熱気でムンムン

昨日の譲渡会は大盛況で、はじめから終わりまで、人の数が途切れることがありませんでした。


エアコンの温度を上げたり下げたり調整しながら、開催時間内を乗り切りました。


人間に合わせると猫には寒く、猫に合わせると人間には暑く・・・。


いったいどうしたらいいものやら、悩ましい季節です。


自宅に預かりっこのいるスタッフさんたちとも、設定温度どうしてる～？みたいな話で盛り上がりました。


仕事に行ってる時間内、みんなやっぱり温度管理が悩みどころみたいです。


わが家も、ワクチン接種後微妙に温度設定を間違えたのか、ちょっと涙目になってしまって焦りました。


さてさて、いらしてくださった方が多かったのですが


実際サクサクと決めていかれた方は、人数のわりにはという感じでした。


頭数があまりに多くて、かえって決めかねてしまったみたいです。


適度な頭数の方が、かえって決めやすいのかもしれませんね。


また、ご家族でも意見が分かれてまとまらない・・・みたいな雰囲気もありました。


こちらからお断りさせていただいたのは、良いご家族ですが


現在飼っている先住猫を、中外自由に出入りさせていらっしゃるというケースです。


今度迎える子は室内のみで育てますとおっしゃっても、現状飼っている猫が外に行ってしまうのでは


やはりいずれはついて外に出ていくと想定できます。


飼い方を直していくのは、かなり難しいですし


猫は外に出すものだと思っていらっしゃるご家族の考えを、すぐに変えることはかなり厳しいと思うのです。


しかもご年配の方がいっしょに暮らしていれば、なおさらのことです。


可愛がってくださるという気持ちに嘘はないと思いますが、飼い方の心配なケースは


お断りさせてもらうしかありません。


また、絶対に不妊手術をしていただくことに同意できない方も、会からは猫をお渡しすることはできません。


新たな子猫を産ませるためにお譲りするつもりはまったくないし、


その部分を曲げることなど到底できようはずはありません。


昔ながらの飼い方を・・・どうしても変えられない方ってやっぱりいらっしゃるんだなぁと


毎回のお話の中で感じます。


でも、猫さえ譲れればいいという会ではないので・・・。


猫の安全も、そして飼い主さんの身にふりかかるトラブルも、室内のみで飼うことで防げることが多いし


手術をすることで互いに良い関係で暮らしていけるのですから


そこを守ってくださる方に、譲渡の話を進めさせてもらっています。


昔ながらの飼い方を続ける方がまだまだいらっしゃることも、各地域で猫問題などという


猫が問題を起こしているというイメージの単語が生まれてしまったのではないかと思っている私です。


きちんとした飼い方さえできれば、猫は癒しであり愛すべき家族になるわけです。


飼い方のいい加減な飼い主のせいで、気の毒な猫が増えていたり嫌われる猫が存在するとしたら


人間の側が迷惑にならない飼い方をしていかなければならないと思うのです。


などなど・・・昨日の譲渡会ではいろんなことを感じました。


暑い時期、猫と暮らすことに躊躇しそうな時期ですが


まぁ、なんとかなるさで頑張ろうと思っています。


振り返っても、猫のこと以外でも何とかならなかったことなど一度もなく


思った通りにはいかずとも、それなりやってこれました。


本当に数えたらびっくりするほどの猫たちがいますが、きっとみんな幸せな家が見つかって


幸せに暮らしていけると思います。


昨日、以前会で譲渡した子の里親さんがいらしてくださって、また次の子をと


連れて帰ってくださったお宅が２軒もありました。


先週もそうですし、先々週もです。


いつもホームページを見て下さっていて、どこかのタイミングで次の子を迎えてくださって、


そういうことも本当に嬉しいです。


輪が広がっていくみたいで、みなさまに感謝です。