「令和2年阿南市成人式」～桑野地区の巻～

「令和2年阿南市成人式」
　～桑野地区の巻～

　今回の成人式を迎えられた阿南市総数は821人で、我が桑野地区はその内の27人であった。確か、男性が11人、女性が16人であったと記憶している。
　成人式終了後、各公民館単位に分かれて記念撮影を行うのが恒例で、桑野地区でもこのような感じでカメラに収まった。
　昼からは雨もやみ、晴れ着姿の新成人の明るい笑顔と笑い声が会場である阿南市スポーツ総合センターにこだました。

「令和2年阿南市成人式」

「令和2年阿南市成人式」
　～もし、私が祝辞を述べるとしたら～

　本日、ここに成人式を迎えられた皆さん、誠におめでとうございます。今日というこの日は、皆さんと共にこの20年の人生を歩んでこられたご両親やご家族にとってもおめでたい一日となりました。それぞれの20年の歩みに深く敬意を表する次第であります。
　さて、若い新成人の皆さんはそれぞれに夢を抱き、その実現に向かって人生の歩みを進めていることと思います。自分の夢を実現する、自分の夢に向かって進んでいく、そういう人生を歩める人はとても幸せだと思います。
　しかし、全ての人が自分の夢を実現することは難しく、様々な理由で夢を諦めざるを得ないこともあるのが現実です。その中には、大きな自然災害に遭遇して夢を見ることさえ出来なくなる事態に直面することもあるはずです。
　では、夢破れた人は人生の敗者なのでしょうか、私はそうは思いません。しかし、夢破れ挫折することがあっても立ち上がろうとしない人は人生の勝者にはなりえません。何度夢破れてもその夢を胸に秘め、自分の置かれた現実から逃げることなく、自分の置かれた場所で自分という花を咲かそうとする人こそが人生の勝者と呼ぶにふさわしいと私は思います。
　どうか、一度や二度の挫折で人生を諦めないでください。その度に立ち上がり、前を向いて一歩一歩進んでいこうではありませんか。新成人の皆さんには「時間」という宝物が誰の手にもあります。「時間」は、何度でもやり直すチャンスを与えてくれます。また、「時間」は忘れることを許してくれます。
　人生山あり谷あり、何度でもやり直して何度でも生まれ変わり、最後には自分という花を咲かせる人生を送られることを心から願い、私の新成人の皆さんに送る祝辞といたします。

　令和2年1月12日

（写真は、式典前のオープニングセレモニーの様子です。）