにつけても
この子の体からは茶色の汚れが出てきた
のみのせいで貧血をおこし、痒くてももう体からのみをはらうことも
できずにいた
この上ないストレスだっただろうに・・・
体を乾かしてる間も、先生が点滴したり栄養剤を入れてる間も
わたしはこの子の頭を撫でながら、のみ退治を続けていた
ときどき、半がわきの体にドライヤーもかけて温めたりもした
先生がAD缶のにおいをかがせたり、強制給仕してみたけれど
もうまったく受け付ける様子はなく
わたしはと言えば
こんなときはどうすればいいんだか、オロオロするばかり
そんなとき、一瞬先生にお客様が来てその場を離れてしまった
そのわずかな間に、わたしの眼の前で、ビク、ビクって体をけいれんさせて・・・
それがこの子の最後の動きになってしまった
先生が戻ってきて聴診器で心臓が動いてないことを確認してくれた
急に、涙がこぼれてしまった
なんで生まれてきたんだろう
こんな姿で、どうして誰も助けてやらないんだろう
死にかけて、はじめて保健所に連絡して、引き取ってもらうのって
なんかへんじゃないの
その前に人としてやれることがあっただろうに・・・
よくわからないけど
この子にあやまるしかない気がした
人間が上で偉いのなら、下のもんには優しくするなり
ちゃんとするのが上に立つ者の務めだと思う
もちろん、もっと早く、いっこくも早く引き出して手当しなかった自分も含め
この子に詫びなければならないと思った
馬鹿な人間ばっかのところに置いておくのが忍びなくて
神様が早く迎えに来たんだと思う
看取るつもりで連れてきたんだけど・・・
この子の姿を見たら、そうじゃない、そうじゃないって気がしてきた
助けるつもりで連れてこようとしないから
自分の中の危機感が欠けちゃうんだ
この子の無念さは計り知れず
こんな形で朽ちていいはずもない
きれいにしてのみを取ってあげただけで終わってしまった
まだ、乳歯の残る若い猫だった
1歳になっていなかっただろうな
迎えに行ったとき、この子は飼育放棄ではなく
家の中(庭)にいたと通報をもらって負傷動物として
保健所の職員の方が連れてきたと聞いた
負傷動物なら・・・助からないと判断したときは
獣医の先生の元で、安楽死をさせてもらえないものかと思う
麻酔をうって見送ってあげてほしい
負傷動物を見かけたときの考え方なんだけど
ガスで処分では・・・安楽死とは言わないし
ちょっとここの部分は検討してもらいたいと思っている
いずれにしても、心がえぐりとられるような出来事だった
一生忘れないし、この子みたいな子を絶対に増やしてはいけないと思う
それこそが、人が人でいるためでもあるように思えてしまう
そして、今の時期にちなんでこの子はチャンプル君と命名
楽しくて栄養満点のお名前にした
今度は、どこに行ってもおなかいっぱい食べられるように
ごめんね、チャンプル君
ほんとに、ごめん
病院で手当してもらって栄養をもらえばって思ってた
しばらく入院すれば、何とかなるかもって・・
だから、仕事を優先させてしまった
過ぎてしまったことは後戻りできないけれど
あの時、すぐに先生に診てもらったら良かったと・・
もうそろそろ、手当ても終わりどんな状態なのか聞けるなあって思って電話した直前にあの子が息を引き取ったなんて!
まるで、あの子が電話をかけさせたようでした
あれから、何でなのかな、どうして、こんなになるまで
誰にも手を差し伸べられなかったんだろう、と
自問自答しています
最後に名前をもらったのね
良い名前です。
この子の死を無駄にしたくないです
ここまでひどい状態になるまで誰も何もしないのは、やっぱり人間のおごりかもしれません。
きっと他にも知らないだけで悲惨な目に遭ってる子はたくさんいるんでしょうね
やはり、こんな亡くなり方をするくらいなら、増やさない努力をしていくしか方法はないと思います。
身近にいる猫は、増やさないよう避妊去勢をするのが当たり前の世の中になってほしいです。
でも、それしかできませんでした。
きれいに洗ったあとのチャンプル君は、純粋な眼をした可愛い茶トラの猫君でした。
こういう写真を見たくない方も大勢いると思います。
でも、あえて見てもらわなければ、こんな風に亡くなっていったチャンプル君の死がそれこそ無駄になってしまいます。
まずは知ってもらいたいです。
飼い猫だったのか迷い猫だったかはわかりませんが、ご飯を食べられないということはこうなるということ、
最後までめんどうみられないなら飼わないでほしいこと、餌をあげてるなら不妊手術して最後までめんどうみること
みなさんにも是非いっしょに考えてもらいたいと思います。
かつて、ネコの手さんが保健所に収容されてる犬たちの写真をブログ上公開したとき、その勇気に感動しましたが、それがきっかけで多くの命が助かるようになりました。
真実を公開することは、本当に重たくて、残酷で痛みをともなうものだと・・・わかるようになってきたこの頃です。
確かにチャンプルくんの死は、神様がそう思って連れて行ってしまってのことかも知れません
でも、その瞬間をそらまめさんやチビのママさんに立ち合わせたのも
神様のお考えだったのではないでしょうか
お二人がチャンプルくんに出会って、こうして載せてくださったから、
多くの人がチャンプル君のことを知る機会を得たのでは…と思います
一人ぼっちで逝くのは忍びないよ。
せめても、そらまめさんに看取られて逝っただけでも、この子には幸せだったかも・・・。
いつになったら、こういう事が終わりを告げてくれるのだろう?
本当に、そう思ってしまいます。
神様を見たことはないけれど、ひと言も物言わず、しずかに怒っているのだと思います。
私が学生だった頃、脱腸した生まれて間もなちいちゃなちいちゃな子猫が道に落ちていました。
ほんと、居たと言うよりは、落ちていたという感じ。
死んでいるのだとさえ思いました。
英語の試験を受けないことにして、動物病院へ行こうと思い、その子を自転車のかごにそっと乗せようとしたとき、「あらまあ、かわいそうに。死んでるの?」と話しかけてきたおばさんが。
「何のんきなこと言ってるんですか」と、睨みつけ言い放ってしまいました。おばさんだけでなく、その他何人か通り過ぎましたが、私は悔しくて悔しくて・・・。
涙を溜めて、動物病院へ。
幸い、とてもとてもいい先生でしたが、数日後、その子は空に昇っていってしまいました。
助かるには小さすぎたし、夏の炎天下、体力を消耗しきっていました。
あの子にも、名前つけてあげればよかったな・・・。
人という生き物に生まれた私ですが、人を嫌いになりそうです。
でも、希望を捨てるわけにはいきません、よね。
私にも、何かできることを。
やり続けていきたい。
この子が何かしたのでしょうか。
そらまめさん、辛かったですね。哀しかったですね。。。
でも、そらまめさんに看取られてよかった・・・。
チャンプル君の様な子が1匹でも減るように努力します。
週末にこんなことが起きているとは…
チャンプル君に携わった一人として責任を感じています。
何にもできなかったなぁ…
そらまめさんには今起こっている現実(事実)を正確に伝えていただくことを依頼させていただき
そしてコメントしていただいている皆さんの感じている事を受け止め、今後に活かさせてください。
よろしくお願いします。
わたしは彼をさすりながら思ったのは・・・
どれほど無念だったかということ
瀕死の彼は、最後まで怖かったと思います
言葉が通じたら、少しは心穏やかだったかもって思うんですけど、情けないもんです
本当は、こんなにひどい状態になる前にチャンプル君を知ってたというか見かけてた人に、いえ飼ってたかも知れない人に、この最後の姿を見せて聞いてみたいことがたくさん、たくさんあるんですが・・・
そういう人たちは、何も思わないか言い訳するだけ、ですね