アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツ手記・水曜日 他

2009-04-29 19:53:41 | 競馬
せっかくの休みなので笠松に行ってきた。
今日はオグリキャップ記念が行われた。
かつてG2だったレースも今や地元限定のSP1だが、
それなりにメンバーも揃っていたと思う。
その中に、アンカツ中央入りのきっかけを作ったマヤノグレイシーがいた。
この馬は今は愛知にいる。もう10歳になっている。
アンカツが中央入りして早7年目なわけだから、
当然そんな歳なんだけど、やはり年月の早さを感じるねえ。
頑張って欲しいなあと思いながらヒモに入れた。

頭軸はもちろんクインオブクイン。
笠松の数少ない全国区の馬だ。
ただ、昨年まで交流重賞を頻繁に走ってた頃の走りしか知らない人は、
今のこの馬の走りを見たらびっくりするだろう。
びっくりを超えて、もしかしたら寒気がするかもしれないw
口で言ってもあんまり伝わらないだろうから、
地方競馬のサイトでご覧になってください。

で、順当にウインニングウインドとビッグクラウンもヒモに入れて、
あまりにありきたりな3連単を6点買ってレースを見ていた。
でかいのが当たりました。グレイシーが超頑張って2着に来た。
というか、グレイシーの頭馬券なんか1円も持ってなかったので、
1頭だけ凄い勢いでまくってきた時はめちゃくちゃ焦ったw
クインが底力を見せて勝ったが、グレイシーも頑張りました。
まだまだ健在だ。嬉しいねえ。





アンカツ手記・火曜日------------------------------------------

今週は、古馬にとって最高のタイトルと言われる春の天皇賞です。
僕は関東の5歳牡馬ジャガーメイルで参戦します。
先週の木曜日に美浦トレセンまで遠征して、1週前追い切りに跨ってきました。
収穫はありましたから、詳しくは明日書きます。

今日は、先週の回顧をします。
メーン、アンタレスSは、サトノコクオーに乗り13着に終わりました。
もう少しやれるのではと思いましたが、天候と馬場状態に泣かされました。
雨で砂が締まってレコードが出るほどの競馬になったのが誤算。
乾いて力を要する馬場なら、あんなことはなかったはずです。
土曜日(25日)の3勝は、それぞれ先につながる勝利でした。
5レースのアドマイヤショットは、
530キロの大型馬の初戦ということで手探りでしたが、完勝でした。
返し馬から豪快な走りを見せ、それを実戦でも見事に発揮してくれました。
将来が楽しみ。
7レースのトランセンドは、
1800mのダート戦を1分49秒7という芝並みのタイムで走破。
ダートで連勝しましたが、フットワークからは芝でも問題ありません。
中距離戦でもまれない競馬ができればかなり活躍できると確信します。
さらにメルボルンTで接線勝ちしたホワイトピルグリムは、
決して巧くない不良馬場をこなして頑張ってくれました。
相手なりに走る最大の長所が生きました。
こんなタイプだからオープンに昇級しても、
もまれ込むうちに通用してくると期待しています。

このように競馬はうまくいかなかったり、
思った以上に走ってくれたりの繰り返し。
ジャガーメイルは、休養明けの分、下馬評はそれほどでもありませんが、
力量差はないと思っています。では明日。

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コクオーについてはもう振り返ることはないか。

勝ち上がった3頭はどれも高評価。
アドマイヤショットはパドックから馬っけを出しており、
この地点ではまったく集中していなかったわけだけども、
アンカツによれば、返し馬から豪快だった、ということだから、
初めての競馬だというのに、これからレースだってことをよく理解出来ていて、
つまり、オンとオフがしっかりしているということだろうか。
アンカツの大好きな大型の馬である。
これからG1戦線を賑わせてくれるものだと期待している。

トランセンドはとにかく強かった。
馬場がおかしかったことはあるけれど、
1頭独走でかなり余裕を残した走りだったので、
時計通りというか、時計以上の評価をして良いと思う。
初戦では、馬場が悪かったものの芝で走っているし、
OPの芝でもある程度は走れるだろうと思う。
まあ、駄目なら駄目ですぐに砂に戻れば良い話。
砂において、力勝負と、異常な高速決着をこなしたし、
これからダート界を背負っていける馬だと思う。

ホワイトピルグリムは思った以上の走りだった。
これまではちょっとジリっぽいところがある感じだったが、
今回はすっきりと抜け出してくれた。
3、4番手でも競馬をする事が出来る馬だが、
安定感の面でも、爆発力の面でも、
中団の8番手くらいから競馬を進めたほうが良いようだ。

ピルグリムの次は金鯱賞とのこと。
ちなみにペガサスも同レースに出走するということである。
どちらに乗るのかな。まずはそこに注目。
俺の予想としては、どちらに乗るという選択にはならず、
どちらかがエプソムCに向かうことになるだろう。


ついでにフローラSの感想。
何もなかったね。相当な低レベル戦だった。
ディアジーナがあまりにも楽なレースをしすぎていたので、
この馬がもう3馬身分くらい強いものだと考えて、
上手くいけばジェルミナルを食うくらいはあるかもしれないけど。
本番は桜花賞の上位3頭の1点で良いんじゃないかな。
後は最終調教で普通に動くかどうかを確認するだけ。
3連単で1点買いすることをほとんど決めた。
アンカツがこの世代で初めて「敵」と認識した馬レッドディザイア。
直線の半ばからこの馬との一騎打ちになることだろう。
まあ、これまで長い距離を意識して積み重ねてきた経験を、
しっかりと発揮してもらえば問題なく勝てるだろう。




アンカツ手記・水曜日------------------------------------------

先週の木曜日、天皇賞でコンビを組む関東馬ジャガーメイルの
1週前追いきりに騎乗しました。
美浦トレセンのポリトラックコースで、
4戦1勝の僚馬リヴザルトを3馬身後ろから追いかけ、ゴールでは同着。
6ハロン79秒7、ラストが13秒2と上々のタイムで駆けました。

相手も素質のある外国産馬なので、
かなり後方から追走して追いついたのは褒められます。
乗った感じは、最初からビューンと加速する馬ではありません。
一言で表すと馬力型。
しっかりとした脚捌きで、走りに安定感がありました。

性格はおっとりしており、とても大人しい。
無駄なことはせず、動作にはメリハリがあります。
そんな性質だから、稽古ではどうも力を出し切らないようです。
追った後の息の入りが早く、本気で走れば凄い時計が出るかも。
なかなか奥が深い魅力的な馬と感じました。

前走の香港ヴァーズの後、軽度の裂蹄を発症して、
ドバイ遠征を断念した経緯があります。
これもまたがった感触からは全く違和感がなく、
馬のコンディションは何も心配ありません。
29日の追いきりで、それなりの内容を残せれば万全と見て良いでしょう。

ただ3200mを走り抜く春の盾を勝ち抜くのは、
並大抵のことではありません。
ジャガーメイルと共に、天皇賞で最高の結果を出すためにはどうしたら良いか。
チャンスは十分あると思っているので、
明日はレースへの見通しなどを書いて締めます

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先週の木曜、わざわざジャガーに乗りに美浦まで行ったアンカツ。
目一杯に追ったわけではないが、上々の時計でフィニッシュした。
このときの感触で、力を出していないと感じたとのことだが、
これはまさに正解で、後述する今日の追いきりの時計は非常に速い。
調教で騎手が乗ると馬に気合が入るというのは常識だが、
これはまさにアンカツが乗って戦闘モードに入ったのかもしれないね。
良い仕上がりで本番となりそうだ。

馬の性格についての感想は、
長距離を走るために必要なことを全て揃えているような感じ。
アンカツが手に入れた感触が正しければ、
長距離を走るために生まれてきたような馬だ。
日曜に書いたとおりに、こういう臨戦態勢で勝った馬は不在で、
休み明けで3200mというのは大変なことであるが、
とりあえずこの馬自身の適性としては、
春天という条件は向いていそうなので楽しみ。
後は相手関係だからね。


ジャガーメイル 追いきり万全
石橋脩が騎乗して最終追いきり。
本人は66秒くらいだと思って乗っていたら、
実際には63秒台でびっくりしていたそうだ。
ちょっとずれすぎなのがどうかとは思うけどもw
騎乗者が思っているよりも時計が出るというのは、
走る馬の特徴なので、それは好意的に受け止めたい。
調教は調教であって、1円にもなりはしないので、
例えばこの間の大阪杯のマツリダゴッホみたいに、
暴走してやりすぎるとろくな事がないのは明らかだが、
折り合ってるけれども自然と時計が出て、
追いきり後も落ち着いているなら文句なし。
ダイワメジャーがそんな馬だった。

アンカツが書いている通り、
今年はドバイSCを目指していたのだが回避。
今回は裂蹄明けになるんだけども、
調教を見る限りは問題点は感じない。
休み明けで動けないというタイプには見えない。
かといっていきなり全力というわけにはいかないだろうけど、
9割以上には仕上がっているんじゃないかな。

実際にアルナスラインとスクリーンヒーローと互角に戦っているので、
相手関係について気にすることは何もない。
アサクサキングスなんかはスカーレットであしらっていた馬だし、
アルナスラインはアドマイヤモナークで遊んであげたこともある。
アンカツ的に、強いと思う相手は1頭もいないはずだ。
さて、ジャガーメイルがついてきてくれるか。
たとえここが駄目でも将来が暗いわけじゃないけれど、
これから競馬界を背負っていく可能性がある馬なので、
初めてのコンビを楽しみにしている。



バアゼルリバーも良い動き
DWでキタサンアミーゴとの併せ馬。
85.4-69.4-54.2-40.0-11.8
いつも通りの終い重点でしっかりと伸びきった。
2頭揃って青葉賞への遠征となるが、
どちらも仕上げ良好という感じだ。

スタートが不安定なのは今に始まったことではなく、
とりあえず少しは慣れていてくれればそれで良い。
ゲートについては、五分に出たら儲けものくらいの気持ち。
どのみち爆発的な脚を生かす馬だから、
遅れたなら遅れたで問題はないしね。
ここはダービーへ向けて権利を取らないといけないレースだが、
今回程度のメンバーに負けるなら本番でもあまり楽しみはない。
人気のアプレザンと同じような位置からのレースになりそうだが、
外から豪快にねじ伏せて欲しいところだ、
勝って本番へ向かおう。



ザサンデーフサイチ 調教だけは相変わらず凄い
アンカツが騎乗してDWでモンテクリスエスとの併せ馬。
こちらが先行して途中から併走、最後はこちらが少し突き放した。
モンテクリスエスといえば、アンカツもかなり苦労した馬だが、
(昨年の今頃は、菊花賞の頃には・・・と散々書いたが、
 ちょっと遅れて年が明けてようやく本格化したね)
調教ではめちゃくちゃ動く馬だったことは誰もが承知のところ。
同期で格上のブラックシェルを相手にしないくらい動く馬だった。
それは今も別に変わっていないわけなんだけど、
そのモンテクリスエスを最後は圧倒しているw
1000万くらいは大楽勝しても良さそうというのを超えて、
こちらが春天の出走馬ですか?と聞きたくなるような動きだ。
が、現実はなんとも厳しく、レースになるとそれが微塵も出てこない。
2走前はその力の欠片を無理やり引き出した感じだが、
前走は微塵も力を見せないままに終わった。
さあ、アンカツに戻って今度はどうだ。
この調教の動きを見せられると、また期待してしまうわけだが。


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5 コメント

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Unknown (nori)
2009-04-29 20:19:50
笠松、行きました~

クインオブクインは、終始行きたがっていましたね(笑)
それでも勝つのだから、あのメンバーでは抜けていたのでしょう。

ちなみに…

グレイシーは3着候補でした(涙)

でも、頑張ってくれたので良かったです!
返信する
Unknown (たけやん)
2009-04-30 20:53:09
天皇賞は良い枠になりましたね。青葉賞は、是非とも勝って欲しい。しかし、青葉賞優勝馬のダービー優勝がないのが気になるデータやけど、打ち返してもらいたいですね。
返信する
Unknown (sankyo)
2009-04-30 23:16:34
>noriさん
おお、行かれてましたか。
笠松もすっかり過ごしやすくなってしまいました。
駐車場がどんどん減っていくのは寂しい限り・・・。

それはさておきクインオブクイン。
あれは行きたがってるんですかねえw
初めて見たら、絶対に故障してると思うでしょうw
何が不満であんなことになっているのやらw

グレイシーがまくってきたのにはびっくりしました。
この条件で戦えるなら、まだまだ健在ですね。
ここまで来たんですから、13歳、14歳と頑張って欲しいですw


>たけやんさん
京都3200はコーナーまで長いし、さらに距離も長いし、
春天において枠ってのはあんまり関係ないけれど、
何かをすると決めて挑むならば、いちおう功罪はあるわけで、
今回のジャガーにとっては、インを走ってイン差しが出来ますから、
プラスにはなるでしょうね。

青葉のほうについては、
そんなデータはあるけど、それは気にしなくていいでしょう。
まず青葉賞の歴史が浅いこともありますし、
当たり前の話ですけどダービートライアルってのは、
クラシックの本流である皐月賞を外れた馬の戦いなわけですから、
レースレベルは格段に落ちているわけで、
そこから2着馬がいくらか出ているだけで十分じゃないですかね。
新しい歴史はいつか誰かが作るでしょう。
それがバアゼルであることを祈りたいですが、
それはまず青葉を勝ってからの話ですなw
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キャップ記念 (KITKAT)
2009-05-01 06:47:10
遅ればせながら、自分も29日に久々に笠松に行ってきました。最近は電投や弥富で済ます事が多く、笠松に行ったのはキャップが里帰りした05年の同レース以来でした。

ちなみに馬券的にはグレイシーが抜け玉砕でした。グレイシー元気でしたね。

クインオブクインですが、確かに2分46秒0という時計だけを見れば能力的には全盛期は過ぎているのでしょうね。5年前の最後の交流重賞だった時のミツアキタービンで2分41秒0、あの超スローペースだったサンディチェリーの時でさえ2分44秒0でしたからね。(時計は相手なりに変わるかもしれませんが)

ちなみに、このサンディチェリーのトーヨーシアトル、メイショウアムール、テイエムメガトン等の当時のダート一流馬を相手に超スローペースでハナを抑え、2週目向こう正面での出し抜けたレースは私の中ではベストレースの一つです。

確かに抜けるポイントが少ない小回り、JRAの強豪同士の牽制による前残り等の条件はありましたが、当時から前でのブロックは上手かったですね。

今週の天皇賞も長距離レース。京都の長距離では抜群の実績の実績(ここ4年間の2400m以上のレースでの連対率0.421には笑っちゃいました)の勝己騎手ですので、一発を期待したいものです。
返信する
Unknown (sankyo)
2009-05-01 23:49:55
笠松に行かれたのは05以来ですか。
だとすると、かなり変わってしまっていてびっくりされたでしょう。
廃止寸前のところで、全員が頑張ってなんとか踏みとどまっているところです。
俺も今回は少し気合を入れて、5万円投資するつもりで行きました。
何故か倍額の回収に成功してしまいましたがw
この日のグレイシーは本当に元気でした。

レベルはもうどうしようもないでしょうね。
あの当時、おそらく現役最強馬だったはずのタービンとは比べるべくもない。
(もう懐かしいですねえ。タービンがゴールしてすぐに転倒したのは衝撃でした・・・)
サンディチェリーもまた懐かしい名前ですね。
昔を思うと、ハカタビッグワンなんかも思い出します。

まあ、今の馬たちは今の自分に出来る走りをしてくれれば良いと思います。
まあ今回に関しては、クインオブクインが怖すぎて誰も絡めなかったでしょうけどw


アンカツは距離が延びて良い典型的な騎手ですし、
特に「京都の長距離外回り」はアンカツの庭。
一発期待しています。
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