そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

言葉が通じない

2024-04-05 23:11:02 | そらまめのひとりごと
父が救急に搬送されて、このままなら1か月は生きられないと診断され
あのときから1年半が過ぎました。
当時92歳でしたから、人工透析をするのも様々なリスクがあり
それでもそれをしないと死んでしまうという分かれ道。
透析をすることで回復し、おかげさまで命を長らえているわけです。

ただ、そのときはこれからはすべてに感謝して生きると
たしかに誓った????ような気もする父ですが
1日おきの透析治療がつらくもあり、不自由でもあり
身体もどんどん老いていくわけですから、わがまま発言は
日々加速していきます。

父のそばに寄り添ってる母も、我慢ができません。
もし父がいなくなったら精神的にも
かなりなダメージだろうと思うのです。
わたしから見ると、そういう時代だったからしかたないのかもしれませんが
依存して生きてきたわけです。
でも今となっては、父のわがままに反撃して
まるで幼児の喧嘩状態です。

これだけよく言葉が出てくるものだと、ある意味感心しますが
聞いているこちらの方が、どど~んと疲れてしまいます。

穏やかに過ごさせてあげたいし、何ができるかなと考えた時期もありましたが
今は、好きにやらせるしかないかなとあきらめの境地です。
何か途中で言ってみたところで、
わたしの声は耳には入っていきません笑

猫の相談をしてくる方の中にも、高齢の両親と同じように
自分のことしか言ってこない方も大勢います。
自分側の主張だけでは物事がうまくいくはずないのですが・・・。
なかなか理解してもらえず。
同じ国に生まれても言葉が通じないと、もどかしい時もあります。

それでも、そこに存在する猫たちのこれからが
少しでもよりよい方に進んでほしくて、あの手この手
アプローチの方法を駆使して、がんばっています。

言いたいことをすべて吐き出したら、
うまくいくこともうまくいかなくなるし
結果、猫にとっては悲しいことになるだろうと
多くの言葉を飲み込みます。

人と人とのつながりは
慣れない猫を慣らしたり、100グラムに満たない仔猫を育てるよりも
ずっとずっと難しいときもあるものです。

自分自身の器のいびつさにも、ときどきため息ついちゃいます。

コメント
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