三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「中村園太夫座定期公演」その6

2020-01-26 21:26:17 | 日記
「中村園太夫座定期公演」その6
~中村園太夫座~ ②

 最後の演目は「壷坂観音霊験記沢市内の段・沢市山の段」と続き、この演目だけで1時間を費やすことになる。この演目についてもこれまでの練習風景でご紹介してきたので割愛したい。
 今日の定期公演には150名ほどがご来場していただいたと聞いた。来年はもっと多くの人に観てもらい楽しんでもらいたいと思っているが、残念ながら座員が5名程度不足していて大きな外題を披露することが難しくなっている。最後の舞台あいさつの中で、座長から座員募集の案内があったのもそのためだ。
 写真は、他に男がいるのかと沢市に嫌疑をかけられ血相を変えて抗議するお里。演じ手の情熱がお里の顔の表情に乗り移っている、素晴らしい出来栄えだと思う。



「中村園太夫座定期公演」その5

2020-01-26 21:07:17 | 日記
「中村園太夫座定期公演」その5
~中村園太夫座~ ①

 中村園太夫座の最初の演目は、傾城阿波の鳴門・順礼歌の段の後編ともいうべき十郎兵衛内の段。この辺のところは、これまでの練習風景をご紹介してきたので割愛したい。
 写真は、お鶴の持っている小判に目がくらみ力づくで小判を奪い取ろうとする十郎兵衛、この後娘のお鶴は死んでしまう。舞台の袖からカメラに収めた。



「中村園太夫座定期公演」その4

2020-01-26 20:51:53 | 日記
「中村園太夫座定期公演」その4
~新野中学校民芸部~ ③

 人形浄瑠璃は一体の人形を3人で遣うので、傾城阿波の鳴門・順礼歌の段ではお弓とお鶴の二体だから6人必要になる。しかし、6人部員が揃えば順礼歌の段がスムーズに上演できるかと言えばそうではない。浄瑠璃の進行に合わせて小道具を出し入れする裏方が別に必要であり、この裏方なくしては上手に外題を演じることなど無理な話である。
 小道具は出し入れするタイミングが重要だから、担当者は演目の筋書きをちゃんと頭に入れておき間違うことがあってはならないのだ。その重要な役目を、写真のジャージ姿の部員さんは立派に務めていた。
 大いに褒めてあげたい、ひたむきな努力に敬意を表してこの写真をアップさせてもらう。



「中村園太夫座定期公演」その3

2020-01-26 19:31:08 | 日記
「中村園太夫座定期公演」その3
~新野中学校民芸部~ ②

 新野中学校民芸部には大きな特色がある。それは、部員が語りと三味線を受け持っていることだ。数年前から始まった取り組みだが、年度によって部員の数も変動することから増減があり、今年は語りと三味線がそれぞれ2名という構成であった。
 プロと同じ出来栄えを望むのは厳しいが、中学生の純朴な語りや三味線には心打つものがあり決して下手の一言では片づけられない。この素晴らしい語りと三味線を是非聞いて欲しいものだ。聞きたいと思った人は、DVDをリクエストしてもらいたい。


「中村園太夫座定期公演」その2

2020-01-26 18:54:51 | 日記
「中村園太夫座定期公演」その2
~新野中学校民芸部~ ①

 2番目に登場したのは常連の新野中学校民芸部、演目はお馴染みの「傾城阿波の鳴門・順礼歌の段」だが、中学生なので部員の入れ替えが定期的にあることから、毎年どこか違っているように感じる。
 今回は私の孫娘がお鶴の足を受け持つというので、最初から最後まで念入りに鑑賞した。演目に対する理解度が深まったのか、今年の上演は見ごたえがあり、しんみりとさせる素晴らしい出来栄えであったと思う。