朝晩、ずいぶん寒いと感じるようになりましたが
この時期に生まれる子や、数週間前に生まれた子たちは
ぼやぼやしているとすぐに命を落としてしまいます。
そのくらい小さな猫にとっては気温が重要です。
安全で恵まれた家の中でさえ、室温管理には要注意です。
助けたいかどうか、相談者のみなさんにかかっていますから
ぜひ迷わずに、助けるなら助けきることを選んでもらいたいと思います。
保護してから、どうしようと悩むことがあっても、
実際手元にさえいればなんとかなるものだと思います。
病気なら獣医さんに行けばいいし、飼育の仕方がわからないなら
周囲に聞いてがんばればいいだけのことです。
もちろんそうして大きくしていくには、手間もお金もかかります。
でもあのときのあの子どうしたかなと、ずっと後悔するくらいなら
がんばった方がいいと思います。
いずれにしても、秋子の相談は減ってきています。
みなさんの目に留まる前に結論が出ているのかもしれませんね。
昨日、がんばりたいと言ってきたおばあちゃんの子猫たち。
さっそく会に来ましたが、案の定ひどく風邪をひいています。
とりあえず、ノミダニを落として目薬。
あたたかくして栄養価の高い物をあげて様子をみることにしました。
600グラム前後の子猫たち。
9月初めに生まれておばあちゃんちの庭のどこかでがんばってきたようです。
縁あってたどり着けた子たちとそうでない子。
子猫たちの明暗を分けるのは、いったい何なんだろうかといつも思います。
さてさて、子猫はともかくとして
猫が好きで増やしたおばあちゃん宅。
お庭がすごいことになっているようですが、何としても
現状以上の数にしないように短期決戦で手術が必要です。
わたしたちは、捕獲のアドバイスや手伝いはできますが
相談者さんのがんばりと、あとは手術を受けて下さる先生方の
受け入れ状況も大きな鍵となります。
繁殖制限をかけていくためには、いろいろな立場から協力していかないと
うまくはいきません。
猫たちの繁殖能力・・・人間が太刀打ちできない世界かもしれません。
と、言ってもあきらめるわけにもいきませんから
伝えていくしかないわけです。
間もなく、野良猫との共生推進協議会にいただいた予算も
今年度分が無くなるのではと心配しています。
昨年度は9月末で打ち切りになりましたから。
自己負担の金額が少なくてすむ今のうちに、
頑張れる方はぜひがんばってほしいと思います。
そして、手術後もご飯のあげ方、糞尿の問題など
きっちりと理解してもらわないといけないことが待っています。
そこまでしっかりとお話ししていこうと思います。